僕が僕であるために。


どうも、いしかわごうです。

2-2の仙台戦から一夜明けた昨日は、山根視来選手にインタビューでした。

今や日本代表ですからね。彼が感じている変化をたくさん聞きましたよ。

本題ではなかったのだけれど、ベガルタ仙台戦の話も少しだけ聞きました。

チームとして何が問題だったのか。試合翌日に感じるものも話してくれました。

ピッチに目を向けると、やはり前半の試合運びですね。

1-0でリードしている中でも、負けている仙台は自陣で構えてボールを取りに来ない展開でした。追加点は欲しいけど、相手が奪いに来ないならば、そのままボールを持って時間を進めてもフロンターレとしては、特に悪くない。

その展開でサイドバックが無理をして攻撃を仕掛けていくべきだったのか。

要は、わざわざ危ない橋を渡るべきだったのか。

その舵取りの判断が難しかったようでした。ノボリ然りで、やはり悩ましかったようです。

ただどうすればよかったのかも山根視来は彼なりに話してくれています。そこはレビューに盛り込んでおきました。

試合翌日の出来事も色々と。

僕の個人的には、「でも負けてないし!Jリーグ記録に並んだし!」と切り替えて、ポジティブに強がりましたが、選手たちはそうではなかったようです。

と言うのも、試合から一夜明けて、鬼木監督はこんな風に選手たちに伝えたと、山根視来が明かしてくれました。

「今朝、鬼さんは、『負けていないという言葉は使いたくない』と、言っていました。自分たちの持っているものを考えたら、『負けていないじゃなくて、勝ち続けないといけない』。そういうニュアンスの話をしていた。僕らもそう思ってやっていた。今年の3分けは、全部勝ちに持っていけたので」

なるほど。
尾崎豊は「僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない」と歌いましたが、フロンターレがフロンターレであるために、勝ち続けなきゃならないチームになってきているわけです。そう言う気概を持ちたいですね、もう一度。

追いつかれた場面に関して言えば、技術的なミスもあったし、判断のミスもありました。でも一番問題なのは、頭の中が選手たちで
揃っていなかったことでしょう。後日取材も含めて、そこの問題も向き合ってみました。

そんなことをあれこれ書いたレビューはこちらです。

■川崎フロンターレが見せた、「強者として」の正しいゲームの入り方。

■「追加点を取りに行く時間帯で畳み掛けられず、チームの良くなかったところが出てしまった」(小林悠)、「いつもだったら追加点で畳み掛ける。そういうところでミスが多かった。自分たちのテンポに持っていけなかった」(谷口彰悟)。なぜ畳み掛ける展開に持ち込めなかったのか。試合後に判明した、2つの原因。

■「なかなか遊びのパスや、入っていくスペースがなかった」(登里享平)、「自分のところで(ボールを)持たされている。でも、勝っているのは僕ら」(山根視来)。エサ撒きに食いついて来ない仙台守備陣と使わされたサイドのスペース。川崎の両SBが試合中に抱えていたジレンマとは?

■「毎試合3点取って勝てればいいけど、3点取らないと勝てませんというチームになるつもりはない。どんな状況でも勝つ」(谷口彰悟)。技術的なミス、判断のミスよりも改善しなければいけないことがある。そして、仙台戦から一夜明けて指揮官が選手に伝えたこと。

強き心に花よ咲け。 (リーグ第20節・ベガルタ仙台戦:2-2)

以上、4つのポイントで全部で約9000文字です。是非読んでみてください。

ではでは。

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