僕のプレミア・ライフ

 「FOOT×BRAIN」で紹介された映画「僕のプレミアライフ」。
もともとは書籍「ぼくのプレミア・ライフ」を映画化したもので、むしろサッカーファンにとっては原作のほうが馴染み深いんじゃないですかね。生活の中心はアーセナル、寝ても覚めてもアーセナル。いまでも文庫本として出ているので、まだの方にはぜひ読んで欲しい一冊ですね。
ぼくのプレミア・ライフ (新潮文庫)/ニック ホーンビィ

¥700
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「僕はアーセナルに鎖でつながれてしまった。」
「ぼくらは日に何時間も、年に何ヶ月も、一生に何年もの時間を、自分たちではコントロールできないものに投資している。」
「これまでの23年間、僕はずっと、細かい活字で書かれた契約書を隅から隅まで眺め、ファンであることをやめられる方法はないか探してきた。だが、そんな方法など見つからなかった。」

 などなど、フットボールにとりつかれた作者ならではのコトバの数々に、きっとなにかを感じることと思います。文庫本化されており、お手軽な価格で買えるので、一読の価値ありです。
 「フットボール・チームというのは、サポーターを悲しい気持ちにさせる方法なら次から次へと無数に発明してくれる。」
・・・・・うーん、サポーターの胸にグサリと突き刺さる、タイムリーな文章を紹介してしまいすみません(苦笑)。
ファンでいることについて、ぼくにわかっている唯一のこと ーどんなにそう見えようと、それは代替的な喜びではない。だから、スポーツなんて見るものじゃなくてするものだよ、なんていう意見は的外れだ。フットボールにおいては、見ることがすることに一致する。
 特に最後の「フットボールにおいては、見ることがすることに一致する。」の部分。ここがサポーターの心情のすべてですな。本国イギリスで100万部を超す大ベストセラーになったそうです。
アーセナルといえば・・・元アーセナルのリュングベリが清水エスパルスに移籍だとか。ひさびさの超大物ですね。
ちなみに稲本選手はアーセナル時代にチームメイトですね。9月24日には等々力で川崎フロンターレ対清水エスパルス戦がありますね。... 記事を読む

FOOT×BRAIN「サッカー映画ベストイレブン」

いまさらですけど、先週のFOOT×BRAINは面白かったですね。
 サッカー映画特集ということで、映画からサッカーの原点を伝えることに迫っていました。
これが映画評論家・柳下毅一郎氏の選ぶサッカー映画ベストイレブン。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
ざっと紹介していくと・・・・
FWは、「少林サッカー」と「エリックを探して」の強力ツートップ
少林サッカー 【VALUE PRICE 1500円】 [DVD]/チャウ・シンチー,ヴィッキー・チャオ,ウォン・ヤッフェイ

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【初回生産版限定封入特典】エリックを探して [DVD]/スティーヴ・エヴェッツ

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柳下氏:エリック・カントナをFWに置かないと怒られる。少林サッカーもかなり強力なFWですから。
少林サッカーは、いいですよね。もう、あの突き抜けてしまった感じがいい(笑)。キャプテン翼を実写化したら、こういう感じにして欲しいですね。「エリックを探して」は番組オススメ映画の3本にも入ってました。
中盤はダイヤモンド。左に「マリアブラウンの結婚」、トップ下に「マラドーナ」、右に「ベッカムに恋して」、ボランチに「クラシコ」。
マラドーナ [DVD]/ディエゴ・アルマンド・マラドーナ エミール・クストリッツァ

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ベッカムに恋して [DVD]/パーミンダ・ナーグラ,キーラ・ナイトレイ,ジョナサン・リース・マイヤーズ

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マリア・ブラウンの結婚 [DVD]/ハンナ・シグラ,クラウス・レーヴィチュ,イヴァン・デスニー

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「クラシコ」は日本映画で唯一のランクイン。まだDVDになっていないので画像はありません。この映画はオスススメ映画1位に入ってました。故・松田直樹が加入する前の松本山雅と長野パルセイロの信州ダービーのドキュメントです。焼き鳥屋まるちゃん、やっぱり面白い(笑)。
原案になった宇都宮さんの「股旅フットボール」も紹介されていました。
股旅フットボール/宇都宮 徹壱

