本日発売のサカダイことサッカーダイジェスト。表紙は日本代表ですが、川崎フロンターレの大特集も組まれております。
僕は小林悠選手と大島僚太選手のクローズアップ記事、風間監督&全選手の小ネタエピソード集を執筆させてもらいました。
小林悠選手と大島僚太選手の記事に関しては、最近は露出の多い2人なので、せっかく書くなら巷の紹介記事では語られていない切り口にしようと思いました。小林選手は、得点力向上の背景を大久保嘉人選手との関係性から分析した内容に。大島選手は、縦パスを繰り出せるようになって以降の現在は、横パスを選択肢に組み込んだことの変化について書いています。
そしてもうひとつ。
フロンターレタイムズでは、風間監督&全選手の最近の小ネタを見開きで紹介しています。ピッチ外の話題中心ですが、これはこれで面白いと思います。実際の取材はかなり大変で、ブラジル人選手以外は、帰り際の選手にマンツーマンで「何か最近起きたタイムリーなネタをちょうだい」と、無茶ぶりして全員から聞き出しました・笑。
ちなみに谷口選手は金髪ネタを聞いたのですが、原稿を提出した後に黒髪に戻してしまったというのが悔やまれます。今日の練習後、谷口選手に、「サカダイの金髪ネタ、あのまま載っちゃったよー」と伝えたら、「そうでしたねー、すみません」と、めっちゃさわやかな笑顔で言われました。さわやか過ぎたので、許す!
他の選手も意外なエピソード満載だと思うので、興味ある方はぜひ読んでみてください。
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Author: いしかわ ごう
ビックリマン原画展に行ってきたぞ。
先週からインタビューやら原稿書きやら調べ物やらで、何かと立て込んでてブログ更新が滞っておりました。来週のサッカーダイジェストの特集企画、お楽しみに。
ちなみに少し前ですが、こんな原稿も書いております。
“サッカーで客を呼べる”クラブ、川崎F。「ここにしかないサッカーをしよう」。ゲームを支配し、相手を攻撃し続ける
珍しく(?)データを中心にして書いた原稿です。よければご一読を。
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先週、渋谷パルコでビックマン原画展が開催されていたので、行ってきました。
わりとコンパクトなスペースで開催されていたんですけど、会場に入ると、アニメ・ビックリマンの曲が流れていて懐かしかったです。
原画はもちろん、いろんなグッズもありました。
コロコロで連載していたビックリマンの漫画、懐かしいなぁ。スーパーゼウスが主人公なんですよね。よくよく考えたら、子供向けお菓子のパッケージの中心にプリントされているのがおじいさんで大ヒットしているというのは凄いな。
キャラクターデザインを担当していたグリーンハウスのお二人のサインも飾られてました。
少し前にはサイン会もあったみたいですよ。うわー、うらやましい
等身大サイズのビックリマンシールコーナーも。スーパーゼウスと写真が撮れました。
ビックリマン原画集も売っていましたね。
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そんなこんなで童心に戻ってきましたわ。
思えば、自分はビックリマンの箱買いってしたことないんですよ。確か当時は1個30円で一箱40個入りだったので、箱買いしても1200円だったんですけどね。本一冊ぐらいの値段なんですけど、当時は一箱買うなんて夢でしたから。
今だとネットで買えて、2500円ぐらいですか・・・・欲しいかも・笑。
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森谷選手にロングインタビューしました。
昨日は練習後にインタビューを一本。
森谷賢太郎選手のロングインタビューでした。
「泥臭さ」、「ハードワーク」、「球際の強さ」・・・もしかしたら、少し前の彼の口からは出てこなかったかもしれないようなキーワードが、たくさん出て来ました。何が彼を変えたのか。そんなターニングポイントになったであろう昨年のあるきっかけについても、詳しく聞かせてもらいました。
インタビューの最後に「あとは、いしかわさんの筆力でうまくまとめてください」と言って、地味にプレッシャーをかけてくるあたりも、ちょっとモリヤ節でしたね。いい作品にまとまるように、頑張ります。
ちなみに週末が三ツ沢でのマリノス戦だったこともあり、三ツ沢の思い出を聞いたんですけど、「サザエが美味しいんですよ。あそこでサッカーを見ながらサザエを食べるのが、僕らのカッコ良さでしたねぇー」と、小学生時代の三ツ沢観戦でよく食べていたというサザエの海鮮焼きの話で終わりました・・・お、おう。
取材後は、用事があったので自由が丘に。
ついでに熊野神社と、Mr. 都市伝説こと関暁夫さんの「セキルバーグカフェ」に寄ってきました。お店には、なんと関さん本人が普通にいました・笑。写真をお願いすると、快く撮らせてもらいましたよ。
信じるか信じないかは・・・・あなた次第です!のポーズでパシャリ!
