さよなら、2012年。

 2012年も終わりますね。
今年もこのブログを読んでいただき、どうもありがとうございました。
おかげさまで、エルゴラッソのフロンターレ担当記者としてシーズンを終えることが出来ました。相馬監督から風間監督の交代劇あり、多摩川クラシコの復活ありと、いろんなタイプの原稿を書きました。特に風間監督になってからは、相手のスタイルに合わせた対策練習を施さないため、プレビューの執筆が地味に毎回大変でした。
エルゴラでは年末特大号で中村憲剛選手のスペシャルインタビューを飾らせてもらったりと、いい締めくくりもさせてもらいました。来年はタイトル原稿を書けますように。
 エルゴラッソ以外のサッカーメディア媒体でもいろいろ仕事をさせてもらった年でもありました。サッカー批評にサッカー本の書評を掲載させてもらったり、一般雑誌のサイゾーで仕事させてもらったり・・・・自分にとっても小さな一歩ではありますが、来年も違う媒体でもサッカーの記事が書ければと思っております。
 うれしいサプライズもたくさんあった年でした。
漫画サンデーの「サッカーの憂鬱」で自分がモデルのキャラクターが登場。
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 我ながら、これはちょっとすごいですね。
サッカー漫画の主人公になるサッカーライターなんて、なかなかいないよ・笑。たぶんサッカー漫画史上初だったかもしれませんね。
 漫画といえば、ナリキン!の作者・鈴木先生、監修のプロ棋士・野月先生とも親交を持てたのもうれしい出来事でした。
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 年末にはナリキン!の忘年会にもお呼ばれしました。
将棋好きのサッカーライターとして、来年は何か仕事できたらと企てております。
・・・・そうそう。
塀内夏子先生から似顔絵のサインを描いていただいたこともありました!
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(いしかわごうの歴代自画像で、一番イケメンに描いてくれている先生です。たぶん)
 フロンターレ関係もいくつか。
年末にスカパー!のオフ企画である「30分でわかるフロンターレ講座」に出演させていただきました。
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(現在再放送中です。自分がオススメの曲にしたサカナクションのアルクアラウンドが、番組内でいい感じで使われていてうれしかったですね)
同じく年末には、フロンターレプロモーション部・天野部長の特別エッセイ集「クラブ名にフロがつくのはウチだけなんです」の製作をお手伝い。
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 刺激的な話がたくさん聞かせてもらいました。いつもエネルギッシュな天野さんの秘密が少しだけわかってきましたね。来年もこちらの予想のナナメ上をいくプロモーション企画を期待したいと思います。「そうきたか!」と何回ニヤリとするか、今から楽しみです。
今年もこのブログを読んでいただき、どうもありがとうございました。
2013年、一体どんないしかわごうになるのか、まったくわかりませんが、野望はたくさんあります。自分に期待して頑張っていきたいと思います。
ではでは・・・来年に続く。... 記事を読む