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DFは4枚。「ケス」、「僕のプレミアライフ」、「そして人生はつづく」、「シーズンチケット」。そしてGKは「ゴールキーパーの不安」。
ケス【字幕版】 [VHS]/デビッド・ブラッドレー

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ぼくのプレミアライフ フィーバーピッチ [DVD]/コリン・ファース

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そして人生はつづく [DVD]/ファルハッド・ケラドマンド,プーヤ・パイヴァール

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シーズンチケット [DVD]/クリス・ベアッティ,グレッグ・マクレーン,アラン・シアラー

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ゴールキーパーの不安 [DVD]/アルトゥール・ブラウス,ヴィム・ヴェンダース

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DFラインはイギリスを中心に構成されてます。「僕のプレミアライフ」、「シーズンチケット」はあたりは鉄板ですね。
そして最後に勝村さんのオススメ映画「勝利への脱出」を紹介。
勝利への脱出 [DVD]/シルベスター・スタローン,マイケル・ケイン,マックス・フォン・シドー

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ペレよりもオジーことアルディレスのほうを熱く語ってました。
こういう切り口で番組するのでFOOT×BRAINは面白いですよ。
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さてわたくし・いしかわごうの個人的なオススメは、「シーズンチケット」ですね。
シーズンチケット [DVD]/クリス・ベアッティ,グレッグ・マクレーン,アラン・シアラー

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イングランドのプレミアリーグ・ニューキャッスルファンの極貧の悪ガキ二人が、愛するクラブの「シーズンチケット」を手に入れるため、あれこれと奮闘する物語なのですが、これがとてもいい映画なんですわ。
 
 日本においてシーズンチケットといえば、「一試合あたりだいたい○○円になるから、年間通じると約××円だけ得することになるのか・・・・なら買っておいた方がいいのかな。」などと、ついつい金銭の損得だけを計算する対象になってしまいがちです。しかし、イングランドではちょっと違うんですよね。入手困難で高価なシーズンチケットを保有するという行為は、社会的なステータスを付随することにつながるんです。
 だから映画の冒頭で、主人公である悪ガキ二人は、こう言い切ります。
 「シーズンチケットといっしょに手に入るものなんだと思う? みんなからの“敬意”だ。」
 そう。貧しい家庭環境で社会からつまはじき者にされている二人にとって、みんなから「敬意」が払われるシーズンチケットというのは、まさに自分たちの世界を変えてくれる夢であり、憧れの対象。だから、普通のチケットではなくて、シーズンチケットをどうしても手に入れたいのである。
 そんな雲の上の存在であるシーズンチケットを求めて、悪ガキ二人のストーリーは展開していきます。
 もちろん、スタジアムではなければ絶対に味わえない熱狂的な雰囲気、このクラブではなくてはならないというこだわり・・・そういうサッカーファンの共感を呼ぶ部分もきちんと描いていますし、ニューキャッスル所属のアラン・シアラー選手本人も出演してたりします。なにより、彼ら二人は、夢のシーズンチケットを手に入れることができたのだろうか・・・・???
 見終わったあとはシーズンチケットを持つということの意味についていろいろ考えてしまうと思いますね。サポーターにはぜひ見て欲しいDVDですね... 記事を読む

日本代表、復帰。

中村憲剛選手が、「日本代表2014FIFAワールドカップ ブラジル アジア3次予選」メンバーに選出されました。
 いいニュースですね。
ひとつでも明るい話題が欲しい今日この頃だったので、これはうれしい限りです。
・9月2日(金)vs朝鮮民主主義人民共和国代表 19:20@埼玉スタジアム2002)
・9月6日(火)vsウズベキスタン代表 19:00@タシケント(ウズベキスタン)
 サッカーのワールドカップって大会は、一度出たら、また出たくなる大会らしいです。
 
 僕は出たことないんでわからないですけど(笑)。
・・・4日に開催されるファン感謝DAYを、今年も欠席なのは残念ではありますが、頑張ってきてもらいましょう。
たまにはこんな短い感じで締めてみます!... 記事を読む