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等々力取材(天皇杯愛媛戦)〜違和感の正体、のようなもの。
等々力で天皇杯3回戦は、J2の愛媛FC戦。
伊予柑太と一平くんも来ていました。
アウェイ側の一平くんグッズ売り場、人が多過ぎです。
青い一平くん人形もありました。
試合は0-1で敗戦。残念ながら天皇杯が終わってしまいました。本当に残念です。
中二日で横浜Fマリノス戦を控えていることから、風間監督はスタメンを総替え。しかし呼吸が噛み合わない前線の攻撃陣、ゲーム勘の不安をのぞかせた後ろの守備陣といったところで、チームとして評価すると、どうにも不安定でした。そして前半にカウンターで喫した失点を最後まで巻き返せず。1点が遠かったですね。
見ていて猛烈な違和感を感じたのが、やはり攻撃陣の停滞ぶり。特に前半は、それほどプレッシャーを受けているわけではないはずなのに、すぐにボールを下げてやり直しをする選択の連続。ボールを失わないことは大事ですが、これはただ単に責任から逃げているだけです。バイタルエリア手前までボールは運べても、そこで相手の守備にひっかかってしまい、ボックスに入っていく崩しはほとんどありませんでした。なんとも残念な前半の45分でした。
試合後、必死に攻撃にアクセントをつけようと孤軍奮闘していた金久保選手に、前半のバイタルエリア付近での違和感をピッチでどう感じていたのか聞いてみました。
常に冷静な分析をした上でコメントをしてくれる彼は、「あくまで自分の感覚ですが」と前置きしながらも、「ゴール前で、『もう一回動いて欲しい』という場面で(味方が)止まっていたり、『ここでスピードアップすればいける!』と感じたタイミングでそうなってなくて・・・」と、コンビネーションのときのイメージのズレを口にしていました。
金久保選手は中断明けからスタメンの一角を担っていた選手ですから、つまり、普段であればイメージがリンクしていたはずのプレーが、このときはリンクできなかった。それに加えて、単純な技術的なミスも多かったのも事実です。「見えていなくてミスになるのならわかるのだけど、見えていてミスになっていたので・・・」と、とても歯がゆそうに話してくれました。きっと、このへんがこの日のピッチに展開されたサッカーに感じた違和感の正体、のようなものだったのかもしれません。
最後まで崩し切れなかった、後半の相手の人数をかけた密集守備についても、彼は「仕方がない」では済ませようとしませんでした。「あれだけ引かれると奇麗に崩すのは確かに難しいと思いますが、それでもケンゴさん(中村憲剛)やヨシトさん(大久保嘉人)なら崩せていたと思ってます。みんなでそのレベルになっていけないと」と、やはりあくまでチームの上に追いつく気概を口にしていました。
うーん、しかし本当に残念。天皇杯が終わってしまいました。
色々思うことはありますが、ここからどう巻き返していくのか。しっかりと観察したいと思います。
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ゆでたまご先生のサイン会in立川。
立川の高島屋で開催されている超キン肉マン展。
17日の日曜日には、ゆでたまご先生のサイン会があるとのことで参加してきました。
10時の開店に合わせて整理券が配布されるとのことで、開店前に足を運んで無事にゲット。5000円以上のグッズ購入のレシートが必要とのことで、ソルジャーチーム好きとして、このTシャツを購入。
所定の時間になったのでサイン会場の列に並んでいると、キン肉マンが現れました。「屁のつっぱりはいらんですよ!」
そして、ゆでたまご嶋田先生が登場。わー!
