難局物語。


難局物語、南極物語ということで・・・フロンパークではペンギンが見れました。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 同じ勝ち点で並び、順位も名古屋が9位とフロンターレが10位と近い位置。
 普通に考えれば、均衡した試合になるはずなのですが、ふたを開けてみるとフロンターレがボールを持って攻め続ける展開に。試合前からフロンターレがボールを保持する時間は長いだろうな、とは思っていましたが、予想以上でした。中盤でボールを持つ中村憲剛選手に対して、あれだけアプローチに“いかない”チームも珍しいです。
 そもそも名古屋の守備は、ゾーン気味に対応し、しかもボールホルダーに対するアプローチがかなり緩い。それでもチームとして成り立っているのは、他の選手の1.5倍ぐらいの運動量とボール奪取で中盤を支えているアンカー・ダニルソンの機動力があるからこそ。 ただこの試合はそのダニルソンが負傷欠場。出場停止でダニエルと増川選手も欠場。それも踏まえて、かなり後ろに重心を置いた割り切った戦い方を採用してきました。
 そういう要因があったわけですが、フロンターレがあれだけ攻め込めた理由として、チームとしてボールの持ち方がうまくなっているのも事実だと思います。
 相手が奪いにきたら、無理せずボールを戻して外してリターンを受けて、組み立てをやり直す。何気ない作業かもしれないですが、これがごくスムーズにやれている。そしてその繰り返しで相手をいなしてフリーになってボールを運んでいき、縦パスもズバズバ入れてスピードアップ。横浜FM戦の後半がそうであったように、風間監督になってからこだわっているこのリズムの繰り返しで、この試合でも何度も名古屋陣内に侵入していき、「プロ同士のゲームなのに、片方にあんなに決定機があっていいの?」というぐらいチャンスを作りました。
 ただ面白いように攻め込んだにもかかわらず、笑ってしまうぐらい点が取れませんでした。もちろん、笑えないのですが。そして逆に後半に相手のワンチャンスに近い一発で点を取られてしまい敗戦。
 試合後の監督会見でのピクシーはやたら饒舌でしたが・笑、名古屋としては語るべきものの少ない内容だったと思います。それぐらいうなりふり構わず勝ち点だけを取りにきた相手に、まんまとそれを渡してしまう・・・なんとも悔しい試合でした。
 試合後のミックスゾーンでは、伊藤選手が「俺が悪いんですよ」と悔しそうに話してました。失点場面では、味方の背後を突かれたカバーリングに入り、エリア内で金崎選手と1対1となり、彼が仕掛けた2度の切り返しについていけませんでした。
ただ伊藤選手のプレーで指摘すべきなのはこの場面ぐらいで、試合全体を見てみれば、久しぶりのスタメン出場ながら、総じて安定していたと思います。風間監督のサッカーでは最終ラインからのビルドアップも求められますが、それもスムーズに配給していました。
この試合で反省すべきは、守備陣よりもあれだけの決定機を決めきれなかった攻撃陣にあると思いますが、ミスが少なくても、勝敗に直結する失点場面はどうしても印象に残ってしまう。難しいポジションです。
 これで等々力では連敗。
鳥栖戦といい、名古屋戦といい、負け方があまりにもったいなさ過ぎます。チームのスタイルが変わり、スタメンの平均年齢もかなり若いため、勝負所での駆け引きなどの経験不足もあるのかもしれませんが、こういう負けパターンにはまらないためにどうすべきか。そろそろチームとして学ばなくてはいけません。
 今週は仙台戦。
去年、勝ち方を身につけたチームです。一週間、しっかり準備して臨んでもらいたいと思います。
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