シュシュッと参上。

 日曜の朝に放送されている「海賊戦隊ゴーカイジャー」。
すっかり毎週見ているわけですが(録画ですけどね)、先週と先々週は「忍風戦隊ハリケンジャー」がゲストとしてシュシュッと参上してきたんですわ。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 変身する前の俳優さんも3人セット(※ハリケンジャーは3人組)で登場してくれたのが、懐かしかったですね。というのも、小さい頃の記憶は除いて、ここ20年ぐらいの戦隊モノでちゃんと知ってるのがハリケンジャーとタイムレンジャーなんですよ。なんでこんなに詳しいんだろう?と、戦隊モノに詳しいアラサーの自分が少し怖くなったんですが、よくよく調べてみたら、2000年がタイムレンジャーの放送が2000年で、ハリケンジャーが2002年なので、自分は当時大学生でした。暇だったんでわりと見ていたんですわ。ハリケーンイエローの俳優さんは、昔はおれみたいな髪型だった気がする。
子供のころから、ウルトラマンだと兄弟が参戦にしたりとか、仮面ライダーの先輩ライダーが助っ人に来る展開が大好きな俺でしたから。楽しませてもらいました。
・・・番組スタッフは、早く僕の幼年時代の思い出であるバイオマンとチェンジマンを登場させたまえ。
忍風戦隊ハリケンジャー Vol.1 [DVD]/特撮(映像)

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忍風戦隊ハリケンジャー シュシュッと THE MOVIE [DVD]/特撮(映像)

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ちなみに調べついでに、ハリケーンブルー役の長澤奈央さんのアメブロを眺めていたら・・・
8月15日の日記。
・・・彼女が着てるこの練習着、なんだか見覚えあるんですけど!!!!!!!!... 記事を読む

カターレ富山の主将・足助翔選手に学ぶ

 日曜日のフクアリ取材で感じた話を、もうちょっと少し。
富山の試合では安間監督に会えるのも楽しみですが、主将の足助選手と話すのも密かな楽しみなんです。試合中に脱臼した左腕のギプスが痛々しい感じでしたが、「あー、お久しぶりです!!」と、ものすごい笑顔で挨拶してくれて、しばしお話させてもらいました。
 彼は大卒後、ヴェルディに入りましたが出場機会に恵まれず、わずか1年で戦力外を告げられています。でも、その翌年から富山で頑張り、3年目の現在は主将として活躍している。そういう姿を見ていると、こちらもいい刺激を受けます。
 彼の姿には、学ぶべきことがあると思っています。というのも、人生ってうまくいかないことがあるけれど、そのときにどういう振る舞いを見せて、どういう行動を積み重ねていくのか。それがすごく大事なんじゃないかと思うんですよね。
 ヴェルディ時代の練習で見ていた限りですけど、試合に出れないという時期が長く続いても、足助選手は、その現状からも目を背けず、しっかりとサッカーと向き合って練習に取り組んでいた選手だったという印象が強いんです。彼の場合は、富山に移籍してからもレギュラーだったわけではありません。
 でも去年、安間監督がまだ富山でヘッドコーチをしていた時期、試合に出ていない足助選手の状況を聞くと、「練習の後もいつも残って、こっちが与えた課題を熱心に取り組んでいるよ。アイツは伸びる」とすごく褒めていたんです。そして安間監督になって試合に出始めると、安定した守備と戦う姿勢をしっかり見せるなど、めきめきと頭角を表しました。そして今年は主将をつとめています。北九州で主将として活躍している木村選手だってそうですよね。フロンターレではなかなか出場機会が恵まれませんでしたが、彼の練習に取り組む姿勢はすばらしかった。そして新天地でもしっかりと輝いている。現在のJ2でのパフォーマンスも当然だと思ってます。
 プロなら、そんな姿勢は当たり前だと思われるかもしれませんが、そうならない若手選手もたくさんいましたから。
例えば、出場機会に恵まれない若手選手などにありがちなパターンとして、試合に出れないとすぐに移籍を志願したり、海外や下のレベルに活躍の場を求めていこうとする。その理由もいろいろあるのでしょうけど、中には「監督が悪いから」とか「戦術が悪いから」とか「誰々がどうだから」などと、うまくいかない原因を自分ではなく他者に求める選手もいます。
あるクラブのスカウトさんが、「自分が試合に出れない理由を、チームや監督、他人のせいにし続ける性格のやつは、どこに行ってもうまくいかないよ」とハッキリとおっしゃってますが、僕はそれを聞いて、その通りだと思いましたね。
 まずは、自分のやるべきことを責任を持ってしっかりとやり切る。ごく当たり前のことかもしれないですけど、うまくいかないときにそういう姿勢を持ち続けるのってやはり難しいです。仮にそのときは結果が出なくても、そういう姿勢がどこかで報われるのだなぁ、と足助選手と会うたびに思うわけですよ。
 そしてこれは、若いサッカー選手だけに限らず、仕事であれ、何であれ、さまざまな状況にもいえると思います。チームに置き換えてもしかりです。フロンターレも現在5連敗と勝てていません。でも、ここでどういう姿勢を見せていくのか。この連敗中、勝てない理由を人のせいにしていた選手は、フロンターレにはいませんでした。誰かのせいにするのではなく、自分のやるべきことをもう一度、責任を持って全力でやり切る。それが大事なのだと思います。
 べ・・・別に「姿勢を整える 逆境から這い上がるための56の行動 足助翔」なんていう本の企画なんかを考えたり、そのゴーストライターをやりたいなんて思ってませんからねっ!!
心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣/長谷部誠

