最近読んだサッカー漫画「68m」。

最近読んだサッカーの漫画本を紹介します。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
「68m」
ビッグコミックスピリッツで連載されていた高校サッカーの短編集です。タイトルの「68m」はサイドバックの物語のタイトルです。68メートルは、ピッチの横幅の数値ですね。
 全部で5作品が収録されているのですが、個人的には「ベンチウォーマー」という、全国大会に出場することになった高校のゴールキーパー2人の話が好きかな、やっぱり。
 
試合に出たいベンチを温めているサブキーパー目線で物語は進んで行きます。同じゴールキーパーというポジションでも、性格もプレースタイルも全然違う2人。でも試合に出るのは一人だけ。お互いに実力を認め合っているのだけど、それを素直には認めたくない、そんな微妙なキーパー心をうまく描いています・笑。
 あとは「老牛」も面白いかな。
タイトルの「老牛」は、近鉄バッファローズ(っぽい)野球帽がトレードマークとなっている高校サッカーの顧問から。72歳。「ゾーンプレス」を信奉して、ひたすらトレーニングで走らせる一昔前の指導者といった風情で、そんな昔ながらの指導に反発する選手とのあれこれです・・・うーん、実際にありそうなシチュエーションですわ。
それぞれの物語の「テーマ選び」や出てくるエピソードを見ていれば、作者さんがどれだけサッカー好きなのかが十分過ぎるほど伝わるサッカー漫画だと思います。
68m: 手原和憲 高校サッカー短編集 (ビッグ コミックス)/小学館

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中村憲剛選手も絶賛!サッカーの憂鬱の2巻が発売されました。

本日5月29日「サッカーの憂鬱 裏方イレブン」の第2巻が発売されました。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
代表チームの料理人、クラブの営業マン、代理人、フィジカルコーチ、サポーターなどなど、ピッチ外で戦う人間ドラマを読み切り形式で描いている漫画です。どの作品も、能田先生ならではの味がありますし、そこにサッカー愛を感じる作品ばかりなんですよね。クライマックスでホロリとさせえて、オチで笑わせてくれるパターンもたまりません。
ご存知の方も多いかと思いますが、サッカーライターの回では、わたくし・いしかわごうが取材協力をさせてもらっております(巻末に僕のクレジットもちゃんと掲載されておりますよ)。オファーをいただいたとき、オレンジ時代から読んでいた能田先生ですから、喜んで協力させていただきました。
 漫画内に出てきた練習場所はところどころあの場所っぽいですし、シーズン途中で監督が交代するくだりとかは去年のどこかのチームのような感じです・笑。雑誌「漫画サンデー」に連載されたときは、「お店で見つからなかった」、「買えなかった」という声も多かったですし、読み逃してしまった方は、ぜひコミックスで読んでみてください。
・・・・というか、サッカーライターが主役になったサッカー漫画なんて、サッカー漫画で史上初めてじゃないですかね?すみませんね、歴史を作っていく僕で。
 さて実はコミックスの帯コメントは、中村憲剛選手にお願いしています。
去年の秋頃、「実はサッカーの憂鬱という漫画に出ることになったんだよね」と憲剛選手に何気なく話すと、「本当?能田先生の漫画?1巻持ってるよー」と興味津々に返してくれました。
憲剛選手はかなりの漫画好きですからね。サッカーの憂鬱もチェックしていたみたいです。そのことを編集者さんに伝えたら、「ぜひ、帯コメントを!」ということになり、今回お願いすることになりました。
 快諾してくれた憲剛選手、どうもありがとーーーー!!
みんな、今日の帰りは本屋に寄って「サッカーの憂鬱」の2巻を買いましょう。読む用、保存用、いしかわごうにサインをもらう用で、ひとり3冊は買いましょう。
あっ、そして今日フットボールチャンネルに憲剛選手の原稿が掲載されました。復調した自身のコンディションのこととと、フロンターレのこと、そして日本代表のことについて語ってもらってます。ちゃっかりファン感のこともさりげなく触れておきました。
中村憲剛が語る日本代表への決意「本田がいないときにやってきた自負がある」
本日放送されるテレ朝のマツコ&有吉の怒り新党。その人気コーナー「新三大〇〇」はサッカーネタ、それもサンフェレッチェ広島の特集になっています。みなさん、ぜひ見てみましょう。
サッカーの憂鬱~裏方イレブン 2 (マンサンコミックス)/実業之日本社

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サッカーの憂鬱~裏方イレブン (マンサンコミックス)/実業之日本社

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最近読んだ漫画「ブラック・ジャック創作(秘)話」の3巻。

