連日のキャンプ取材です。
一日の流れとしては、朝に江藤さんと合流して車で綾町の練習場に移動。午前練習は川崎新コーチのもと、フィジカルトレーニングが中心ですね。厳しく、楽しくやっている印象です。
川崎コーチ、静岡学園高校出身で実はキング・カズと同級生だったのだとか。ただカズは1年で高校中退してブラジルに行ってますし、川崎さんはサッカー部ではなく柔道部だったので、接点はなかったそうですが。カズと同級生ですか。
午後練習はボールメニュー中心。
ここ二日は守備陣のグループにビルドアップの指導をしていますね。ベースとなるいくつかの型をレクチャーしつつも、プレッシャーをかけてきた相手にハメられてしまわないように、風間監督は「パターンを覚えるわけじゃないぞ」、「相手をいかに困らせるかが大事なんだ」と判断の重要性を訴えてました。
ここ二日はハーフコートでの紅白戦も実施してます。
体調不良で練習を欠場している田中裕介選手、来日してコンディションを上げているジェシ、順調な回復を見せているノボリなど、まだチームに合流していない主力もいますが、AチームとBチームをハッキリわけてやっている印象です。
25日の全体練習後は、コーチ陣が地元の少年チームにサッカー教室をしておりました。
風間監督から直々に指導をしてもらえるなんて羨ましいですね。
二部練習の後は、選手が泊まっている宿舎でインタビュー取材。
2月下旬に発売されるフットボールサミットで川崎フロンターレを大きく取り扱うのです。初日に中村憲剛選手、ここ二日は稲本選手&井川選手の対談、風間八宏監督のインタビューをしました。そのへんのこぼれ話は、おいおいまた。
宿舎なので、すぐ近くで選手がグッズにサインを書いていたりしています。
得点王グッズの特典ですかね?生写真にサインを書き続ける大久保選手。
ユニフォームにサインを入れるノボリ。
本日はこれから大学生との練習試合。楽しみです。... 記事を読む
Author: いしかわ ごう
宮崎キャンプ取材初日。
こんばんは。
本日から川崎フロンターレのキャンプ取材で宮崎県の綾町に来ております。
午後に宮崎入りしたので、3時半からの午後練習から取材。ただフロンターレが練習をしている綾町は、市街地からかなり遠いので練習場までたどり着くのが大変。1日に数本しかない市営バスに乗り、1時間ほど揺られて綾町にたどり着き、そこからタクシーで錦原グラウンドへ。
午前中はガチガチのフィジカルだったらしいですが、午後はボールメニューが中心。ボール回しの組み分けでは、新加入の選手たちだけでグループ分けして、風間監督が重点的に指導する場面も。味方がパス交換している間に相手のマークを外してボールを受けるという、一連の動き出しのポイントを何度も何度も教えていました。ポイントは、”いつ”をはっきりしろ、でしょうか。
帰り際、気軽にファンサービスに応じる選手達。レナトは子犬に夢中でした。
練習後は宿舎で中村憲剛選手のロングインタビュー。
チームのスタイルと彼のサッカー観をあらためて根掘り葉掘り聞かせてもらいました。
ちなみに日本を代表するパサーになる彼が、関塚監督からボランチ転向を言い渡されたのは、入団二年目の2004年の宮崎キャンプでのこと。しかも「まさにそこのグラウンドですよ」とのこと。本日練習してた綾町の錦原グラウンドで言われたのね。
あとキャプテン翼の松山くんがコンサドーレ札幌に加入したことを受けて、「フロンターレはいないから、誰か入ってくれないかなー」なんて話も。憲剛選手は岬くんのファンだから、ジュビロから移籍してくれないかなー、と熱望しておりました。
・・ってな感じでキャンプこぼれ話が書ければ。
インタビュー取材は明日も続きます。
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波戸康広さんの引退試合取材〜谷川浩司会長からまさかのお言葉。
土曜日はニッパツ取材に。
マリノスのアンバサダー・波戸康広さんの引退試合でした。快晴で心地よかったー。試合前には将棋親善大使の任命式が行われました。
(左から佐藤和俊五段、広瀬章人七段、野月浩貴七段、森内俊之竜王・名人、谷川浩司日本将棋連盟会長、深浦康市九段、阿久津主税七段、西尾明六段、藤田綾女流初段)。
棋士が勢揃いする中、谷川浩司会長が挨拶。マイクに近寄るときに観客からの「タニガワー、ガンバレー!」のアツい声援に微笑する谷川会長。
その挨拶の途中で「将棋とサッカーはスポーツとゲームという違いはありますが、戦術の考え方などは意外と共通点も多いです。最近では波戸さんと野月七段の対談も収録されている『将棋でサッカーが面白くなる本』という書籍も出ました」
・ ・・・・・えぇぇーーーー!?