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フクアリ取材。

昨日は大阪帰りだったのですが、そのまま東京駅から蘇我駅に直行。フクアリでジェフ千葉対カターレ富山の取材をしてきました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 フクリアに行くのはわりと久しぶり。小雨も降っていて、Tシャツ一枚だけじゃ肌寒かったですね。スタジアムについてあらためて感じましたけど、サッカー専用スタジアムはいいですね。ピッチ上のプレーが見やすいから、選手同士の距離感であったりチームの細かい狙いも掴みやすい。ゆえに観戦メモに書くことも多くなるんですよね。きっと、こういう積み重ねでサポーターの試合観戦する眼も肥えていくんだろうな、なんて思いながら試合も見てました。
 前半は千葉が主導権を握り、富山はボールを奪ってからの攻撃にもリズムを出せずに防戦一方。その理由として、安間監督は「あまりにも自分たちのイージーミスが多過ぎた」と会見で話していました。その後、安間監督からより細かく聞くと、「前半は、絶対にボールを取られてはいけない場所で取られていた」と話してくれました。
 というのも、安間貴義という人は、「ボールの取られ場所」を決めた戦い方をしています。えーっと、ボールを「取る場所」じゃないですよ。ボールを「取られる」場所です。この発想は安間監督ならではだと思うのですが、「ここでボールを取られてもいい」という場所をあらかじめ設定して攻撃を仕掛けていくんです。ただ取られ場所を決めておくということは、裏を返せば「取られてはいけない場所」も存在するということ。
 この試合前半では、その「取られてはいけない場所」で何度もボールを失っていました。それもイージーなミスで。これが前半に防戦一方になってしまった理由だったといえるでしょう。でも、そこで守備陣、特に足助、福田、池端の3バックとGK飯田がよく無失点で踏ん張りましたね。「取られ方が悪い中でもしっかりと前半を0で抑えた、優れた守備意識は改めて確認できた」と安間監督。それにより、後半に望みをつなぐことができました。
 後半は、富山らしい攻守にアグレッシブな姿勢が出せていたと思います。
最終ラインでボールを持ったら前からガンガンにプレスにいくし、GKにもいけるときは選手がアプローチに行く。バックパスを受けたGkめがけて、前線の2人がチェイシングにいったときは、さすがに「すげぇ!!」と思いましたね(笑)。奪ってからはサイドから相手の高いラインの背後めがけて飛び込んで攻撃していきました。
 あと富山は開幕から一貫して[3-3-3-1]を採用していましたが、少し前からダブルボランチにした[3-2-4-1]にしています。その理由については、[3-3-3-1]の戦い方に選手が慣れてことでどこか要領よくやろうとし始めてきて、攻撃に動きをつけるために配置を変えたといっていました。実際、守備の局面を良く見ると、形は[3-3-3-1]なんですよね。攻撃にアクセントをもたらすために、[3-2-4-1]にしたようです。
 後半の守備に関しては、千葉のワントップが、起点を作るポストプレイヤータイプの久保選手から、抜け出すタイプの青木孝太選手になったことで多少は守りやすくなった印象かな、とも思っていたのですが、「嫌でしたよ。青木くんには何度も痛い目にあってましたから・笑」と安間監督。そうなんですよね。甲府時代、千葉戦や岡山戦など何度も青木選手にはやられてますもんね。それでも無事無失点で終えました。
 あと安間監督らしいなぁ、と思ったのが後半ロスタイムの一コマ。
千葉は勝ち点3が欲しい状況なのですごく急いでプレーしていました。ただ下位の富山とすれば、敵地で千葉相手に0-0なら引き分けを考えて、時間を使うプレーをする駆け引きをしてもいい時間帯です。でも富山の選手は最後まで攻め続けていました。サッカーをさせるんですよね。そしてロスタイムに、デッドになったボールがベンチに転がってきたのですが、そのときの安間監督、ダイレクトで千葉の選手に蹴り渡して相手にもプレーを急がせてましたからね。本人に聞くと、「あれが意思表示です・笑」。そしてラストプレーでは、右サイドの崩しから左にいた黒部選手に決定的なチャンスが訪れてますからね。鋭く反転してシュート!これが決まったかに思えましたが、これは惜しくもバーの下を叩き、ゴールならず。
 次の瞬間にタイムアップ。きっと持てる力を全部出したのでしょう。
富山の選手たちは、次々とピッチに倒れこんでいました。フクアリには千葉サポーターからのブーイングが響いていましたが、これは富山にとってなによりの勲章でしたね。前日に6-3という9ゴールも入るゲームとは違い、0-0のスコアレスドローでしたが、実に見応えのある試合でした。
最後に、今日のエルゴラ、ガンバ対フロンターレ戦は見開きカラーです。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
原稿は全部僕が書いてます。負け試合ですが、読み応えあるように書き上げました。よろしければどうぞ。... 記事を読む