加地倫三のたくらむ技術を読んだ。

 どうも。
相変わらず本は大量に読んでるんですが、なかなかレビューを書く時間がないので、最近読んで面白かった本を紹介します。
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 「たくらむ技術」
「アメトーーク!」と「ロンドンハーツ」のプロデューサー・加地さんによるヒットの秘密と仕事術を明かした内容です。
 企画の本は好きで読むのですが、テレビマンの書いた本っていうのは、圧倒的に外れが少ないですね。テレビ離れが叫ばれてますが、やはり何百万人という視聴者を相手にしているメディアですから、読んでいて勉強になる発想が多いです。まわりにいる「最近、テレビは見なくなった」という人に話を聞いていても、「アメトーーク!は見るけど」という人は多いですからね。そのからくりや裏側が面白いですね。
 例えば、「アメトーーク!」の企画会議は、甘いものを食べながら、深夜番組らしいゆるーい感じ楽しくやっていたのは、わりと有名な話かと思います。やはりそういう雰囲気って番組にも出るんだろうな、などと思っていたり。
 いろいろ勉強になるポイントはあったのですが、まずは番組作りそのものについて。
 見ている視聴者は「なんかわからないけど面白かった」でいいですが、番組を作る側はそんな「なんとなく」の感覚では作っていないわけです。視聴者が「面白いな」と感じるために、すべてを計算して綿密に作り上げているわけです。例えば、テロップひとつの入れ方にしても、タイミング、効果音、そしてどんな文字を使うか。いかに工夫をしているか。あるいはVTRの編集の仕方。笑った後の余韻を大事にするために、あえてそのあとの無駄な時間をカットせずに生かすなど・・・細部にまでこだわっている部分を明かしています。
 だからといって、見ている人はそこに気付け!と言っている訳ではありません。加地さんは、番組作りをまんじゅう職人に例えていました。ひとつひとつを丁寧に苦労しながら作りあげているのだけど、食べる方に「苦労したんだから」と恩着せがましく言うつもりはない。「甘くて美味しいなぁ」とただ味わってもらうだけで十分です、と。まんじゅう職人か、いい例えですね。
 少し長いスパンで見た番組作りについても触れていました。
それは「一定の負けを計算しておく」というもの。
 人気があるからといって同じ「勝ち企画」ばかり続けていたら、番組が「先細り」していくというもの。実際、ロンハーは一時期、恋愛系の人気企画がすべてあきられてしまい、かなりのピンチに陥ってしまった時期があったそうです。
 そういった反省点から、通常の勝ち企画と平行しながら、「一部では熱狂的に支持されるかもしれないけど、外すかもしれない企画」、「かなり冒険的な企画」など負けも見越した新企画を意識的に織り交ぜて防ぐようにしているとのことでした。
いくら美味しいからと言っても、焼き肉を毎日出し続けたら飽きられてしまう。視聴率の勝ちにこだわると、毎日焼き肉を出し続けてしまい、飽きられてしまう。だから、勝ち越しを続ける為には、一定の負けも必要なのだ、と。
 加地さんは3勝2敗のペースで考えているそうです。長寿番組だけあって、このへんの捉え方は、一回の視聴率だけに一喜一憂しすぎないプロデューサー的なマネジメントですよね。
 これと同じことはサッカーチームのマネジメントにも言えますよね。プロである以上、一試合一試合、ベストメンバーを組んで全力を尽くして戦い、勝利にこだわらなくてはなりません。
でも、だからといって、シーズン全て固定スタメンで戦わせる監督がいたら、どうかと思います。時期によっては、試合状況や対戦相手によって、次を見据えた采配や、若手を育てておくような選手起用をしておかねばなりません。そうしないと、シーズン終盤になってから様々なしわ寄せがきたり、大きなリスクを背負うことになります。もっというと、1年単位だけでチーム作りを考えていたら、数年後、チームの世代交代に失敗し、その後が悲惨になるなんてパターンもありますよね。
あとアメトーーク!でのひな壇に並べる芸人の組み合わせなどは、サッカーチームを作るのとすごく似てますね。同じタイプの選手ばかり集めても仕方がなくて、ちゃんとポジションや役割を考えてブッキングしないと失敗する(実際、そういう番組は多い)。こんな感じで売れている芸人がなぜ売れているかも、起用している側の論理で説明しているので、面白いですよ。
30日のアメトーーク!スペシャルが楽しみですね。
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中村憲剛選手にインタビュー。

今日のエルゴラ。
今年最後の発行ということでオールカラーの年末特大号でお届けしています。いつもより100円アップの250円です。
天皇杯のプレビューなどもあるのですが、メイン企画として今季得点王の佐藤寿人選手、そしてエルゴラ認定の今季アシスト王・中村憲剛選手のスペシャルインタビューをそれぞれお届けしております。
 憲剛選手のインタビュアーは僕がさせていただきました。
今季のフロンターレのこと、キャリプロ10年目を迎えた自身のこと、日本代表のこと、Jリーグ全体を盛り上げるために・・・いろんなことをたっぷり話してもらいました。こちらとしても「憲剛選手が今年受けたインタビューで一番オモロイ内容にしてやるぜ」ぐらいの気概で臨みましたからね。読み応えはたっぷりだと思います。
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カットした話もかなりあるのですが、そのひとつを紹介すると、大島僚太選手との話。若手の中ではまだ自分に遠慮しているけど、だいぶ積極的になってきたということを言っていて、「去年のリョータは、おれと会話が出来なかったからね」と笑って、こんなエピソードを明かしてくれました。
 去年のシーズン前キャンプで高卒新人として入ってきた大島選手は、憲剛選手と同部屋だったそうです。ある日の練習後、憲剛選手が何気なく大島選手をお風呂に誘ったら「・・・いま、大丈夫です」と断られて、軽くショック受けたと言ってました・笑。「俺は大卒で体育会系だから、『マジっすか!いきましょう!いきましょう!』ってなるけど、俺の事もテレビで見てた人だから緊張してたんだろうなー」なんてフォローしてましたけどね。2月だと、まだ高校卒業してない時期ですもんね。そこで年上ばかりのプロに放り込まれたら、まぁ、緊張しますわな。
 ボリュームもありますし、読んで損はしないインタビューだと自負してます。よろしくお願いしますね。
あと僕がお手伝いした天野さんの特別エッセイ「クラブ名にフロがつくのはウチだけなんです」の宣伝も少しだけさせてもらってます。
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よろしくどうぞー。
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ナリキン!の忘年会に行ってきました。

