家に帰ったら、ポストに本が届いていました。
「調べてもわからないサッカーのすべて」
サッカーライター・猪狩さんの本です。
サッカーのいろいろなマニアックな面白いデータを検証している内容で、中村憲剛選手と遠藤保仁選手のロングインタビューが掲載されているということで「読みたいなー」と本屋で物色していたのですが、これがなかなか置いてない!
そこで先日、スタジアムで本人会ったときに「猪狩さんの本、売ってないですけどー」と言ったら、「じゃあ、サッカー本・ソムリエのいしかわさんに送りますよ!」とのこと早速、献本していただきました。いや、なんか業界内では思った以上に「サッカー本ソムリエ」として認識されているみたいでビックリしてます。あっざーす!
まだパラパラとしか読んでいないのですが、中村憲剛選手には「ラッキーゴール2年連続1位」というデータについて、遠藤保仁選手には「5本以上パスをつないで決めたゴール数1位」というデータについて、その理由を本人の口から聞いて紐解くことで、彼らのサッカー観が垣間見れましたね。
既存の質問とはまるで違う切り口なので、たぶんインタビューを受けている本人たちも、面白く話していたんじゃないかな、と勝手に想像してしまいます。
「ふぇー、そんなんだ」というよりは「そこに目をつけるか!?」といった感じのデータ本なので、面白いですよ。
調べてもわからないサッカーのすべて/猪狩 真一
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今回は軽い紹介と言うことで。全部読んだら、書評をしっかり書きたいと思います。
サッカー本ソムリエの書くサッカー本が詠みたい人はクリックを。
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三ツ沢取材雑記。
ひさびさの三ツ沢でした。
平日ナイターだと、ちょうど帰宅ラッシュの時間だからなのか、横浜駅からスタジアムまでの道路がけっこう渋滞していて、たどり着くまでエライ時間がかかりますね。今後、行く機会があったら注意せねば。あれは地味にやっかいだ。
さすがにこういう状況だと、試合前、記者控え室で会う顔なじみの記者とかカメラマンには「フロンターレ、どうしちゃったの?」といろいろ声をかけられますね。「イチから説明し始めたら、2時間ぐらいかかりますよ」と答えてましたけど・笑。スカパー!実況を担当したクラッキーこと倉敷さんにも心配されました。
試合は0-4の完敗。
2ヶ月前の日産では、一進一退の攻防の試合展開を演じたのですが、こちらがうまくいかないときは、こうも相手に一方的にやられてしまうものかと。
試合後、ゴールキーパーの杉山選手が泣き崩れそうになりながらロッカーに下がっていく姿が目に焼きついています。エルゴラのプレビューでもコラムを書きましたが、彼は本当にこの試合に賭けていた。その思いはプレーを見ているだけでも、すごく伝わってきました。前半に2失点した後、これ以上は失点するわけにはいかないと、その後はビッグセーブを連発して味方にメッセージを送っていましたから。それでも、うまくいかない。
試合に関して詳しいことは、エルゴラに書きました。さすがに昨日は眠れんかったし、エルゴラの原稿も一向に筆が進まんかったですね。それでも原稿は書かねばなりません。悔しい気持ちとか、絶望感とか、自分の中にいろいろ感じたものもありましたが、そういう要素は一回突き放して、冷静に映像を見直して原稿を書きました。ふぅー。
今日のフロンターレ日記に掲載されていた「フロンターレ×ワンピース」。これ、めっちゃレアじゃないですか。
ワンピースファンの稲本選手もニッコリですね。
ワンピース×フロンターレのコラボ携帯ストラップ(根付け)ホームユニフォームバージョン(背番号12)
種類:ルフィ、チョッパー、ゾロの三種類
販売数量:各3,600個限定
販売価格:570円(税込)
来週の清水戦で販売だそうです。オレもほしいな。
ONE PIECE 1 (ジャンプ・コミックス)/尾田 栄一郎
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実はドラゴンボール世代の人はクリック。
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バルセロナが最強なのは必然である
サッカー本ソムリエ・いしかわごう、現在3冊のサッカー本を並行して読んでるんですよ。
・バルセロナが最強なのは必然である
・欧州サッカー批評
・戦術リストランテ
なかでも「バルセロナが最強なのは必然である」は歯ごたえありますね。
バルセロナが最強なのは必然である グアルディオラが受け継いだ戦術フィロソフィー/オスカル・P・カノ・モレノ
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この本、読んだ人、いますか?
なかなかハードじゃないっすか?