 最近読んで、面白かった漫画。
ブラック・ジャック創作(秘)話の3巻。
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 こちらも、重版出来同様、ある意味、漫画業界物語ですね。
歴代の編集者やアシスタントに取材し、漫画の神様・手塚治虫にまつわる仕事のエピソードを紹介していくのですが、当時の手塚治虫の尋常じゃない多忙ぶりと漫画への情熱を感じることができる作品です。
 締め切りに間に合わず、編集者の独断で、背景の一部を白いまま手塚治に無断で入稿した漫画を見たとき、怒鳴り散らすのではなく、悔しさのあまり号泣したというエピソードがなんとも言えません。彼の漫画に対する異常なこだわりの数々・・・・「手塚治虫のプロフェッショナル~仕事の流儀」を見ているような感じです。
トキワ荘時代の話など、まんが道ファンには、たまらないエピソードも出てきますね。
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最近読んだ漫画。「重版出来!」

 最近読んで面白かった漫画でも紹介。
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 重版出来!
「じゅうはんしゅったい」と読みます。
 漫画編集部を舞台にした出版業界の仕事のドラマを描いた話です。漫画業界を描いた物語というと、どうしても漫画家であったり編集者が主役になりますが、この漫画では本を売ろうとする営業や実際の書店員などのドラマにもフォーカスを当てて描いているのが特徴ですね。「本が売れない」と言われている時代、「本」そのものにいろんな立場で携わっている仕事人の情熱を垣間みれるような感じです。主人公がそれほど前に出て来る漫画ではないですが、黒沢心のキャラは好きです。
 「働きマン」が好きな人は、ハマると思います。僕はハマりました・笑。2巻も買います。
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ジャイキリとひらけ駒!の最新刊。

最近買った漫画。
ジャイキリの26巻とひらけ駒!の8巻です。
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 ジャイキリは、分析力に長ける教授・ミルコビッチ監督率いる千葉戦の続きです。山形戦同様、ピッチ上の駆け引きや、戦略的な部分をフォーカスする展開が続いていますね。どことなく、ミラー監督時代の千葉をモデルにしているような印象を受けました。そしてこの試合の裏テーマ(?)であるゴール裏の統一応援も進展を見せております。
 
 ジャイキリもすっかり長期連載になってますが、物語で考えると、まだ1シーズンが終わってないどころか、ようやく夏の過密日程が終わって・・・という時期なんですよね。
 そもそもモーニングの連載でシーズンが開幕した時期が確か07年ぐらいなので、登場していたクラブのスタイルや雰囲気も、どことなくそのシーズン前後を想定していたものがべースになっているはずです。
 例えばヴァンガード甲府が大阪ガンナーズにボコボコにされる試合があるのですが、そのときベンチにいた甲府の監督は、当時クラブを率いていた大木さんぽかったりします・笑。いまやもう13年。その間に大木さん、日本代表のコーチをやって今は京都の監督ですけど、たぶんヴァンガード甲府の監督はあのままなんでしょうね。
・ ・・ナリキン!はどうするのだろうか・笑。
ひらけ駒!はほんわかした気分にさせられる、親子の将棋漫画です。
ただタイムマシンのくだりなど、ときどき、ちゅっと考えさせられるシーンも多いです。面白いですよ。将棋に詳しくない人に読んで欲しいですね。
 漫画内に出て来る人物やアイテムが実在しているものが多いのもポイント高いです。今回は将棋ウォーズが出ていました。
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「ハダカノタイヨウ」と「ブラックジャック創作秘話2」。

最近読んだ漫画本です。
$いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
「ハダカノタイヨウ」と「ブラックジャック創作秘話2」。
 偶然にも、出版社はどちらも秋田書店でした。「ナリキン!」でお馴染みの秋田書店です(念押し)。
 「ハダカノタイヨウ」は漫画家を目指す高校生の話です。バクマンみたいな感じで面白そうなのかなーと思い、手に取って買ってみました。バリバリにプロを目指す一直線の物語ではなく、目指すかどうかを悩んでいる一般人の主人公が、漫画研究会のメンバーに振り回されながら成長していく日常の物語なのかな。
 まだ1巻ですから、これからどうなっていくのかが楽しみ。姉崎さんのキャラ、嫌いじゃないぜ。
「ブラックジャック創作秘話2」は、2012年の「このマンガすごい!」にも選ばれた同タイトルの続編です。
 漫画家・手塚治虫の仕事現場回顧録といったところでしょうか。
相変わらずの尋常じゃない多忙ぶりと、漫画にかける情熱にはただただ圧巻。そして各社の手塚番同士によるせめぎ合い、駆け引きが凄まじいです。
 漫画という枠を超えて「仕事とは何か」という問いを強烈に訴えかけてきますね。そういう意味でも、考えさせられる内容です。ちなみにタイトルにある「ブラックジャック」の話題は、あまり出てきません。
 前回は歴代の編集者による回想が中心でしたが、今回は大物漫画家もわりと登場していますね。銀河鉄道999の松本零士、コブラの寺沢武一などなど。藤子不二雄、赤塚不二夫、石ノ森章太郎のトキワ荘メンバーも出てきました。あとここに出てきた少女クラブの新井さんは、たぶんまんが道にも出てきた新井さんと同一人物なんだろうな。なんかうれしかったです。
 これを読むと、仕事に気合いが入りますね。「忙しい」なんて、とてもじゃないけど言えないですよ。第1巻が2012年の「このマンガすごい!」にも選ばれてますし、内容は保証しますよ。
ハダカノタイヨウ 1 (少年チャンピオン・コミックス)/秋田書店