 サッカー×将棋漫画「ナリキン!」の忘年会にお呼ばれしてきました。
僕はチーム「ナリキン!」の一員だったみたいです・笑。ありがとうございます。
 作者の鈴木大四郎先生、監修を務めているプロ棋士の野月浩貴先生、女流棋士の藤田綾さん、将棋初段でサッカー元日本代表の波戸康広さんなどなど総勢10人でワイワイガヤガヤ。たぶん会話の中で、日本で一番サッカーと将棋の化学変化が起きている空間だったと思います・笑。
 トークが冴える波戸さんには、「今日は『飛車を振るねー』、波戸さん!」という例えツッコミが出たりして、めっちゃ楽しい時間を過ごさせてもらいました。野月さんと藤田さんには将棋界のいろんな話を聞かせてもらって新鮮でした。
 ちなみに二次会では、スポーツバーでフリューゲルスが出た伝説の天皇杯決勝戦を、このとき出場していた波戸さんが試合を見ながらあれこれと解説してくれました。これ、フリューゲスファンだった人なら、お金を払ってでも聞きたいトークでしょうね。すげぇ面白かったです。
お土産に、鈴木先生の宛名&カラーサイン入りでナリキン!の2巻をいただきました。うれしい!ありがとうございます。
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2巻から将棋とサッカーが試合でもリンクし始めているので、まだの方はぜひ読んでみてください。
 2013年はサッカーと将棋がくるよ・笑。
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・・・あっ、フロンターレ絡みの宣伝も。
今日の23時からスカパー!のオフ企画「30分でわかるフロンターレ講座」に僕も出ています。番記者座談会です。詳しくはこちら
そしてもうひとつ。
「いっしょにおフロんた~れ」の3年分の企画秘蔵と舞台裏を綴った、フロンターレプロモーション部部長・天野春果 作・いしかわ ごう編集のエッセイ「クラブ名に“フロ”がつくのはウチだけなんです!」が、明日22日より高津湯さんの隣にある「縁ぐま亭」に設定されます。
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 フロンターレプロモーション部部長・天野春果の著「ボクがバナナを売って算数ドリルをつくるワケ」に続く第2弾作品として店内のみでお楽しみいただけます。非売品ですよ。詳しくはこちら
僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ (単行本)/小学館

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フローソン。

 昨日が新聞休刊日のため、エルゴラは今日発売です。
フロンターレの練習試合レポートでは、中央大に試した[3-3-1-3]システムについて書いています。狙いについては記事を読んでもらいたいのですが、田中裕介選手やノボリの個人戦術が上がってきたことで、風間監督はここにきてさらにもう一段階、チームを発展させようとしている気がします。リーグ戦は終わってるのに、実に貪欲です・笑。
「システムに捉われるな」と風間監督はよく言ってますが、本当にそういうチームになりつつあるのではないでしょうか。
 さて。
この時期の自分はというと、今シーズンの総括原稿やらインタビューやらに追われております。
 ボリューミーな仕事ばかりなので、けっこうタフな作業です。
今季のゴールの振り返りや、いろんな集計データやランキングなどを確認する機会が多いのですが、それを通じて、知らなかった発見などもあったりして面白いです。
・・・今週はけっこう修羅場かな。
先週、天野部長のお手伝いで高津湯さんにお邪魔したとき、フロンターレ仕様のローソン、フローソンに寄ってみました。
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フロンターレのグッズもたくさん売っていました。せっかくなのでローソンとコラボしたボールペンを買ってみました。
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 ちょっとしたグッズをコンビニで買えるのはいいですね。... 記事を読む

