イベントプロモーター視点でキン肉マンを語った新書「ゆでたまごのリアル超人伝説」


 
「読み終わった本はちゃんと記録に残しておこう」ってことで、最近読んだ本を、このブログで少しずつつづっておきます。
「ゆでたまごのリアル超人伝説」

 作者のゆでたまご先生が、イベントプロモーター視点で「キン肉マン」を語った新書です。いわゆる「制作秘話」について語っている本なんですけど、これまで出している内容と違うのは、「興行視点」でキン肉マンを切り取っていることですね。これが、地味に面白い。
 興行視点とはどういうことかというと、超人同士の対戦そのものよりも、そのカードは集客的に成功だったのかどうか、対戦が行われた会場についてなぜそこの場所だったのか、どんな思いがあったのか、などなどを詳しく語っていたりします。今思うと、キン肉マンの戦いの舞台って、実在する場所でちゃんと一般のお客さんを入れて興行として開催しているんですよね。
 例えば、第20回超人オリンピックは、サッカーの聖地・国立競技場で開催していたんですけど(全然意識してなかった・笑)、「現時点でも国立競技場で興行を行ったプロレス団体はない」、「ボクたちゆでたまごの夢であり、プロレスファンの悲願でもあった」とコクリツへの思いを熱く語っていたりします。
 場所選びのポイントもいろいろ語っていて、7人の悪魔超人編では、正義超人と悪魔超人が全国各地の5カ所にわかれて戦ったわけだけど、あえてスポーツに馴染みのない場所を選んだそうです。ロビンマスクがアトランティスとの名勝負を繰り広げたのは上野の不忍池だったなぁ。そういえば、将棋の電王戦でプロ棋士がいろんな場所でコンピュータと対局するのを、森内竜王・名人(当時)が、「キン肉マンみたいですね」と言っていたなぁ。
 個人的に面白かったのは、あるとき猪木がタイガーマスクの後釜としてキン肉マンを新日本のリングに上げたいと持ち込んできたけど、作者は馬場派だから断ったというエピソードですね。
 作者としては、キン肉マンをリングにあげるなら、大好きな馬場の全日本と思っていたそうです。実際、そういう話も浮上したらしいのだけど、馬場がキン消しを見て、「なんだ、お笑い漫画じゃないか」と投げ捨ててしまったのだとか・・・。なかなかうまくいかないものですね。
 超人のモデルになったレスラーなんかもたくさん明かしていますが、全体的にはキン肉マンという作品の根底に流れるゆでたまご先生の「プロレス愛」がとことん伝わってくる内容です。
 プロレス、実はまだ生で観たことないから、ちょっと行ってみたいですなぁ。
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