サイン会では、ポストカードにサインと宛名を入れて丁寧に書いてくれました。幼稚園の頃、めっちゃキン消し集めていたもんな。アニメも見ていたもんなー。コミックス全巻持っていたもんなー。
「自分、おこずかいで初めて買った漫画がキン肉マンの21巻だったんすよー」
「本当に?21巻って何の話だっけ?」
「ドクター・ボンベが活躍する巻です」
「はい、はい」
という、たわいもない会話でしたけど、めっちゃ嬉しかったー。一緒に写真も撮らせていただきましたよ。もう、大満足でした。
8月29日からはキン肉マンカーニバルが開催されるようです。いろいろイベントありますねぇ。
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等々力取材〜ヤヒロ・スコアでセレッソに勝つ。
先週は、ブログの更新もお盆休みを取らせてもらいました。
今週からまた再開ということで。等々力のセレッソ戦から。
(※野球のスコアボードではありません)。
風間監督が筑波大の指揮をしていた頃、対戦相手に関係なく5-4や4-3と大味なスコアで打ち合うことが多かったので、大学サッカー関係者からは「ヤヒロ・スコア」と呼ばれていたそうですけど、そういう意味では、久々のヤヒロ・スコアでしたねぇ、えぇ。
勝ち方や失点数はどうあれ、まずは勝ったことは評価したいです。なにせ、セレッソがJ1復帰した2010年から、等々力でセレッソに勝ってませんでしたからね。等々力でのセレッソ戦の勝ちが、かなり久しぶりです。
にしても、ヒヤヒヤだったにも確かです。
見ている方も疲れたので、やってる選手もさぞかし疲れたと思い、試合後のミックスゾーンを通っていく田中裕介選手に声をかけてみました。彼はロスタイムに投入されたので、ほとんどプレーはしていないのですが、5-4というシチュエーションで逃げ切りを求められてピッチに入る選手心理は、一体どんなものなのか。単純に聞いてみたかったのです。
彼はホッとした表情で、「いやー、プレッシャーはありましたよ。大宮のときの3-4の試合がよぎってたし」と笑っていました。
・・・3-4で負けた大宮戦と聞いて、てっきり今季3月のリーグ戦だと思って聞いていたのですが、後でよく考えたら、たぶん2年前の天皇杯のことを言っていたんでしょうね。前半終えて3-0から後半だけでひっくり返された試合です。確かに、あの試合に似ていたかも・・・そういう意味で、5点目を取って突き放したのはチームの成長ということで(←無理矢理)。
試合の流れに関して言うと、開始5分にいきなり失点。浦和戦から立ち上がりに失点しているのは、反省材料ですね。
ただこれは3バックシステムを導入してまだ間もないというのも原因の一つだと思います。相手(のシステム)による噛み合わせによる齟齬をどう噛み合わせていくのか。前節の浦和とセレッソでは布陣が違いますし、チームの経験値もやはり足りないですから、どうしても立ち上がりは探りながらやる部分が出てしまいます。
失点場面は、まさにそこを突かれた印象です。
左サイドからのゴール前に入って来たクロスを、逆サイドから走り込んで来た南野選手の決められてしまい失点。「自分は、少し前目のポジションだったこともあるんですけど、マークを捨ててはいけなかったですね。あそこは自分がついて行かなくてはいかなかった」とこの場面を反省していたのは、左ウィングバックの登里選手でした。
浦和の1トップ2シャドーであれば3バックを含めた後ろのマーキングはかなりハッキリしますが、セレッソの[4-2-3-1]に対しては、サイドからゴールに入って来る選手に対して、誰が掴むのか、あるいは受け渡すのか。その連係がやや曖昧でした。
ただそれを除けば、前半はいつものペースに持ち込めました。
いつものサッカーを展開したので、特に紹介しません・笑。程よい距離感でパスが回り、面白いように得点を重ねていきました。締めはロスタイムに憲剛選手がスライディングシュート。前半だけで4-1。
攻撃時は、森谷選手のポジショニングがアクセントになっていて、面白いですね。金久保選手が出場していたとき、トップ下に現れてFWとのクッション役となることで前線とのリンクマンになっていたのですが、今のシステムでは右ウィングバックの森谷選手がそういう役割をしています。ポジションに捉われず、神出鬼没な動きでパスワークの潤滑油になっています。全体のバランスを取るのではなく、あえてわざと密集する一人がいることで、局面が打開できていたりするから、サッカーは面白いです。
前半で気になったのは、むしろセレッソの守備。