30分でわかる川崎フロンターレ講座。

 昨日はスカパー!のJリーグオフ企画「30分でわかる川崎フロンターレ講座」の収録。
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 サポーターにはおなじみの毎年やっているシリーズですね。
今回の一限目はフロンターレを普段から取材している番記者が出演することになり、その収録をしてきました。内容は今シーズンの振り返りですね。あんなことやこんなことを語ってきました。
 オンエアは12月21日(金曜日)だそうです。お楽しみに。
そして夜は、フロンターレの名物スタッフ・プロモーション部の天野部長のなぜかお手伝い。
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オフロンスキーに装飾された高津湯さんを見学しつつ、エネルギッシュな天野部長からいろんな話を聞かせてもらいました。刺激的な話がたくさんで楽しかったです。
天野部長によるこの本は、企画本として読んでも、かなりのオススメです。
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結局、買ってしまいました。

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映画「バック・トュ・ザ・フューチャー」に出てくるタイムマシンに改造されたデロリアン・・・・のミニチュア。
部屋に飾ってブイブイ言わせます。
バック・トゥ・ザ・フューチャー 25thアニバーサリー Blu-ray BOX [Blu-ray]/ジェネオン・ユニバーサル

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バック・トゥ・ザ・フューチャー DVDコレクターズBOX 【初回生産限定】/ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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こんなグッズもあるんですね。第一作に出てきた「時限転移装置」。
Back To The Future – Prop Replica: Flux Capacit…/ダイアモンドセレクト

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デロリアンもいろいろあります。
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1/18 デロリアン バックトゥーザフューチャー パート3 レイルロード ヴァージョン/サンスター

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1/24 ムービーメカシリーズSP08 バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン パートII…/青島文化教材社

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Diamond Select Back To The Future II Exclusive …/デロリアン

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Delorean Back To The Future, Part III [輸入品] [おも…/デロリアン

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風間フロンターレのセットプレーを考える。

 スカパー!のJ1リーグ年間ベストゴールで広島対川崎F戦の清水選手のゴールが選出されていました。コーナーキックからのボールをダイレクトで合わせた素晴らしいゴールです。
 こういうのを「決められた側」として選ばれてしまうと、「セットプレーの守りがなー」と漏らしたくなりますが、実は風間監督になってからの公式戦約30試合、セットプレーでの失点はかなり少なかったんですよね。
 ご存知のように、風間監督になってからセットプレーは全員ゾーンで守っています。最初、練習でこの守り方を見たときは「大丈夫かよ?」とヒヤヒヤしましたが、意外や意外、シーズンが終わってみれば、この守りでほとんど失点しませんでした。
 失点した試合は、このアウェイ広島戦のCK、アウェイ仙台戦のCKと、梁選手に直接決められたFK、あとはアウェイ柏戦でジョルジ・ワグネルに決められたFKぐらいでしょうか。最終節ではセットプレーのこぼれ球から横山選手に2得点を決められましたが、そのぐらいですね。ナビスコカップも含めると、セレッソ戦でFKのこぼれ球を柿谷選手に決められたのもありましたね。
 シーズン通じて考えると、確率的にはなかなか効率のいい守り方になっていると思います。セットプレーの守備というのは、受け身にならざるを得ない以上、完璧な守り方など存在しないわけですし、もちろん弱点もあります。
 11人全員でゾーンを守るので、そこを外されたエリアをうまく狙われる(広島戦のゴールがまさにそれ)、クリアした後のセカンドボールに対するケアですね。前節の清水戦も、CKのクリアボールを狙われ、小林大悟選手のシュートをポストに救ってもらう場面が2度ありましたし、セレッソ戦の2失点もそれでした。あとは前線に残さず11人全員が自陣で守るので、しのいだ後にカウンターになりにくい、っていうところでしょうか。
 守る部分に関しては、セットプレーのは合格点だったかと思います。一方で、シーズン終盤はこちらがセットプレーで面白いようにゴールを奪い始めましたからね。
あとフェアプレー賞を獲得したように、無駄なファウルで相手にセットプレーを与える場面が少なかったのもセットプレーの失点が少なかった要因でしょうね。
セットプレーを勉強したい人は、この本がオススメです。
攻守のセオリーを理解するサッカーセットプレー戦術120/池田書店

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