谷川会長の口から本の紹介が飛び出るという、まさかのサプライズ。いやー、耳を疑いましたね。嬉し過ぎます。
任命式後は、波戸さんと谷川会長によるフラッシュインタビューも行われました。「今日は谷川さんの『光速の寄せ』のようなサッカーをしたい!」という意気込む波戸さん。それを聞いて隣で微笑む谷川会長。
※「光速の寄せ」とは、あっという間に相手の玉を詰ましてしまう、終盤のスピード感覚から名付けられた谷川会長の棋風を表現したキャッチフレーズのこと。
棋士の皆さんは、記者席の近くで観戦されていたので、顔なじみの棋士の方々にご挨拶。広瀬さんはこの日が誕生日だったとのことでした。
そして、谷川会長にもおそるおそるご挨拶。
さすがに緊張。「将棋でサッカーが面白くなる本」の紹介をしてくれた御礼を伝えると、あの独特の口調で「将棋を広めていただき・・・ありがとうございます」とのお言葉。
・・・・ねぇ、聞いた?将棋界のトップから、このお言葉ですよ!!!ありがたき幸せ。
森内俊之竜王・名人にもご挨拶させてもらいました。
想像していた通り、物腰が柔らかくて、とても丁寧な方。名人なんだから名刺は持つ必要ないんいじゃないかと勝手に思っていたのですが・笑、「森内と申します」と言って名刺交換していただきました。
もうねぇ・・・谷川会長と森内竜王・名人との名刺交換してもらうと、それだけで飛車一枚分強くなった気がしましたね。気がした、っていうか強くなったね。夜に指した将棋ウォーズで四段相手に負けたけど。
試合はとても楽しい引退試合でした。
戦前、波戸さんは「サイドバックだからたぶん点は取れないし、どうやって盛り上げようかな」と不安がっていたのですが、終わってみればまさかの3得点。「リーグ戦357試合で2点しか取ってないのに、今日は3点取りました」と、本人もビックリ。
得点後には、胴上げされたり、「ハト 12」の人文字パフォーマンスをしてもらったり、波戸さんは本当に愛されてますね。
棋士の方々も「楽しかったー」と満足してくれたご様子でした。いつも明るく楽しい波戸さん。元フリューゲルスの選手含め、これだけたくさんの選手が駆けつけたのも彼の人徳なのだと思います。
記念グッズにキーホルダーを買いました。
波戸さんの活躍、今後も期待しております!!
日本将棋連盟の谷川会長も紹介してくれた「将棋でサッカーが面白くなる本」も絶賛発売中です。波戸さんと野月七段の濃いサッカー×将棋対談も収録されてます!どうぞよろしく!
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今年初の麻生取材。
連日、麻生グラウンドに足を運んでいます。
チームとしての全体練習が始まるのは来週からなので、現在は一部の選手のみの合同トレーニングという位置づけです。だから来ているのも若手や新加入選手だけなのかと思っていたのですが、ベテランも普通にいました。
風間監督も来ていますし、ミニゲームができるぐらいの人数が集まっているので、軽めではありますが練習メニューを組んで指示を出しています。見学している側としては、なんだかすでにシーズンが始まったかのような錯覚になります。
中には憲剛選手のように、グラウンドの端でマイペースにコンディション調整している選手もいます。自主トレ期間ですですから、そこは完全に自由なんですけど、なんだか別メニューで調整しているように見えてしまって、ちょっと気の毒です。本人も少しだけ気にしておりました・笑。
ボールメニューでは新加入選手に「止める、蹴る」のボール扱いを風間監督がレクチャーする場面も。トラップしたときのボールの置き方を実演しながら、「この半歩(ズラしてトラップするだけ)で違うし、世界が変わるんだぞ」などなど、フロンターレの就任当初によくあった光景ですね。ちょっと懐かしいです。
さて。
明日は、ニッパツでマリノスのアンバサダーで将棋親善大使である波戸康広さんの引退試合。将棋つながりで、僕の本でも対談でお世話になっている波戸さんです。試合前には日本将棋連盟からの「将棋親善大使」委嘱式も行われますよ。
現役のプロ棋士も多数駆けつけるのですが、その顔ぶれが谷川浩司日本将棋連盟会長、森内俊之竜王・名人、深浦康市九段、野月浩貴七段、阿久津主税七段、広瀬章人七段、西尾明六段、佐藤和俊五段、藤田綾女流初段ですからね。将棋ファンが「マジか!」と驚くメンツです。
イベントなどの詳しい情報はこちら
中村俊輔選手、中澤佑二選手など現役Jリーガーはもちろん、フロンターレファンにはお馴染みの岡山一成選手の出場も決まったみたいです。チケットもあるようですし、時間がある方はぜひ足を運んでみてください。
