バルセロナ対アルサッドを現地観戦。

 昨日はバルサの試合を現地で観てきました。
・・・・一度サラッと言ってみたかったセリフ・笑。
 麻生での練習取材を終えてから日産へ。
練習は2時から。キックオフは7時半なので、6時前に練習を切り上げて新百合ヶ丘駅の電車に乗れば、7時には新横浜に着けるという算段。相馬監督の囲み取材も出来たし、無事間に合いました。
 しかし、すごい人だかりでした。
新横浜駅ではなく、小机駅から向かったのですが、駅から人だかりが半端ない。バルサのオフィシャルグッズ売り場も大行列。ただ露店は取締りが厳しかったのかな。パチモノのグッズ売りが少なくて残念。公式グッズなんて、いつでも買えるから、むしろ現地から来たおっさんが、手売りしてるアンオフシャルのマフラーとかがけっこう好きだったりします。数年前、レアルとかマンUが夏に日本ツアーにきてましたが、カッコいいマフラーがあったら、わりと買ってました。
 夜の横浜国際競技場に行くのはひさびさ。いい感じでしたね。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 バルサは、決勝を見据えてターンオーバーを敷いてきました。システムは[4-3-3]。
  17.ペドロ    10.メッシ       7.ビジャ
    
   8.イニエスタ            11.チアゴ
           15.ケイタ
22.アビダル  14.マスチェラーノ 5.プジョル 21.アドリアーノ
             1.バルデス
 対するカタールのアルサッド。
[4-4-2]で組み合うのかなと思いきや、サイドにボールを出されると、逆サイドにいるハーフが最終ラインに落ちて、5バックとなって対応。攻撃と守備で、それをうまく使い分けていくのかなと思いきや、まったくボールが取れず、かつ奪っても前線に入らないので、5分が過ぎた頃には、バルサが最終ラインでボールを持った瞬間、潔くリトリートして[5-4-1]になっていた。なので、[5-4-1]で表記。            
              9.ニアン
   14.ハルファン  5.ウェサム 16.タラル   12.ケイタ
3.ペルハジ   13.イブラヒム 4.イ・ジョンス 21.コニ 6.カソラ
              18.モハメド
 試合はアルサッドが自陣で[5-4-1]で守りを固めたため、バルサのハーフコートマッチ。フットボールは、弱いほうがそれなりに策を練り、強いチームをひっくり返すこともあるから面白いのだけど、アルサッドは開始5分で絶対に埋められない差を悟ったようだった。試合は4-0でバルサ。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 試合の見所は「引いた相手をバルサがどう崩すか」でしたね。
横幅68メートルを目一杯使って、5バックの相手を横に広げる。縦も同様。さりげない縦パスで相手を食いつかせて、ダイレクトで後ろに戻す。相手が崩れなくても、この組み立てのやり直しを正確に続けることで、それがジャブのように効いてくる。これが長時間続くと、ボールを取れない相手は戦意が喪失。アタックを仕掛ける前のボール回しの際の周囲の連動性、そしてそのときの最終ラインのプジョルだけではなく、GKバルデスを含めたポジショニングなどを中心に観察していました。
もう勉強として割り切ってみていたので、いろいろ学ばせてもらいましたわ。
 決勝はサントス対バルサ。楽しみですね。
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今日のエルゴラ。

 今日のエルゴラ。
天皇杯のプレビューがどどんと掲載されています。
 川崎F対湘南の扱いも大きいです。
湘南メインではありますが、通常のプレビューに加えて、「脱・ジュニーニョ」に向けたコラムの2本立て。リーグ戦終盤は、ほとんどプレビュー1本だけだったので、ありがたしです・笑。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
プレビューでは、チームの現状を整理しながら、ここ最近の課題となっている「試合の入り方」をポイントに。「脱・ジュニーニョ」のコラムでは、彼の不在が攻撃の組み立てにどんな影響をもたらし、そしてどう補うべきなのか、を選手に取材して考察しています。
よろしくです。... 記事を読む

バルセロナ、登場。

盛り上がってますね。クラブワールドカップ。
なんだかんで試合を見てしまいます。レイソルの試合だけですけど。
 そして今日は、ついにバルサが登場。
横浜国際競技場なので、僕も観戦に行ってきますよ。当初は行く予定はなかったんですけど、ローソンでチケットの追加販売がされてるということで、他にもいろいろ情報を集めていたら、なんとか入手できました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 味気ない印刷ではなく、ちゃんとした仕様のFIFAチケットのやつです。チケット、やたらでかいっす。カテゴリー2なので1万4千円也。安くはないっす。でもサッカーメディアに関わるものの端くれとして、やはり見ておかねばなりません。今のバルセロナは、たぶん「伝説のチーム」として数十年後には語り継がれるはず。そんな生きたレジェンドをナマで勉強できると思えば、安いもんです。2階席ですし、テレビ観戦では把握できない部分をしっかり自分の目で見て、血肉にしてこようと思います。
 それに、いつも記者席から試合を見てばかりなので、あまりそれが当たり前になり過ぎてもいけないですしね。ちゃんとお金を払ってチケットを買って、お客さんとして試合を観るという体験もしておかねばと、普段から思ってます。そして、こういう感覚を大事にするサッカーライターに、僕はなりたいっ(←お前は誰なんだよ)。
 昨日もフロンターレの練習取材に行っていたんですけど、選手に聞くと「明日は観に行きますよ」と話していた何人かいましたね。
 かなり寒くなりそうなので、防寒対策をしっかりしていかねば。
それでは。
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[紹介]レアルとバルサ その背中あわせの歴史 2大クラブを大局的に読み解く 。