万博取材。

$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
大阪行ってきました。
 一般的に、サッカーで一番面白いスコアというのは、3-2らしいです。ガンバ大阪戦は3-2のスコアでした。ただし試合終了時点ではなく、前半終了の時点ですけど。なんですか、あの半45分だけですでに1試合交え終えたようなこの満腹感はたぶん前半だけのマッチレポートを一本書けましたね。もう、ポッケも前半だけでパンパンに膨れあがっていたで(←エセ関西弁)。
 もちろん、これで試合が終わるとは思えず。
ハーフタイムにはフロンターレ側の記者さんと「實藤くんのところが完全に狙われてますよね。カード一枚もらっているし、手を打たないと・・・・」などと話していたのですが、まさか後半開始していきなりとは・・・その後の展開はもう書きませぬ。結局、両チームあわせて9得点ですからね。これだけ入ると、何を書けばいいのやら。
 トホホな気分だったので、ヤケ酒をして大阪の夜を満喫したかったのですが、ガンバが首位に立ったこともあって原稿のボリュームも盛りだくさん。アウェイの取材だと、普段はフロンターレ側の原稿しか書かないのですが、今回はモロモロの都合もあってガンバ側の原稿も担当しました。明日発売のエルゴラにたくさん書かせてもらいました。
 ちなみに泊まったビジネスホテルでの一コマ。
いつも泊まっている宿が軒並み全滅で、ちょいとさびれたホテルを予約したのですよ。んでせめてお酒だけでも飲もうと思って、仕事がひと段落してからホテルの自販機に行ってお金を入れたら、まさかのこの価格。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
500mlのアサヒスーパードライが500円てなんなんすか!!!ひさびさに見たわ、このホテル価格。
これは「酒なんて飲まずに原稿を書きたまえ」というメッセージだと思い、購入拒否。ささやかな理由ある抵抗をさせてもらいました。これからは僕のことを「ごうムス・ディーン」とでも呼んでください。... 記事を読む