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「将棋でサッカーが面白くなる本」のこんな素敵な書評をいただきました。
将棋でサッカーが面白くなる本を読んだらプロレスも面白くなりました
まさか将棋とプロレスとは・・・!おかげで、僕もプロレスと田口選手に興味を持ってしまいました。こういう風にいろんな競技の輪が広がっていくと嬉しいですね。
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入門書ではありますが、読み物として面白く読めるようにも書いている本です。気になっている方は、一度ぜひ読んでみてください。どうぞお願いします。... 記事を読む
本日はフロンターレ事務所で取材。
本日は、川崎フロンターレの麻生グラウンド・・・ではなく、事務所にお邪魔しました。
とある企画の取材で、この3人による座談会を行ったのです。
わかる人はわかると思いますが、川崎フロンターレのプロモーション部の歴史を知り尽くしている3人です。これまでのプロモーション企画のプロセスやイベントの舞台裏を伊藤宏樹選手とともにたっぷりと語り尽くしてもらいました。
例えば、等々力最終戦で流した伊藤宏樹選手の引退VTR。このときに流れた曲は、平井堅さんの『僕は君に恋をする』でした。
僕は君に恋をする(初回生産限定盤)(DVD付)/DefSTAR RECORDS
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まさにドンピシャの選曲でしたが、この曲にたどり着くまでは、すごく大変だったそうです。
選曲するのは天野部長で、いつものように自宅のお風呂に入りながら、ケータイを眺めながら選曲のアイディアを探していたところ(自宅のお風呂でケータイ片手に企画を練るのが天野部長の日課なのです)、あーでもない、こーでもないと悩んでいたら、のめり込み過ぎてお風呂で5時間も経っていたのだとか・笑。しかもその途中、あまりに喉が渇いてしまい、シャワーをひねって出てきた水を飲んでいたそうです・・・いや、夢中になり過ぎでしょっ!! 面白いなー。
伊藤宏樹選手といえば、ファン感のステージ。
去年はブルーハーツを熱唱したわけですが、会場にはなんとクロマニョンズ(元ブルーハーツ)のマーシーが来場していて、誰もが驚きました。そのときの知られざる経緯なんかも3人がたっぷり明かしてくれています。
いやはや、これまでメディアに出ていないエピソードをたっぷり聞かせてもらいました。もし、ここに同じぐらい歴史を知る憲剛選手が加わっていたら、さらに凄いことになっていたでしょうな。
おそらくこれが最初で最後。このトリオでの座談会はもう実現しないでしょう。貴重な場をセッティングしてくれたスタッフの方々に、本当に感謝です。それに応える為にも、良い原稿にしなければ!
掲載される媒体は時期が来たら発表しますので、どうぞお楽しみに。
この座談会にあたって、あらためて天野部長の本を読みましたけど、やっぱりこの本は面白いです。未読の方がいたら、ぜひ。
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我が家にゴリが来た話。
最近、こってりした内容のブログが続いていたので、今回はサラサラっと軽いやつでも。お茶漬け感覚的なものをお届けします。
年末の流川くんに引き続き、結局、買ってしまいました。
ゴリのフィギュア。
飾ると部屋がゴチャゴチャする感じがするので、フィギュアを集める趣味はないんですけど、このスラムダンクだけはなんか買ってしまいますんですよね。なんか別腹です。腹じゃないけど。
そしてゴリ、なんか力強いです。ゴール下の存在感が伝わってきます。これを仕事場のデスクのすぐ近くに飾っているんですけど、なんとなく気合い入ります。
ちなみにおれ、5月10日生まれのゴリと誕生日が1日違いですからね!!!
・・・いや、何もそんな「いま、世界で一番どうでも良い情報を得た・・・」みたいな顔をしなくてもいいじゃないすか。えぇ。
スラムダンク、まだ読んだことがないという方は絶対に読むべきです。読んでない人は人生の半分を損しています。
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そうそう。
昨日第1局目が終わった、渡辺明王将対羽生善治三冠の王将戦七番勝負(渡辺王将が先勝)。ニコ生での放送があったのですが、そこで解説をされていたプロ棋士の行方さんが僕の著書「将棋でサッカーが面白くなる本」を紹介してくれていたとのこと!