先月の対戦に比べると、プレスにいくときの連動性が薄れているような印象を受けました。前回はもっとチーム全体がコンパクトだったはずですが、前と後ろで少し分断されているような距離感でした。試合中、監督がしきりにラインを上げるように指示していたので、後ろがラインを下げ過ぎていたのでしょうか。これではフロンターレのパスワークを捉まえられません。
うまくいかないがゆえに選手の守り方の意識にも迷いが出たのか、憲剛選手のスライディングゴールがそうですけど、レナト選手とのワンツーに、人につくでもなく、かといって場所を埋めるでもなく、どっちともつかずで、あっさりと中央を割られていました。未勝利が続くとこういった負のスパイラルが続くのかもしれません。
さて、問題の後半について。
負けるなら3点差も4点差も関係ないですから、相手は捨て身に近い戦法で来ました。システム的には[3-5-2]だそうですが、前線に3、4人が張り付いているほどの前傾姿勢だったようにも見えました。同点や1点差のスコアだったら、絶対にやらないであろうギャンブルを仕掛けてきました。
もっとも、こういうスタイルは長くとは続きません。
うまくいなせば、15分もすればゲームはだいたい落ち着きます。実際、立ち上がりはわりといいリズムでいなしていたんですよね。しかしワンパンチを食らってしまい失点。先制点同様、サイドからの突破と逆サイドへのクロスの形です。対人に強い小宮山選手が振り切られたこと、森谷選手もしっかりとマークについていき、中に絞ってクロス対応したものの、先に触られてしまいました。
まだ2点差あるとはいえ、これで勢いはセレッソに。後半のフロンターレは受け身になってしまいました。稲本選手を入れて4バックに戻しますが、うまくいきません。小林選手が久しぶりのワンタッチゴーラーぶりを発揮して5点目をあげてくれたから勝てたものの、いやぁ、前半とはうって変わって本当に苦しい後半でした。
試合後、實藤選手に劣勢が長く続いた理由を聞いてみました。彼が述べていたのは、相手が前線に人数をかけてきたことで、相手に引っ張られてしまい、味方同士の距離感が遠くなってしまったことでした。
「DFラインにとっては距離感が生命線なんですが、後半は相手が前線に人数を残していた分、そこの対応を意識しなくてはいけなくなるので、味方の距離感が遠くなってしまったんです。自分を含めて、チャレンジに行っている選手に対する、自分を含めたカバーリングが遅くなってしまった。ただそこは意識の問題なので、すぐに直るところだと思っています。あまり引きずらずに個人個人で改善していきたいです」
試合後、レナトがフォルランとユニフォーム交換してました…いきさつが気になったので、ミックスゾーンでレナトにフォルランのことを聞いたら、「素晴らしい選手で、ワールドカップでMVPを取った選手なので、リスペクトしている。試合後に話をしていたら、じゃあシャツを交換しようかという流れになった。シャツを交換したことで彼も自分のことを覚えてくれたことでしょう・笑」とのことでした。レナト、意外と抜け目ないですねぇ。
どうやら、フォルランがJリーグでユニフォーム交換したのは初めてだったようで、フォルランの上半身裸姿を生で見たセレッソサポーターも感激だったようです。レナトには「フォルランを脱がした男」の肩書きをあげたいぐらいです。
カンゼンさんからフォルラン特集のフッチボールサミットの献本をいただきました。
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この本を読んでいると、あらためてビッグネームが来たんだなぁ、と実感します。特に「来日の真相」というフォルラン獲得の移籍交渉エピソードが面白いですね。ビッグネーム獲得の為に、水面下でどう動いているか。情報戦の駆け引きなどもとても面白いです。なおセレッソの獲得候補リストには、ロナウジーニョ、カカ、フォルランの3人がいて、もし本田圭佑が昨年の夏にミランに移籍していたら(実際は冬)、カカを獲得できていた可能性もあったという記述もありました。あくまで、可能性ですが。
なおミックスゾーンで横を通り過ぎるとき、フォルランに会釈したら、眼を合わせて会釈してくれて、ちょっとテンションあがりました。
・・・ふぇー。休み明けということで、たくさん書いて疲れたので、このへんで。
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久しぶりのケンゴラッソを語る。
明日は2位・浦和レッズ戦ですね。
未来をグイグイ見ているところで申し訳ないですけど、あえて過去の振り返りを・笑。
それは前節柏戦で憲剛選手が決めたミドルシュートです。
