ジャイキリの最新刊29巻が出ました。
冒頭は、U-22の五輪予選で奮闘する椿の様子から。
椿のことはともかく、記者席の藤澤さんってフリーランスでありながら、椿を追いかけてカタールまで現地取材に行くなんて、めちゃくちゃ凄いんですけど・笑。金銭的に、という意味で。あんまり原稿を抱えて取材してる感じじゃないし、やっぱり金持ちなんだろうか・・・気になる。
メインは浦和戦。
チームにどことなく漂う閉塞感を描いていますが、このテーマ、僕はけっこう好きですね。
やっぱりねぇ、サッカーのチームというのは生き物ですから、そんなに急カーブを描くような強さになったり、毎試合毎試合どんどん成長し続けていくわけではありません。どちらかというと、チーム力が上がったり、下がったりを繰り返しながら、そしてときには停滞期があったりしながら、少しずつ進んでいくものだと思ってます。
そういう変化を踏まえた上で、「でもシーズンが終わりの頃には、以前よりはちゃんと成長していて、ちょっとでもいいから右肩あがりになっているようにしたいよね・・・」と言っていたのは、京都の大木武監督でした。僕はこの言葉、すごく好きですね。
もちろん見ている側が、目に見える結果や成長がすぐに欲しくなるのもわかりますが、本当に大事なものというのは、そんなにインスタントに出来上がったりしないんじゃないかな、とも思ってます。ワインじゃないですけど熟成期間というのは必要で、この浦和戦は、そんな感じのメッセージを受けましたね。
あとサポーター同士が団結するくだりはかなり良いです。ぐっときます。熱いっす。アウェイの浦和戦だからこそ、とも言えますし。
ちなみに鹿島戦で0-4になる展開は、先日、現実のJリーグでも起きたような気がしますが・・・偶然ですよね、はい・笑。
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ジャイキリ・エキストラは「移籍」。今年、フロンターレに移籍してきて素晴らしい活躍をしている山本真希選手のインタビューが載っています。