12月に入ってからサッカー本の出版ラッシュがハンパないっすね。
本屋にいくたびに、そしてサッカーコーナーの棚に顔を出すたび、面白そうな新刊が積まれていて、手にとってパラパラめくって棚に戻し、そしてサイフとにらめっこする日々が続いております。
もちろん、まとめて数冊買えるぐらいのおこづかいは持ってますよ。
でも、なんとなく「サッカー本は1日1冊!」みたいな風潮ってあるじゃないですか。
高橋名人から「ゲームは1日1時間!」と言われて育った世代としてはね。
どうしたって、それはあるじゃないですか。
いや、知らないですけど。
だから、厳選したいんですよ。
ゆえに「サッカー本は1日1冊!と言いたい。
なんだったら、サッカー本ソムリエ・いしかわごうの名言として語りついでもらってもかまいません。
さて。
そんな出版ラッシュの最中、ありがたいことに、サッカー本ソムリエ・いしかわごうに献本がありました。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
「レアルとバルサ その背中あわせの歴史 2大クラブを大局的に読み解く 」
角川書店から発売された西部謙司さんの新刊です。菊地さん、ありがとうございます。
両クラブにおける戦術的なアプローチの比較ではなく、その辿ってきた歴史を紐解いている内容ですね。
冒頭にモウリーニョとグァルディオラの両者について触れ、そこから創世記から現代まで両者の歴史を語っています。物語として面白いですよね、この2クラブは。これからガツガツと読み進めたいと思います。
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 サッカー本ソムリエ・いしかわごうへの献本は大歓迎です。
書評に関する申し出、問い合わせなどはこちらまでどうぞ。
 go.ishikawa55@gmail.com
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柴崎晃誠選手が選ぶ今季のベストプレー。

 昨日のTBS[スーパーサッカー」。
やべっち同様、こちらもアウォーズ企画でした。題して「俺アウォーズ」。
選手自身に自分の今季のベストプレーを挙げて語ってもらうというもので、だいたいはゴールやアシスト絡みなんですけど、それ以外のプレーを紹介する選手もいて、面白かったですね。
 例えばヤット選手なんかは、今年のセットプレーの守備時には、ヘディングクリアでつなぐことに密かなこだわりを見せていて、地味にツボでした。誰も気づかないよ、そこは・笑。
 ちなみに出演者がみなタキシード姿だったので、Jリーグアウォーズ終わりの収録だった模様。ということで、フロンターレから登場したのは、中村憲剛選手、小林悠選手、そして相馬監督の3人でした。
 ケンゴ選手はガンバ大阪戦でのサヨナラFKを、小林選手はホーム最終節で見せたジュニーニョへのアシストを、それぞれ「俺アウォーズ」に選出。相馬監督は、連敗を止めたアウェイ山形戦を挙げ、試合終了の笛が鳴った瞬間のベンチでホッとした瞬間が紹介されていました。
 めでたし、めでたし・・・・って、いやいやいや、ちょっとちょっと、スパサカさん!
アウォーズに出席していた柴崎晃誠選手も番組に出演させてやってくださいよーー!彼だけスルーされていたので、テレビの前でずっこけそうになってしまったじゃないですか。5月には日本代表にも選出された選手よ?
 とはいえ出演がなかったものは仕方がない。
でも、なんか悔しいので、今日の練習後、コーセイ選手に直接今シーズンのベストプレーを聞いてみました・笑。
柴崎晃誠が選ぶ今季のベストプレー・・・みなさんは何だと思います?
あの試合の絶妙なパスかな?
それとも、あの場面での散らしかな?
いやいや、あそこで見せた味方のための献身的なフリーランニングでしょ?
もしかして、あのゴール??(・・って、1点しか取ってないけど)

「はいはい、あの試合のあれねー」とすぐに相づちが打てるように、今シーズンの柴崎晃誠の全プレーを頭の中で反芻しながら、返答を待っていたんですよ。
んで返って来た言葉は、「うーん・・・ないっす!!」
・・・・ないんかい??該当者ゼロ!?
その場に、ズコーーーーーー!でしたね(※リアクションが80年代ですみません)。
ただ裏を返せば、彼は今年のパフォーマンスに満足していないということでもあります。
その理由もいろいろ聞かせてもらいましたが、ここでは書きません。「じゃあ、天皇杯でべストプレーをよろしく」(←超意訳)と伝えていきました。
天皇杯では、柴崎晃誠選手にとりわけ注目かもしれません。
ではでは。
今季のベストクリックをよろしく。
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今日のエルゴラ~30分でわかるフロンターレ講座」が、できるまで。