ちょっとばかしバルサに詳しいからと勘違いして読み進めると、「??????」ってなります。例えば第1章からの「バルセロナのフィロソフィーを解明する」のところなんて、まるで国語の難しい評論文を読んでいたような感覚に襲われます。
だって、「現実を体系的に理解する」、「複雑性のパラダイムの思考を取り入れる」とかそんな表現がたくさん出てきますからね。還元論、複雑性に触れていたりするので、それこそ本文の途中で傍線が引っ張ってあって、「傍線の単語と同義語を次の選択肢a~eの中から選びなさい」とか入試問題で出題されてもおかしくないレベルの文章です・笑。
羽中田昌さんが翻訳をしているのですが、一つの単語を訳すために本を一冊読んだり、一行を訳すのに三日間考え込んだりしたそうです。すげぇ大変だったんですな。
とはいえ、第2章のバルセロナのプレーモデルを紐解くあたりになると、図やイラストも豊富なので、だいぶ読みやすくなっている印象です。僕はようやくそこまでたどり着きました。
バルササッカーの機能美を、巷のサッカー解説本とはまったく違う切り口で解明しようとしているので、バルサの凄さを読み取りたい人は、読んでみてもいいかもしれません。ただ、「それなりの覚悟いりまっせ」とアドバイスしておきます・笑。
今回のはただの「読書中」の感想なので、読み終わったらちゃんと書評を更新しようと思ってます。
バルセロナが最強なのは必然である グアルディオラが受け継いだ戦術フィロソフィー/オスカル・P・カノ・モレノ
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「つーか、サッカー本ソムリエって何よ?」って思ってる人はクリック。
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明日はナビスコ。
今日は朝から麻生取材へ。
試合前日はいつも軽めなのですが、それ以上に軽めのトレーニングでした。これだけ負けている状況なので、できれば少しでも練習を欲張りたいところだと思うのですが、そこを我慢して、リラックスゲームやセットプレーなど最小限のメニューで切り上げていました。
ちなみにリラックスゲームでは、ネットも挟んで、チーム対抗のサッカーバレーをしていました。セパタクローのような感じですね。スパイクが決まったときは味方や相手のイジリ合い合戦をしたりしていて(いじられていたのは、だいたい田中雄大選手でしたが・笑)、笑い声も響いていて、明るくいい雰囲気でした。選手にとってもいい気分転換になっていたのではないでしょうか。
練習は9時スタートで10時には全体練習が終了してました。遅れて到着した記者さんは「えっ、もう練習終わっちゃったの?」とビックリしていましたね。今日はすごく暑かったし、このぐらいの加減がよかったりするのかもしれませんね。
明日はリーグ戦ではなくナビスコカップです。
横浜Fマリノス戦はだいたい日産スタジアムなのですが、平日開催のナビスコということもあってニッパツ三ツ沢競技場です。三ツ沢の想い出を聞いてみると、高校選手権でもよく使用されるスタジアムですから、エピソードを持っている選手がけっこう多かったですね。
楠神選手は野洲高時代、三ツ沢で高松商業で対戦したときにゴールを決めたと言っていましたし、小林悠選手は神奈川予選でゴールを決めて、生まれて初めてのヒーローインタビューを受けた場所だと言っていましたね。あと元横浜Fマリノスから移籍してきた田中裕介選手は、プロデビュー戦が三ツ沢だったそうです(調べてみたら06年の天皇杯での出場)。ふぇー、これは意外でしたねぇ。
試合は19:30キックオフです。
明日、楠神選手、小林選手、田中裕介選手のうち誰か1人がゴールすると思う人はクリック。
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明日の読みどころ。
日曜ナイターのゲームはいつも即上げ原稿なんですけど、今日が新聞休刊日ということで、締め切りに追われることなく、試合観戦と取材ができました。
ただ新聞休刊日に伴い、今週のエルゴラ発売は明日火曜日と金曜日の週2回のみの発行。なので、今週のように水曜日にも試合があるときは、明日発売の火曜号に先週末のマッチレポートと水曜号のプレビューを一緒に掲載することになります。僕の場合は、フロンターレ対ヴィッセル戦の試合原稿と、ナビスコのマリノス対フロンターレのプレビューを書き上げるわけですよ。日曜のナイター取材を終えて、家に帰ってきてからね。
ナイター取材を終えて自宅についたら、だいたい日付は変わってるんですけど、そこから録画しておいた試合映像を3時間ぐらいかけて見直します。正直言うと、試合原稿ならば、映像を見直さなくても、取材ノートのメモと選手コメントを照らし合わせれば書けるんですけど、エルゴラの場合は、両チームの採点寸評という作業がありますからね。試合映像をもう一度見直して選手の採点を検証し、微調整するようにしています。
サッカーファンでも代表戦や応援しているクラブの試合を見た後、ブログなどに採点寸評を書いている人がいますけど、何が大変って、普段見慣れていない、相手チームの採点寸評が大変なんですよね。例えばですけど、こないだの日本代表対ウズベキスタン代表戦も、日本選手だったら、「あー、あの選手はよかったな。この選手は目立たなかったな・・」とか記憶をたぐりながらでもできないことはないと思うんですよね。でもね、そこでウズベキスタン選手の採点と寸評もやってみ!めっちゃ難易度あがるから!!ドラクエ3で光の球を使って戦うゾーマと、使わないで戦う闇ゾーマぐらいに難易度違うから!!