ニコ生の将棋中継を観ていた数万人のユーザーに宣伝してもらえるなんて・・・・ありがとう行方さん!!
なお行方さんはサッカー好きで、Jリーグもわりと観るらしく、FC東京を応援しているみたいです。
今年はワールドカップがありますし、サッカー日本代表のことを知っておきたいなー、という将棋ファンの方はぜひ読んでみてください。
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中村憲剛選手の解説を「解説」してみました。
シーズンオフの恒例になりつつあるBS1での中村憲剛選手によるプレミアリーグ解説。今回の担当試合は、マンチェスター・ユナイテッド対スウォンジー戦。香川選手が先発出場する試合となりました。
面白かったですね。
まずその語りが、試合後のミックスゾーンや練習後の麻生でサッカーを振り返っている口調とほとんど同じで、そこになんだかニマニマしてしまいました。
憲剛選手の解説を「解説」させてもらうと・笑、両チームのスタイルをしっかり踏まえながら、ピッチ上で起きた現象から戦術的な狙いを推測しつつ、その戦術を遂行する選手個人の判断や対応にも触れる、という流れですよね。もちろん、ゴール前の局面では技術的な解説もしっかりとしていました。例えば、後半に香川選手がゴール前での切り返しから相手GKを外してシュートを打ちながらも、戻ってきたDFにギリギリでブロックされてしまった場面のスローリプレイでは、「ここですね」と、そのDFがどの瞬間に視界に入ってきたのかまで丁寧に触れていました。こういった言葉がよどみなく出て来るので、聞いていて心地よいのです。
これだけも解説者としてはすでに十分合格なのですが、それでいてスウォンジーの後ろの組み立てに触れて、「(守備ブロックの)間に入る味方にパスを入れられるセンターバックと、そこで受けられるサイドハーフがいると相手は面倒くさいんですよ」とか、現役選手らしいプレー中の選手の心理状態を代弁するコメントをしっかり差し込んでくるのもよかったと思いますね。「やってる選手ってそう感じるんだ」と色々と勉強になります。
・・・というか、普通に名解説者じゃないですか・笑。
あと面白かったのが、ちょいちょい「風間語」を出していたこと。スウォンジーがボールポゼッションの高いチームスタイルですので、ボールの動かし方と受け方に触れながら、「(味方が)隠れないんですよ」と言ったり、香川選手の相手の背後を突いたプレーを「背中を取る」と当たり前のように使用していたので、そこでまたニタニタしてしまいました。
とまぁ、こんな感じで解説を堪能させてもらいました。
記者の間でも中村憲剛選手はメディア受けが良い選手として知られているのですが、その感覚は、読者の方になかなか伝わらない部分があります。でも普段の取材でもあんな感じでわかりやくサッカーを説明してくれるので、そりゃ、記者はみんなコメントを聞きたくなりますよね。それがよくわかる解説ぶりだったのではないでしょうか。
ちなみに僕の「将棋でサッカーが面白くなる本」。
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中村憲剛選手と渡辺明二冠の対談では「解説業」に関する話題も出ていたんです。残念ながら、ページ数の関係でカットしてしまいましたが、せっかくなのでここで紹介してみたいと思います(※本を持っている方に説明しておくと、ウィニングイレブンの話題でサッカーの陣形と将棋の戦法の共通点に関して触れてるくだりでこの話題になりました)。
渡辺「うまい選手は選択肢がいくつもあるんですよね。そういうのはサッカーの中継で解説を聞いていてもわかります」
中村「僕もたまに解説することがあるんですよ」
渡辺「えっ!そうなんですか?」
中村「シーズンオフですけど、プレミアリーグの解説を。修行ですね。サッカーにそこまで詳しくない人に向けて解説するという作業は簡単ではないですから」
渡辺「将棋の解説の場合は、下の方のレベルに合わせてますね。(僕を見て)いしかわさんとかは強い人だと思いますが、そうではなくて、ルールは知ってますよね、ぐらいで話します。サッカーはお茶の間でルールに詳しくないお母さんとかも見ていると思うので、どこをどう話すか難しいと思います」
中村「解説することでそこで何か発見とか刺激を受けることはありますか。解説して終わりなのか、自分のものになる何かがあるのか?」
渡辺「例えば羽生さんだと、もう何十局も対戦していますから、そこであらためて何かがあるわけでもないですね。ただあまり見ていない人や指していない人の将棋のときはありますね」
中村「それを自分の中に蓄積されたりはされるんですか?」
渡辺「その人と対局するときのデータとしては有利になるかもしれませんね」