 今日のエルゴラでは、18日にスカパー!で第1回が放送される「30分でわかるフロンターレ講座」の紹介コーナーがあります。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 先日の収録舞台裏を”「30分でわかるフロンターレ講座」が、できるまで”と題して、ダイジェスト記事で紹介しております。MC中村選手、伊藤選手、小林選手、楠神選手による掛け合いの見どころを一足早く掲載してますので、雰囲気をお楽しみください。
 面白かったのが、おたよりコーナーでの「プロになるなら大卒と高卒、どっちがよい?」という質問での熱い議論ですね。
 実は4人全員大卒Jリーガー。「だって、高校卒業するときJリーグから誘いなかったもんな・・」とみなで言い出したら、いっせいにクスにだけ「お前、全国取ってるやんけ!!」と厳しいツッコミが・・・。そこからの議論がなかなか熱くて面白かったですよ。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
1ページを使ってトピックをピックアップしているので、18日のオンエアまで待てないぜって方は、今日のエルゴラをチェックして雰囲気を感じてみてください。
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コラソン7巻~ダガーナイフの使い方。

 コラソンの7巻が発売されてました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 日本代表のワールドカップ予選を描いたこの漫画。いよいよ最終イラン戦です。
 試合だけの描写ですので、あっという間に読んでしまいました。試合展開における、FW戌井の使い方の難しさをうまく描いてますね。いわく「ダガーナイフ」。”敵陣では鮮やかに仕事を遂行するが、使い方を間違えれば、味方も傷つけてしまう”。これが最後にどう出るか。
 巻頭のコメントで、『1人ぐらい「ワールドカップのためにサッカーをしてるわけじゃねぇ」とヤツを描きたくて」と、塀内先生が作品について触れていたのもちょっと印象的でした。
 なおコラソンは、来年の2月に8巻&9巻同時発売で完結です。単行本派なので、どういう結末になるかちょっと楽しみ。
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雨のガンバ大阪戦をプレイバック!~安藤選手の名言

 やべっちFCアウォーズでのフリーキック賞に中村憲剛選手(5.29ガンバ大阪戦)が選ばれてました。いわゆる、サヨナラFK弾・ケンゴッソですね。
他の受賞者はJリーグアウォーズの取材で表彰されていたのに、ケンゴ選手だけは出席していたにもかからわず麻生グラウンドで表彰されていたのは謎でしたが。
このゴールは、5月のスカパー!のJリーグ月間ベストゴール賞にも選出されました。
そのときにインタビューさせてもらったわけですが、得点後、何度も右腕でガッツポーズを決めて喜びを表現し過ぎて、次の日、ケンゴ選手は右腕だけ筋肉痛になってたっていうね・・・・まさかのガッツポーズによる筋肉痛・笑。あれから半年以上経っているんですね。
 もう語り尽くされたFKなのでそれは置いておいて、あの試合のそれ以外のことをちょっと思い出してみました。
 あのガンバ戦、実は小林悠選手は今季初スタメンだったんですよ。
いまやすっかりスタメンの一角を担っている彼ですが、この試合がリーグ戦初スタメンでした。普段は緊張をしないタイプらしいのですが、さすがに緊張しまくっていたらしいです。それも朝から・笑。
 どういうことかと聞いてみたら、「なんか、試合前から足がつっていたような気がしたんですよ。試合当日、チームの集合場所に向かって車を運転しているときから、『これはすでに足の筋肉を使ってるじゃないか?もったいない』とか思いながらアクセルを踏んでましたから(笑)」って言ってましたからね。その緊張がモロに出ていたのか、この試合の小林選手は決定機をはずしまくってました。
 最後はケンゴ選手の劇的過ぎるFKで勝つことができたので、ホッと一安心。「本当にケンゴさんに感謝ですよ。もう『ア・リ・ガ・ト・ウ』って口で言っちゃいましたから(笑)」とのことでした。
 ちなみにもう1人。
GKの安藤駿介選手はこれがデビュー戦だったんですね。経験がものを言うポジションだけに、ゴールキーパーのデビュー戦というのは決して簡単なものではないです。少なからず周りも不安があったと思いますが、終わってみれば失点はPKによる1点のみ。若手らしからぬ堂々としたプレーぶりに驚かされたものです。
 ただ終了直前に、キャッチミスからあわやの失点になりかけたプレーもあったんですよね、実は。
普通の若手なら、そこで「あーー」って落ち込むと思うのですが、まるで動揺せずに、そのこぼれ球に詰められたシュートを防ぎ切りました。しかもその後、会心のガッツポーズを取ってましたからね。完全なるミスしても、何食わぬ顔でプレーを続けるその図太さに感心したものです。
しかも試合後に本人は、「ミスをミスと見せないのも実力です」と言い切ってましたからね・・・名言ですな・笑。
なお安藤選手が出場した公式戦5試合は3勝2分の負けなし。五輪代表予選でチームを離脱したことでポジションを譲ってしまいましたが、あのまま出場が続いていたらどうなっていたのかなーとも思いますね。
うーん、懐かしい。
あのガンバ戦の想い出をちと蔵出ししてみました。
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