そんな採点寸評作業が終わってから、ようやく原稿執筆をするわけですが(だいたい夜中の3時ね)、今回はフロンターレ対ヴィッセルのマッチレポートとフロンターレのコラム、さらに水曜日のナビスコカップのプレビューも扱いが大きくて、プレビューとある選手のコラム、合計4本をお昼までぶっ通し書いたんで、も~うひさびさにマンモスきつかったですわ。まぁ、これでメシ食ってるんで、弱音なんて吐かないっすけどね。
詳しいことは明日のエルゴラを買って読んでもらいたいのですが、神戸戦のマッチコラムでは、負けなしだった6月の好調時と比べて、ピッチ上の何が一体違っているのか、それを考察しています。なかでも2失点目を献上した菊地選手のバックパスは、いまのチーム状態の象徴だったと感じました。そういったピッチ内の背景について触れています。あとナビスコ・マリノス戦のプレビューコラムでは、マリノスからの移籍組ではないのだけど、この試合に思い入れのあるであろう選手について書いてみました。
明日発売のエルゴラッソ、よろしくどうぞー。
せっかくなので、去年発売されたエルゴラの本の宣伝でも・・・エルゴラを作った山田社長が書いてます。エルゴラ誕生秘話、盛りだくさんです。何気に僕も写真で登場してますわ。
「最後」の新聞 ~サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」の成功~ (ワニブックスPLUS新書)/山田 泰
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・・・なんだかんだ言って、すげぇ長くブログ書いちまったぜ。読み応えあったぜって方はポチッとよろしく。
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2011.9.11はK難越えの日だ。
今日はいろいろな意味で節目となる日ですね。
「2001年9月11日」からちょうど10年ですか。
10年前の今日、何をしていたのか。
それを思い出せない人人はいないんじゃないかっていうぐらい、衝撃的な事件が起こりました。当時、僕は大学生でした。大学はまだ夏休みで、場所は忘れましたが、サークルみんなでキャンプしにいく予定だったんですよ。でも関東地方はその日、物凄い台風だったとかで当日にキャンプは中止。ただキャンプ地でバーべキューをやる予定だったので、買い込んでいた冷凍の肉とか野菜とかが大量にあるので、とりあえずそれを焼いて食べようぜってことになり、友達の家でバーバキューパーティーを開催していたのかな。
そんな感じで夜もウィニングイレブン大会をしたりしてワイワイと盛り上がったりいたら、みんなのケータイにその第一報を伝える緊急メールが届く。そこで慌ててチャンネルを変えてテレビ中継をつけたら・・・・という感じでした。本当にあの光景は、テレビ画面を通じて見ていたというのも差し引いても、映画としか思えないような衝撃的な映像だった。10年たっても鮮明に覚えています・・・あれから10年ですか。
そして今年の3月11日から、ちょうど半年がたちました。
半年前の今日、僕はフロンターレの練習場で取材していました(そのときの様子はこちらで)。たぶんこの日のことも、「2001.9.11」と同じように、10年たっても昨日のことのように覚えているのだと思います。
今日は等々力でヴィッセル神戸戦です。
フロンターレにとって2005年9月11日は「K点越え」の日だったそうです。7連敗と言う苦難を乗り越えることができるか。今年の9月11日は、そんなK難越えとなる日にもしたいですね。
いや、K難越えって・・・よく考えたら何もかかってないし!自分のネーミングセンスのなさにビックリだぜ。
勝利祈願にポチッとクリックでも。
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何かを変えようと、○○を変えてみた。
J1リーグは、2週間の中断期間を経て再開です。
今年は震災の影響で、夏の中断期間というのがなかったですからね。そのへんの難しさについて田坂選手にきくと、「試合をやりながら修正していくという感じで、チューニングする時間がなかったですね。今回2週間休めたので、神戸戦は問題ないですよ」とのこと。