こんな感じで話してくれてました。
ちなみに渡辺明2冠は、マンチェスターユナイテッドのファンであることを公言しています。このブログでも何度か紹介していますが、去年の王将就任時の副賞としてリクエストしたアイテムが、マンチェスターユナイテッドのユニフォームですからね。しかも第62期王将のネーム入り。
王将就位式。
・・・こんな記事も
羽生について語るときに渡辺の語ること|いささか私的すぎる取材後記
マンチェスター・ユナイテッドのエンブレムが左胸に入ったウィンドブレーカーを羽織って、渡辺明は改札口に現れた。
渡辺さんならきっと憲剛選手のこの解説試合を観てくれるはず!…と思ったけど、昨日と今日は羽生さんとのまさにその王将戦の真っ最中でしたね。さすがに録画してはいないかな。
本の中では、将棋の「桂馬」の動かし方や働きを、この試合に先発出場した香川真司選手の動きになぞられて紹介していますよ。
将棋初心者のサッカーファンに向けて書いてますし、中村憲剛選手と渡辺明二冠との対談も面白いと評判です。ぜひ読んでみてください。
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新体制発表会取材&今季の陣容を読み解く。
昨日は川崎フロンターレの新体制発表会の取材に。
今年はミューザ川崎で開催されました。いつもながらの豪華な発表会。新加入選手と風間監督がサンバの踊りに乗って入場してきたのはさすがに驚きましたが。それで緊張もほぐれたのかと思いきや、今年の選手挨拶はやや真面目でしたね。それだけにニコ生解説で、会場にも登場した新井章太選手がやたらと目立っていたような・・・笑。
記者控え室や会場内では、顔を合わせた記者仲間やクラブスタッフさんと新年の挨拶。会場内では「本読みましたよー」と声をかけてくれるサポーターの方もいて感謝です。みなさん、3時間の長丁場、お疲れさまでした。
せっかくなので、今季のチーム陣容の感想でも。
この時期はどうしても新加入選手ばかりに目がいきがちですが、今季のフロンターレで特筆すべきは、むしろ契約満了選手以外で移籍していった選手が非常に少ないことだと思っています。
期限付き移籍していた選手を除くと、ケガによる長期離脱で出場機会が得られなかった薗田選手が札幌に移籍、第3GKの高木駿選手がジェフに期限付き移籍したぐらいですからね。レナトもジェシも残留しました。日本人選手の主力はもちろん、準レギュラークラスがこれだけ流出しないのもなかなか珍しいです。
もちろんこれは狙いがあってのことで、今年の風間監督のチーム作りとしては、計算できる現有戦力を中心にしながら、新加入選手を上積みしていく・・・というイメージなのでしょう。
そしてこれは去年の反省を踏まえての考えだと思います。
残念ながら去年はシーズン序盤に低迷したわけですが、その原因として、新しく入った選手の適正ポジションや組み合わせを試していて、それがチームとしてうまく機能しなかった、という趣旨のことを風間監督は言っていました。だからなのか、去年の解散式後の囲み取材では今オフの補強についてこう話していたんです。
「もちろん方針はあるけど、実際に呼んでみないとウチはわからないからね。真希(山本選手)みたいなこともあるし、パトリックのようなこともある」
前者がフィットして機能したタイプで、後者がうまくフイットし切れなかったタイプです。昨年加入した選手で言えば、大久保嘉人選手は完全に当たったタイプですね。ただこのチームにおいて「呼んでみないとわからない」というのは風間監督の言う通りでもあります。それを「ギャンブル」と表現するとかなり乱暴な言い方になってしまいますが、選手を多く補強すればするほど、彼らの見極めやチームの熟成にそれだけの期間を擁する可能性が高まるのは確かとも言えるかもしれません。特に今年はACLもありますし、ワールドカップで2ヶ月間中断しますから、例年以上に変則的かつ過密スケジュールです。去年の過ちを繰り返さない為にも、選手の出入りを最小限にとどめたのではないかと思ってます。
ただいくらチームが選手を引き止めても、選手が移籍するのがサッカー界の常です。それでも、みながこれだけ揃いも揃って残留を果たしたわけです。
そういえば、新加入組のデカモリシこと森島選手は、オファーを受けたときに、相談した大久保選手から「来いよ。すごく雰囲気良いよ」と言われたと明かしていました。選手達もこのサッカーにそれだけの自信や愛着を持っている証拠なのかもしれません。いやホント、選手がこれだけ”出て行かない現象”ってのは珍しいと思いますよ、はい。
来週からは若手の自主トレも麻生で始まります。
今年は宮崎キャンプの取材も行きますし、チームがどういう準備をするのか。楽しみにしたいと思います。... 記事を読む