試合に大敗したためか、あまり話題にはなりませんでしたが、前半ロスタイムに決めたあの同点ミドルシュート、かなりのゴラッソでしたよね。0-1にリードされたまさにその直後に、森谷選手からの落としに走り込むと、エリア外から右足を豪快に一閃。名手・菅野選手も届かず、まさにゴールネットに突き刺さる一撃でした。久しぶりの「ケンゴラッソ」でした。
試合後のミックスゾーンではあまり聞けなかったので、今週の練習後にあらためて詳しく振り返ってもらったのですが、「完璧でしたね。久しぶりに気持ち良く打たせてもらった」と手応え十分だった様子。
実はその前の新潟戦の前半でも、似たような形のミドルシュートを放っていたのですが、このときは惜しくも枠を外しています。そのことも踏まえてこう話してくれました。
「新潟戦のときは、目の前に相手選手が出て来ていたんですよ。でも柏戦はドフリーでした。時間があったので、コースも見えていた。基本的に相手に前に立たれるのだけど、たまたまあのときは相手が下がっていた。あんなにフリーで時間をもらえることはまずないからね」
なおゴール後には、ベンチ前でゆりかごダンスをしています。
チームメートではなく、元チームメートで、現在はクラブスタッフである伊藤宏樹さんの第二子誕生を祝うもので、憲剛選手は「ヒロキ!ヒロキ!」と言いながら、ゆりかごで祝福。ただそれでも、イマイチ理解できていないのか「?」という表情をしていた選手もいたみたいです。まぁ、現在のチームメートではなく、クラブスタッフとはいえ、元チームメートに向けたゆりかごダンスというのは、あまり聞いたことがないですからね。
それにしても、あの憲剛選手のミドルシュート。
本当にゴラッソな一撃だったわけですが、彼は自虐的にこう言って、報道陣を笑わせてくれました。
「でも、西くんのほうが凄かったし」
・ ・・確かに・笑。
前節、鹿島アントラーズの西大伍選手がコーナーキックからダイレクトで決めたボレーシュート。あれはちょっと異次元というか、年間最優秀ゴールにノミネートされるレベルでした・・・さすがのケンゴラッソも、今回ばかりは西大伍のダイゴラッソにはかなわなかったのかもしれません。いや、ダイゴラッソとか呼ばれているかどうか知らないですけど(たぶん呼ばれてない)。
次は勝利にむすびつくケンゴラッソになると良いですな。
2試合連続ゴール、密かに期待しております。
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「ボクはファミコンが欲しかったのに」を読んだ。
本棚を整理していたら、ブログに感想を書いていない良書があったので、いくつかオススメを紹介しておきますね。
まずはこちら。
「ボクはファミコンが欲しかったのに」
今年2月に発売された小説です。
「ゲームセンターCX」構成作家の岐部昌幸さんによる作品。タイトルにあるように、ファミコンをめぐる物語なんですけど、この小説は良いですよー。直撃世代にはグッときます。
団地に住む小学生・マサミチには夢のアイテムであるファミコン。
そんな欲しくてたまらなかったファミコンを、ある日、母親が内緒で手に入れてきてくれた!!
・・・・しかし箱を空けると入っていたのは、ファミコンではなく、セガのゲーム機。
「こんな知らないゲームなんか欲しくないよ!!」
荒ぶるマサミチ・・・そしてそこから日常の運命が変わり始める少年の物語です。
ストーリーの柱にはファミコンという存在が君臨しているのだけど、実はファミコンネタはそれほどゴリゴリとは出てきません。どちらかといえば、ファミコンにまつわる日常風景を描いている小説ですね。例えば、普段は冴えない男子でも、新作の人気ファミコンソフトを持ってると、クラスで一気にヒーローになれるとかね・・・・あるある・笑。
あるいは、中古ファミコンソフトのチラシの価格をめっちゃチェックして、妄想を膨らませていたりね。そう、新作のファミコンソフトはまず買ってもらえないから、中古品で面白そうなのを探す癖がついてしまうんですよ!ただバンゲリング・ベイは価格が安いんだけど、別に欲しいとは思わなかったとか・・・・。
小学生時代のいろんなエピソードやちょっと事件に「うわー、懐かしい」とニヤニヤしてしまいます。個人的にツボだったのは、「不良になるから、ゲームセンターには行くことは禁止だった。でもデパートのゲームコーナーならギリギリセーフで怒られない。なぜなら『デパートに行っている』という解釈だから」というやつ。そういう解釈、あったわー・笑。
笑えるけど、ちょっと切ない小説でもあります。地味に心をギュッと掴まれるんだわ。
ファミコン世代の人にはぜひ読んで欲しい作品です。
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