「チューニング」というフレーズを出すあたりが田坂選手らしいですが、フロンターレのように少し歯車が噛み合わなくなっていたチームにとっては、週末に公式戦のないウィークが1回はさんだだけでも、選手にとっては切り替えのいいポイントになったようです。
さて再開に向けて、僕も少し装備を整えてきました。
装備と言っても、別に鋼の剣とか旅人の服を買いにいったわけではなく、文房具コーナーに寄っただけですけどね。
願掛けではないですけど、何かを変えようかと思い、取材ノートを買い換えてみました。
これを選ぶ作業は毎回難しく、コンパクトさ、頑丈さ、持ち運びやすさ、手に持ったときのフィット感、そして見た目・・・・理想といえる取材ノートを見つけるために、毎回いろんなタイプのノートを試しています。
練習取材用のノートなら、コンパクトサイズにほうがいいんですが、試合取材も兼ねるノートなので、そううなるとピッチ上のフォーメーションとかゴールシーンの図とかのメモをいっぱい書くので、A4サイズのほうがよかったりするんですよ。だったら2種類持ち歩けばいいんですけど、練習取材中のふとしたときに試合観戦のメモも見返せて便利だったりするので(逆もしかり)、一冊にまとめたい・・・といろいろあるんですわ。このへんの葛藤は、サッカーライターにしかわからないと思いますけど(笑)。
ちなみに前回はiphoneで撮影すれば書面を保存できる「SHOT NOTE」のA4サイズを取材ノートとして抜擢してみたのですが、書き殴るメモが多いし、紙の質も含めて残念ながら取材ノート向きじゃないじゃないんですよね。おまけに8月は連敗が止まなかったので、印象も最悪です(←やつあたり)。
んで・・・いろいろ物色してみたのですが、むしろ「こんなときだからこそ原点に戻ろう」と定番中の定番である「キャンパスノート」にしたっていうね(笑)。
ベタ過ぎですね。
分厚い100枚サイズです。これだとだいたい2ヶ月ぐらいは持ちますね。そして連敗止まるノートにもなりますように。
そしてロフトの手帳コーナーには、来年度版のほぼ日手帳が並んでいました。もう手帳を買い換える時期なのですね・・・・はやっ。
ほぼ日手帳公式ガイドブック2012 どの日も、どの日も、大切な日。/著者不明
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戦術リストランテ購入。
昨日は取材帰りに本屋に寄って、コラソンの最新刊6巻とこの日発売されたばかりの西部さんの「戦術リストランテ」を購入。
「戦術リストランテ」はフットボリスタで連載されていた戦術コーナーを単行本化したものです。レストランのように戦術メニューを料理し、提供してくれています。「戦術と料理ってどういうこと?」と思うかもしれませんが、まえがきにはこんな文章が書いてありました。
「10-11シーズンで圧倒的に強かったバルセロナの攻撃陣は、小さい選手ばかりになっていました。バルセロナは自らの勝ちパターンを突き詰めていった結果、FWとMFが軒並み小型化したのです。自分たちの特徴、武器を先鋭化させていくと、チームがひとつの人格のようになっていきます。人の長所と短所が表裏一体の関係にあるように、チームはまとまればまとまるほど長所短所がはっきりしてきます。
辛い料理が好きな人には、万人向けのカラさでは満足できません。辛いなら、とことん辛いほうがいい。もちろん、辛いだけではなく美味しくなければダメですが、中途半端な辛さでは良くない。しかし、そうすると辛い料理が苦手な人にはまったく食べられない代物になってしまいます。つまり、ウチは本格的に辛い料理で勝負したいと決めた時点で、辛いのが苦手なお客さんを切り捨てる覚悟が必要になってきます。戦術もそれにちょっと似ています。 」
もともとはフットボリスタの人気連載コーナ-ですし、西部さんの本なのでわかりやすくて読みやすいです。今読んでいる「バルセロナが最強なのは必然である」(←これが読み応えあるんだな!!)が読み終わったら、こちらを読み始めようと思っております。
戦術リストランテ/西部謙司
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バルセロナが最強なのは必然である グアルディオラが受け継いだ戦術フィロソフィー/オスカル・P・カノ・モレノ
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