ジャイキリ25巻から考えるサポーター3年周期説。

 ジャイキリの最新刊25巻が出ました。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 今回は、ETUのコールリーダーである羽田さんの物語。
  読んでいてふと思い出したことがあります。
それは「サポーターは3年サイクルで入れ替わる」という説です。
 もちろん、「はっ、3年?こちとら、もう十数年もサポートしてるわ!」というコアなサポーターもいるとは思いますが、ここで言っているのは、ちょっとしたきっかけでスタジアム観戦に足を運び出した、比較的、ライトなサポーター層のことです。
 例えば高校生ならば、3年で大学生になったり、大学生ならば、(4年間ですが)3年の間で卒業して社会人になり、就職して地元の企業に戻る方もいるかもしれません。社会人ならば、仕事が忙しくなるのもそうですし、3年の間に結婚をしたり子供ができたりするかもしれません。3年をひとつの周期として見た場合に、スタジアムから足が遠ざかる人も出て来やすいということです(ゴローがその典型ですね)。
 もうひとつ、サポートしているクラブ側の変化もあります。
スポーツ界のサイクルの早さは言うまでもありませんよね。4年に一回あるオリンピック。その周期で第一人者の顔ぶれが変わる競技も珍しくありません。サッカー界とて例外ではありません。ワールドカップに出る各国の出場選手を見ればわかります。
 サッカークラブもしかりです。
どんなにうまくいっているクラブでも、監督が退任したり、選手の移籍があったり、サッカースタイルが変わったり、3年の間に、少なからず血の循環が行われます。3年間、選手の移籍や引退、入団がまったくないプロクラブなど聞いた事がありませんよね。
例えば、川崎フロンターレであれば、3年前の2009年は関塚監督のもとACLも含めた4冠のチャレンジをしたシーズンでした。わずか3年前のシーズンですが、なんだかずいぶん昔の事のようにも思えます。つまり、どこであれ、それぐらいの変化がおきるわけで、それに伴い、3年の間でスタジアムに足を運ぶサポーターにも入れ替わりが出て来るという説です。
 つまり、(コアではなく)ライトなサポーターにとっては、自身の環境やクラブ側の変化の影響で、3年という周期で一つの区切りが生まれやすいのでは?という説でした。
今回のETUのゴール裏サポーターの変化を読んでいて、この「サポーター3年周期説」は、なんだか妙にリンクできるものがあったわけですよ。
 そんあことを色々考えさせられる、ジャイキリ25巻でした。
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転んでもただでは起きない精神。

こんばんは。
昨日買ったジャイキリ最新刊25巻の話でもしょうかと思ったのですが、麻生練習取材後、スタッフさんから「ブログネタにどうぞ」と提供をいただきました。
$いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 目の前に置かれたのは、中村憲剛選手が着用してたスパイクです。
$いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
スパイクの右側先端部をよく見ると、鋭利に破けております。
 そう。
これは先日フランス代表戦で開始早々、相手選手に踏まれて破けたスパイクなのです。
 前半のかなり早い時間でスパイクを取り替えに走ってましたからね。
サンドニのピッチ状態が悪かったこともあり、見ているこちらは「あら・・・憲剛選手、スパイク選びに間違えた?」と思ってましたが、まさか破けていたとは・・・僕も憲剛選手のブログを読むまで気づきませんでした。
 本人いわく、「練習でも同じピッチでプレーしているんだから、(スパイク選びを)間違えるわけない。でも仕方ないよね。見てる人も、まさかスパイクが破けていたと思わないだろうから。だから、試合後にブログで違うよとアピールしておいた。この情報は拡散希望・笑」だそうです。
なおこのスパイクは、年末のフロンターレ展で展示されるそうですよ。
さすがはフロンターレ。転んでもただで起きない・・・・憲剛選手のスパイクは、破けてもただでは捨てません・笑。
 もうひとつ代表ネタ。
日本でも話題になったブラジル戦での試合前待機列でのフッキとの会話。帰国後、「どんな会話をしていたの?」と80人ぐらいに聞かれたそうですが、実際にはポルトガル語と日本語を交えながら、ちょっとした世間話をした程度だそうです。
・・・まぁ、試合前ですから、そんなもんですよね。
ただフッキと憲剛選手が親しげに話していると、列の目の前にいたオスカル(チェルシー)が、「・・・・お、お前らがなんで話してるの?」みたいな怪訝そうな表情でこっちを見続けきたらしいです。なので憲剛選手的には、フッキとの世間話よりも「オスカルが、めっちゃ見てるっ!」ということのほうが、ツボにはまったとのことでした・笑。
 ブラジルの印象については、「守るときと点を取るときのメリハリが半端ない。でも(09年の)オランダ遠征のときよりも面白かった」と収穫も多かったみたいです。
帰国後も、練習後の取材の多さは相変わらずですが、今週になってからだいぶ落ち着いてきたようです。連続得点を狙っていただきましょう。
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サッカー審判員フェルティヒ氏の嘆き