サッカーのチカラ展、トークショー。

 昨日は、日本サッカーミュージアムへ。
8月6日から「東日本大震災被災者支援企画作品展・サッカーのチカラ展」が開催されているんですが、昨日は、日本サッカー協会の原博実技術員長、サッカージャーナリスト・後藤健生氏、カメラマンの六川則夫氏という3人によるトークショーがありました。雨が凄かったんですけど、面白そうだったので足を運んでみました。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 実に楽しいトークショーでした。
基本的には、原さんが中心となっていろいろと語るスタイル。まずは、一年前の話から入ったのですが、「一年前の今は・・・(日本代表の監督交渉で)身を隠していたね(笑)」。
 のっけから「らしい」入りで笑いを取る原さん。そして代表監督交渉の裏話を少し明かしてくれました。
交渉時に話していて一番大変だったのは、欧州の監督にアジアと日本のカレンダーの問題を理解してもらうことだったそうです。
 例えば、日本が優勝した今回のアジアカップ。
今年の1月に開催されることは去年からすでに決定されてました。ただそのスケジュールを説明すると、「なぜこんな大事な大会をワールドカップの翌年、それも1月にやるんだ?」と困惑されたそうです。そのたびに「オリンピックの年と重ならないようにするため、アジアカップはワールドカップの翌年に行うことになって。1月なのは開催地のカタールが暑くて6月は無理なので、1月にやることになって・・・」と原さんは経緯を説明したそうですが、まず理解してもらえなかったと。
 日本の日程もしかりで、「なぜ12月にリーグ戦が終わってから、一ヶ月間もカップ戦(天皇杯)をするのだ?」と。「せめてリーグ戦後一週間で終わらせて、選手はオフにすべきだろう」ともっともな意見。「それは12月に世界クラブ選手権が開催されることと、あとは1月1日に決勝戦をやるのが伝統になっていて・・」と原さんは説明したそうですが、確かにこの負けたクラブのほうがオフが長くなるっていうカレンダーって、ちょっと特殊ですよね。
 この話の流れではないのですが、後藤さんが天皇杯の日程について、「伝統、伝統といっても、天皇杯の決勝が元日になってまだ40年ぐらい。昔は、1月15日が決勝だった。伝統は壊すから伝統であって、変えることで良くなるなら早急に変えるべき」とおっしゃってました。さすが後藤さん、僕が生まれる前から取材している人は、キャリアの重みが違い過ぎますね。
 あと面白かったのは、ザッケローニ監督の就労ビザ習得の関係で指揮が執れず、自身が代行監督をした原JAPANの話かな。
「(早稲田大学の後輩でもある)関塚にやれと言ったんだけど断られて、俺がやるしか選択肢がなかった(笑)。ただザッケローニは練習にはいた。ただミーティングに出ても聞くだけだったし、『まだ監督じゃないから』と代表のバスにも乗らなかった。あれで代表の雰囲気もわかったと思うし、いい引き継ぎができたと思うよ」
 「将来的に原JAPANが実現する可能性は?」と聞かれると、仮に監督をやるにしても「クラブチームのほうがいい。毎日練習ができるし、勝つにせよ負けるにせよ、毎週試合がある。代表は間隔があくし、負けるとそのストレスを次までずーっと引きずるからね」と言ってました。なにより、「今はこの技術員長という立場でのことしか考えていないね」と。だから、「(代表監督は)まあ、2勝してやめたからもういいよ(笑)」.と言って、会場大爆笑でした。
トークショーのザックリとした流れは、ライター北くんのつぶやきをまとめているので、ここが詳しいです。
「原博実トークショー(サッカーのチカラ展)」
http://togetter.com/li/176507
日本代表激闘録 AFCアジアカップ カタール2011 [DVD]/出演者不明

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サッカーのチカラ展は9月4日まで開催しているので、興味がある方はぜひ足を運んでみてください。
http://dekirukoto-football.jp/faa/
ちなみに来週8/26(金)には、トークイベント「家本主審 vs J’s Goalライター陣 / Jリーグを語ろう!」だそうですよ。... 記事を読む