かつてのライバルからの言葉に思うこと。


どうも、いしかわごうです。

先週末の川崎フロンターレ対ガンバ大阪戦は2-0で勝利。開幕から15試合負けなしとなりました。

緊急事態宣言のため、リモートマッチ(無観客試合)でやりにくさは少なからずあったと思います。ただ試合内容としても、総じて完勝でした。

試合後のオンライン会見で印象的だったことがありました。

それは、ガンバ大阪の昌子源の対応です。

試合後、川崎フロンターレとの差を聞かれた彼は、「球際の速さ」と「距離感」など挙げて、川崎フロンターレのサッカーを素直に賞賛していました。

自分が質問したわけでもなく、ただ画面を通して聞いていただけですが、それを聞いていて、僕はなんだか嬉しいような、不思議な気持ちになりました。

 というのもですね。
昌子源と言えば、海外移籍をする前は鹿島アントラーズの守備陣の要でした。川崎フロンターレがタイトルを獲得する前の無冠だった時代に立ちふさがってきた中心的なディフェンダーだったんです。

フロンターレが悔しい思いをしている時、喜んでいる鹿島の選手の中心選手だったんです。

例えば2016年のチャンピオンシップ準決勝や2017年の元日・天皇杯決勝がそうですね。

とりわけ、この日のガンバ大阪との試合は吹田スタジアムで行われただけに、同じ吹田での天皇杯決勝で延長戦の末に鹿島に敗れた試合は、未だに忘れられません。

セットプレー絡みの失点だったわけですが、またも決勝で鹿島に悔しい思いをさせられる・・・・そんなに力の差はないように感じるのに、なぜか勝てない。タイトルを取り続ける鹿島との差を痛感させられた準優勝です。

今ふりかえると、決勝戦や天王山といったビッグマッチでは、そのための戦い方があるのだとわかりますが、どうすれば勝てるのか、当時はわかりませんでした。

その鹿島での勝負所を掴み続けていたのが昌子源なんです。

そういう背景もあっただけに、昌子源が川崎フロンターレの強さを賞賛するコメントを聞けたのはなんだか感慨深いものがありました。

そして、そういう姿勢を出せる昌子源にも好感を持てましたね。

かつてのライバルから認められることで、現在の川崎フロンターレは、間違いなく正しい方向に向かって成長しているのだとより自信を深められたような気がしました。

ちなにみどんな言葉を述べていたのかはレビュー本文で解説しています。

ラインナップはこちらです。

・前半における両者の思惑
・違いを出せる男・車屋紳太郎の3つの持ち味と1つの武器
・弱点を突くのではなく、相手を見てサッカーをする
・昌子源の言葉から読み解く自分たちの強さ
・空飛ぶダミアンとマイケル・ジョーダンとシカゴ・ブルズ

「空も飛べるはず」 (リーグ第13節・ガンバ大阪戦:2-0)

全部で約11000文字です。ぜひ読んでみてください。

ではでは。

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