 最近読んだ本。
「サッカー審判員フェルティヒ氏の嘆き」
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
ドイツ・ブンデスリーガの審判(かつ保険の外交員である)の独白形式で綴られた小説です。サッカーを審判視点で嘆いている(愚痴っている)内容なのですが、ユーモラスで面白いです。「騙す者、委ねる者、そして線を引く者」という表現が独特ですよね。日本のサッカーに関する話題も最後に出ていました。
詳しくは、昨日発売のエルゴラの「読むサッカー」のコーナーに書評を書かせてもらったので、そこを読んでください。
日本でもサッカー小説というジャンルがもっと増えてくるといいですよね。俺が書こうかな・笑。
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審判関係でオススメはこの2作品です。
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今日のエルゴラ。

今日のエルゴラ。
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 欧州遠征を終えて帰国したばかりの日本代表選手の2人を大きく扱っております。
帰国直後のタイミングでこの2人が同時にピッチに立つというのも、なかなかの巡り合わせです。順位的にはお互いもどかしい位置にいる一戦ですが、サッカーファンの注目度は高いかもしれません。取材に来るメディアも多そうですね。
 今日も麻生取材にいきましたが、今日の前日練習はかなり短時間で終わりました。セットプレー、ミニゲームがテンポよく進んだ印象です。明日の布陣含めて、どうなるかちょっと楽しみです。
 ガンバ大阪と言えば、こんな小ネタが。
登里享平選手は、ガンバ大阪の左サイドバック・藤春選手の小学、中学のクラブで後輩なんですね。2歳後輩にあたるわけですが、小学生時代はクサカSS、中学時代にはEXE’90FCでともにプレーしています。
聞いてみたら、ノボリの兄さんが藤春選手と同級生で、よく知っているとのことでした。ノボリは高校から香川県でしたから、これは意外なつながりですね。
 ガンバ大阪といえば、稲本選手にとっては古巣戦ですね。
残留争いをしている状況ですが、「ガンバはガンバなので」と一言。
さてどんな試合になることやら。... 記事を読む

漫画家の漫画。

最近読んだ漫画。
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「ペンとチョコレート」、「花咲さん」。
 どっちも女性の漫画家が主人公で、編集者とのやりとりを描いた内容です。「バクマン。」やら「まんが道」ぐらいしか読んでませんが、漫画家の漫画って面白いです。
「ペンとチョコレート」は2巻完結、「花咲さん」は1巻が出たばかりです。
ゆるーくオススメしておきます。
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ブラジル戦。

ブラジル戦の話でも。
まさかの(?)2試合連続先発となった憲剛選手については、週末のエルゴラ(ガンバ戦のプレビュー)で少し触れようと思っているので、ここでは書きません。
・・・なんつーか、ブラジルが強かったですね。
日本を主語にどうこうと語りたいのですが、ブラジル「が」強かったです。
 戦前は、組織としての強さよりも、もっと個人の力を前面に出してくるのかな、なんて思っていたんですよ。親善試合でしたし。
 ところがどっこい、現在のセレソンは、組織としても個人としても両方の強さを兼ね備えていました。
 わかりやすかったのがフッキですよね。
Jリーグ時代に見せていた「王様プレー」で日本を蹴散らしてくるのかと思いきや、全然そうじゃない。守備になれば自陣まで戻り、チームのために汗をかき続ける大人の姿にビックリしました。なにせここは選手層が(たぶん)世界で一番厚いであろう代表チームですから。献身的に守備をしないと、フッキですらあっさり「だったら、いらないよ」と言われてしまうんでしょうな。おそるべし、セレソンの選手層。
 あとはブラジルのシステムや戦術うんぬんよりも、局面での個人の技術の高さに舌を巻きました。
縦に入ったときのボールの収め方であったり、トラップする際にボールを取れない場所に置く技術が抜群にうまい。シンプルなことなんですが、この技術が当たり前のように高いので、日本の選手がちゃんと身体を寄せていたり、身体をぶつけていても、ボールが取れないんですよ。ボールを失わない技術の重要性をあらためて認識させてもらいました。
 日本の立ち上がりは良かったですし、フランス戦の反省を生かそうとする姿勢も感じられました。あの最初のチャンスを決めていれば・・・というのはあります。でもそこをきっちり決めてきたところにブラジルとの差だったわけですし、そこから力の差もハッキリと出て来ました。得点後の試合運びも、実に効率のいい戦い方をしていました。うーん、強かったですわ。恐れ入りました。
おまけ。
入場前の待機列でフッキさんを見つけて、会話を交わす中村さん。
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欧州遠征前、「フッキは俺のこと、覚えているのかな?」と若干不安顔だった憲剛選手ですが、この様子を見る限り、海南の牧と豊玉の岸本みたいな「ゴメン、誰だっけ君?」という対応はされてなかったようです・笑。
さて週末は川崎フロンターレ対ガンバ大阪戦です。
中村選手、遠藤選手、今野選手と欧州遠征でスタメンで出てた3人がそろい踏みするというのはすごい巡り合わせな気がします。上位対決ではありませんが、注目を浴びるカードになるといいですね。
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竜王戦。

