波戸康広さんの引退試合取材〜谷川浩司会長からまさかのお言葉。


 土曜日はニッパツ取材に。
マリノスのアンバサダー・波戸康広さんの引退試合でした。快晴で心地よかったー。試合前には将棋親善大使の任命式が行われました。

(左から佐藤和俊五段、広瀬章人七段、野月浩貴七段、森内俊之竜王・名人、谷川浩司日本将棋連盟会長、深浦康市九段、阿久津主税七段、西尾明六段、藤田綾女流初段)。
 棋士が勢揃いする中、谷川浩司会長が挨拶。マイクに近寄るときに観客からの「タニガワー、ガンバレー!」のアツい声援に微笑する谷川会長。
その挨拶の途中で「将棋とサッカーはスポーツとゲームという違いはありますが、戦術の考え方などは意外と共通点も多いです。最近では波戸さんと野月七段の対談も収録されている『将棋でサッカーが面白くなる本』という書籍も出ました
・ ・・・・・えぇぇーーーー!?
谷川会長の口から本の紹介が飛び出るという、まさかのサプライズ。いやー、耳を疑いましたね。嬉し過ぎます。
 任命式後は、波戸さんと谷川会長によるフラッシュインタビューも行われました。「今日は谷川さんの『光速の寄せ』のようなサッカーをしたい!」という意気込む波戸さん。それを聞いて隣で微笑む谷川会長。

※「光速の寄せ」とは、あっという間に相手の玉を詰ましてしまう、終盤のスピード感覚から名付けられた谷川会長の棋風を表現したキャッチフレーズのこと。
 棋士の皆さんは、記者席の近くで観戦されていたので、顔なじみの棋士の方々にご挨拶。広瀬さんはこの日が誕生日だったとのことでした。
 そして、谷川会長にもおそるおそるご挨拶。
さすがに緊張。「将棋でサッカーが面白くなる本」の紹介をしてくれた御礼を伝えると、あの独特の口調で「将棋を広めていただき・・・ありがとうございます」とのお言葉。
・・・・ねぇ、聞いた?将棋界のトップから、このお言葉ですよ!!!ありがたき幸せ。
 森内俊之竜王・名人にもご挨拶させてもらいました。
想像していた通り、物腰が柔らかくて、とても丁寧な方。名人なんだから名刺は持つ必要ないんいじゃないかと勝手に思っていたのですが・笑、「森内と申します」と言って名刺交換していただきました。
 もうねぇ・・・谷川会長と森内竜王・名人との名刺交換してもらうと、それだけで飛車一枚分強くなった気がしましたね。気がした、っていうか強くなったね。夜に指した将棋ウォーズで四段相手に負けたけど。
 試合はとても楽しい引退試合でした。
戦前、波戸さんは「サイドバックだからたぶん点は取れないし、どうやって盛り上げようかな」と不安がっていたのですが、終わってみればまさかの3得点。「リーグ戦357試合で2点しか取ってないのに、今日は3点取りました」と、本人もビックリ。
 得点後には、胴上げされたり、「ハト 12」の人文字パフォーマンスをしてもらったり、波戸さんは本当に愛されてますね。

 棋士の方々も「楽しかったー」と満足してくれたご様子でした。いつも明るく楽しい波戸さん。元フリューゲルスの選手含め、これだけたくさんの選手が駆けつけたのも彼の人徳なのだと思います。
記念グッズにキーホルダーを買いました。

波戸さんの活躍、今後も期待しております!!
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