2014年シーズンリーグ戦、最後の90分。


 本日はJ1リーグ最終節。

川崎フロンターレはアウェイでのヴィッセル神戸戦。開幕戦のカードですね。随分遠い昔のようです。シーズン前には、「優勝をかけて、アウェイの神戸に乗り込む最終節になれば良いねぇ」なんて展望を話していたのですが、残念ながら・・・・。天皇杯がないので、泣いても笑っても、これが2014年の川崎フロンターレの集大成となります。

 今週の練習を見る限り、これまた変則的な配置になりそうです。
水曜日の紅白戦がベースになると思うのですが、広島戦の[3-1-4-2]に、アンカーに福森晃斗を入れたように見えたものの、森谷賢太郎のポジションが自由過ぎて配置をよく掴めず。なんか中盤がワシャワシャしてるんすよ・・・ワシャワシャと言われても読んでる方も困ると思いますが、どうやら[3-3-3]システムに森谷賢太郎がフリーマンのような役割で入る、というイメージみたいです。うん、ワシャワシャしてそうでしょ?

 ただこの形、大久保嘉人がすごく手応えを感じていたようで、「ケンタロウ(森谷賢太郎)が自由にやっているし、久々にボールがよく回った。すごい楽やったし、久々に楽しかった。あいつ一人が入るだけで全然違うね。みんながボールを受けたがっていたし、縦にパスを入れて、そこでみんなが絡むというプレーができていた」と饒舌に語っていました。当の森谷賢太郎にも詳しく話を聞きましたが、なかなか大変そう・・・チームの浮沈が彼の判断力にゆだねられそうです。前節は大久保嘉人に見事なアシストを記録してますし、この最終節も期待です。
 

 あとは[3-3-3]の中盤の3人がどれだけ機能するか。
「中盤に人数がいるので、うまくコントロールしながら、攻撃に厚みを出せるように。二列目からの飛び出しがあると、相手もマークしづらい。得点を狙っていきたい」(山本真希)、「変則的ですけど、うまくハマれば高い位置でボールを回せると思います。空いたスペースを狙いつつ、前で自由にやっていければと思っている」(大島僚太)と、この2人がゴール前にどれだけ入っていけるか。
 
 そしてもう一人は、アンカー的な役割を担う福森晃斗。
「前の試合で、イナさん(稲本潤一)が同じポジションで素晴らしいプレーをしていてお手本になった。それをベンチの目の前で観ていましたから」。左サイドバックでの出番がほとんどでしたが、ボランチもできる選手です。ショートパスでの散らしだけではなく、ロングフィードをいかした展開力で中盤の底から組み立てにアクセントをつけてくれると、面白いことになりそうです。

 中村憲剛不在、そしていつになく若い中盤の構成で臨むリーグ最終戦。

 
 そんな2014年最後の90分を、楽しみに見届けたいと思います。

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