 今日は竜王戦がありましたね。
渡辺竜王との7番勝負に挑むのは、丸山忠久九段。対局中に熱冷まシートを頭に貼ったり、終局間近にカロリーメイトを食べ始める行動でも有名です・笑。
結果は渡辺竜王の貫禄勝ちです。丸山九段が得意としている角換わりを寄せ付けませんでした。二日目の午後には勝敗が決するなど、内容的にも大差だった印象です。
まずは渡辺竜王が先勝です。
今後はどうなるか・・・・楽しみです。
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将棋といえば、ひらけ駒!の7巻が出てました。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
マイナビ女子オープン・女流棋士の対局の様子を描いております。
壇レイ子対片桐竜子戦。
この漫画ってプロ棋士同士の対局の描写って少なかった気がします。宝の将棋はともかかく、初心者同士の対局をうまく描くところが魅力でしたから。
宝も研修会に入る流れが来てますし、少しずつ本格的な将棋漫画になっていくのかな。今後の宝ママの(将棋的な)立ち位置が気になるところです。
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フランス戦。

 フランス戦を簡単に。
 
後半の終盤は、お互いにメンバー交代も活発にしたいわゆる「親善試合モード」でしたから、香川選手の決勝弾も、CKのマーキングもちょっとあやふやになっていた中でのカウンターでした。それでも敵地で0-0のまま終盤まで粘っていたわけですし、最後まで勝ちにこだわる部分を出した結果でもあります。そこは評価していいのではないでしょうか。
 試合全体に関していると、敵地で真っ向勝負をすると、こういう展開になるのか、と。
予想以上に、押し込まれました。いや、本当に。正直、もうちょっと渡り合えるかな、とは思っていたのですが、これだけ劣勢とは・・・ボールを持った方が、あれだけ速く正確なパスをズバズバ回してくると、守備側(日本)はボールの奪いどころも定められず、防戦一方にならざるを得ません。逆に、風間監督が言っているのはこういうサッカーのことなのかな、とか思って観てしまいましたが。
 そして守備側が必死で頑張れば、簡単にゴールを割られることがないのもサッカーです。日本守備陣はよく我慢し続けてましたし、川島選手のビッグセーブにも助けられました。こういう試合展開を敵地で体験して勝ったという経験は、日本の選手にとって後々必ず活きるのではないかと思います。
 逆にフランス目線でいうと、圧倒的にゲームを支配して決定機も作り続けたのに負けたわけです。フランス国民の反応はよく知りませんが、1点も取れなかったわけで、「決定力不足だ!このサッカースタイルじゃダメだ」と全否定してヒステリックに騒ぐ人もいるのかもしれませんね。そう思うと、面白いですが。
 さて。
守備陣は自信をつけた試合だったと思いますが、攻撃陣はいい打開策が見つけられず、今後の起用を再考せざるを得ない内容でした。
 まず、相手があれだけ分厚い攻撃を仕掛けてきて、後手を踏み続けると、ワントップで起用されたハーフナー選手がもう少し敵陣で時間を作ってくれないと、チームとして苦しいですね。
 アジア相手で押し込んでいる展開では、前線でかなりの脅威を与える武器となるハーフナー選手ですが、このレベルの相手になると、ロングボールに競り勝てない、足元に収まらない、裏の抜け出しもない・・・のでは、彼を最前線に置くメリットは少なくなってしまう。
 憲剛選手はトップ下ではなく、ボランチではなくトップ下起用でした。ハイプレッシャーの相手の前に中盤で思うようにボールを持たせてもらず、持ち味も出せません。後半は、遠藤選手と憲剛選手が中盤の近い位置でボールを動かして、そのパスを香川選手が守備の間で受けて、前を向いて仕掛けるというプレーが出始めたのですが、後半15分で交代となってしまいました。
 あと気になったのは、長谷部選手の試合勘の欠如ですね。
出場機会に恵まれていないことは知ってましたが、実際に試合で観てみると、テンポだったり、ボールに対する反応が鈍く、ちょっと心配になるレベル。このままの状態が続くのならば、細貝選手をファーストチョイスにする決断もありえるかもしないな、と思わされる出来でした。
 次はブラジルですね。楽しみです。
  $いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 前半20分、エリア前で粘って強引にシュートに持ち込むも、オファンス側のファウルを吹かれ、人差し指を振りながら、笑顔で「NO!NO!NO!」と主審に訴える憲剛選手。ジェスチャーも国際モードでした・笑。
 前半の早い時間でスパイクを替える場面があったので、ピッチとのポイントが合わなかったのかなと思ったのですが、スパイクが破れていたんですね。
ブログではファーストプレーで破けたと言っていたので、映像を見直してみたらキックオフ直後の15秒ぐらいのときにキャプーと接触した場面のことかもしれません。23秒ぐらいにはペナ付近で足元を気にするしぐさをしてましたから。
最後、唐突に憲剛セレクションでした・笑。
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