どうも、いしかわごうです。
先週末は等々力取材。名古屋グランパス戦でした。試合は1-0で勝利。
これで今季のホームゲームは3戦3勝。ただ決して相手を圧倒しているわけではないです。
開幕戦は1-0、浦和戦は2-1、そして名古屋戦は1-0と、どれも1点差ゲームで勝ちました。
大量点で圧勝するとか、力でねじ伏せるような戦いは出来ていません。
その理由は簡単で、今のチームにはそれだけの強さがないからです。そこは現状を認めないといけません。でも、それでも勝ち切る強さがあります。そこはしっかりと評価すべきところで、そこの成長は見極めたいと思ってます。
試合のポイントはたくさんあったと思いますが、中盤の攻防が面白かったですね。
例えば名古屋のダブルボランチのレオ・シルバと稲垣祥は、川崎のインサイドハーフである脇坂泰斗とチャナティップにマンマーク気味についてくる守り方をしてきました。
もちろん、中盤は窮屈です。でもマンマークで食いついてくるのならば、それを逆に利用すればいい。
13分に脇坂泰斗の見せたシーンが見事でした。自陣でレオ・シルバを食いつかせてから剥がす駆け引きをして、最終的にはミドルシュートまで持っていったというね。
あの場面は、中村憲剛や大島僚太が繰り広げてきたレオ・シルバとのマッチアップの歴史が紡がれていくような感覚でしたね。新潟時代からなので、もう10年ぐらい続いてます。そんな歴史もレビューには書いておきました。
あるいはダブルボランチを食いつかせて動かすことで生まれる背中のスペースに家長昭博が顔を出して、ボールを引き出すリズムも良かったですね。
家長昭博のフリーマンぶりも見事でした。前半の途中からほとんど右サイドにいなかったのでは???・・・だが、面白い。そんなところも掘り下げてみました。
・・・とまぁ、見どころや語るべきことがたくさんある試合でした。
レビューではそんな作り上げてきたものをたくさん書いてみました。
ラインナップはこちらです。
■名古屋をどう攻略するのか。フロンターレが選択した二つの打開策
■フロンターレの伝統?レオ・シルバとの中盤の攻防の歴史を振り返る
■フリーマン・家長昭博がダブルボランチの背中を狙い続けた理由
■高いラインには、やっぱりドリブラーが効く
■増加傾向の警告とセットプレー。それでもやられない守備で今年は耐える
■サイドを起点に揺さぶりをかけてきた、後半の名古屋
■本当に強いチームとは何か。
■「作り上げることのほうがいい人生でしょう。そう思いませんか?」
以上、全部で約11000文字です。
「そしてサッカーを作る」 (リーグ第4節・名古屋グランパス戦:1-0)
タイトルの由来がわかった人は、なかなかのマニアです。
ではでは。