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グラゼニの8巻が出た。

グラゼニの最新刊が出ました。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 すでに8巻。爆発的に売れているんでしょうね。相変わらず、発売ペースが早いです。2巻ぐらいまでの「知る人ぞ知る、異色のプロ野球漫画」から、いまやすっかり人気漫画に成り上がりました。
 今回は凡田よりも千太郎が中心の話です。
万年2軍キャッチャーでくすぶっていた彼が、たまたま巡ってきたチャンスを掴んで、そしてその勢いのまま、何かの壁を破ったかのように「突き抜けていく期間」を描いています。
 スパイダースの監督も作中で言ってますが、トップアスリートには、こういう瞬間ってありますからね。サッカーの話になってしまいますが、昨年でいえば、フロンターレの小林悠選手がそうでした。何かのコツを掴んだかのように面白いようにゴールを量産し続けました。
 もっとも才能がひしめきあうプロの世界ですから、どの選手だって一瞬だけ輝くことはよくあります。アスリートに限らず、ミュージシャンでも芸人でもそうですよね。一発、大きい花火を打ち上げる人はたくさんいます。でもそこからが難しい。コンスタントに高いアベレージを継続させていくのが、いかに大変なことか。
 小林悠選手の例で言えば、彼も今年はここまでリーグ5得点と去年ほどの活躍は出きず苦しみました。監督交代による戦術の変化など、いろいろ要因はあったとは思いますが、「去年はうまく行き過ぎた」とも話していました。終盤になりまたゴールに絡むようになりましたから、きっとまた壁を破っていってくれるでしょう。
・・とまぁ、そんなことを重ねながら、読んでみても面白いかもしれませんね。
 そしてキッチン味平ではユキちゃんとの恋話も再燃。
おれ、この恋の行方が気になるので、ぜひコンスタントに挟んで欲しいと思ってます・笑。
俺もサッカー漫画版の「グラゼニ」の原作でも書こうかな。
タイトルは「ピッチにはマネーが落ちている」、略して「ピチマネ」!
・・・・パクリにもほどがありますね、すいません。
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まとめ買いもおススメです。
グラゼニ コミック 1-7巻 セット (モーニングKC)/講談社

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リアル、12巻出ました。

リアルの最新刊でました。
 いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 80ページの小冊子が付いてました。内容はこれまでのまとめや、井上先生のインタビュー、第1話が収録したものでした。リアルファンの著名人も登場していて、なでしこジャパンの大野忍選手も登場してましたよ。
 さて今回は12巻。
安積の変化を含めて、登場人物それぞれが、それぞれの人生を歩き出し始めた感じが出てきました。12巻なので当たり前ですけど。物語が動き出しているのはもちろんですが、ここにきていろんな点と点が結び始めてきているような印象を受けましたね。
 丁寧に描いているし、いいセリフがちりばめられたり、相変わらず読んでいて響くものが多い漫画ですわ。
 今回も初回限定ペーパーが挟まっておりました。
前回の野宮に続き、清春バージョンです。10秒で描いたイラストらしいですが、井上先生のこのタッチの絵柄、個人的にはかなり好きです。手帳に挟めて大事にします。
$いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
それにしても、リアルの最新刊を本屋で見かけると、「あぁー、今年も終わりだなー」と実感します。もはや風物詩のような存在ですわ。一年に1巻ペースで12巻・・・ちょうど12年。干支が一回りしたわけですね。
ちなみに去年出た11巻は、2011年11月11日発売でした。シャレオツでしたね。
REAL 12 (ヤングジャンプコミックス)/井上 雄彦

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リアル コミック 1-11巻 セット (Young jump comics)/井上 雄彦

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