等々力取材〜守り勝てる力強さ。


 久々の日曜日のデーゲーム。相手は風間監督になってから3試合全敗・柏レイソルでした。試合は大久保選手の2得点もあり、3-1で勝利。試合中に“YOSHI-METER”(ヨシ・メーター)のカウントも「110」になりました。
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 結果としては3-1で勝ったものの、スコアほど楽では試合ではなかったですね。むしろ、かなり苦しい部類の試合だったと思います。試合後のジェシも「個人的には、今年一番難しい試合だった」と言っていました。
 名古屋戦から連勝しているわけですが、この2試合はどちらも決して満足できる内容ではないのは確かだと思います。この柏戦は得点が3点だったものの、シュート数はわずか6本。相手にボールを保持され、それを耐える展開が続いての勝利でした。これをどう評価するかは、意見が分かれるところかもしれません。
 ただシーズン終盤に向けて、こういう勝ちパターンを身につけ始めたともいえます。これまではボールを持ってナンボでしたし、その反面、ボールを保持されると脆さを露呈してしまい、失点数が示すように、なかなか耐えることができませんでした。その意味で今は「守る時間帯はとことん守る」という戦い方もできるようになってきたのかな、と。去年の終盤を思い出すと、最終節のセレッソ大阪戦、そして天皇杯の大宮戦と、守りに入ろうとしても逃げ切ることできませんでしたから。
 今は、ボールを持てば相手には渡さないで攻め続ける。この試合でもチーム全体が連動しながら徹底的につないで、相手に触れさせずにゴール前までスイスイ運んでいった場面もありました。逆にボールを握れないときでも、しっかりと我慢して守りで勝ちきれる。そこでまたチームも一つたくましくなってきたのかなと。
 今週のナビスコ準決勝第2戦が、良い内容よりも「負けない」という結果が求められるのは誰もが感じているはずです。そこに向けた意味でも、名古屋戦と柏戦でこういう勝ち方ができたのは、チームの経験値としても大きかったのではないかと思ってます。
 試合後のちょっとした話。
ミックスゾーンを通るレナトに話を聞こうと、「レナトー」と彼を呼び止めて取材・・・・しようと思ったのですが、通訳のゴンさんが、ジェシのメディア対応に付き添っていたので、少しその場でゴンさんを待つことになりました。
 しばらく、その場でレナトと2人っきりだったので、「足、大丈夫?」と日本語丸出しで聞いたら、はにかみながら「ダイジョーブね」と答えるレナト。「相手のナンバー2、タイトなディフェンスだったね」と聞くと、顔をしかめながらうなづいてくれました・・・意外と通じておりました・笑。
 しかし3点目のあの一撃は凄かったですね。
得点後、その場に倒れ込んだので、もしかしてキャプテン翼みたいに、シュートインパクトに耐え切れず足を痛めてしまったのかとヒヤヒヤしましたが、足をつっただけとのことでした。週末の浦和戦は問題ないとのことです。レナトさん、なにげに浦和キラーですからね。

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