パラグアイについて語る日本人選手。


 今日のエルゴラ。
ベスト8をかけた明日のパラグアイ戦のプレビューがメインです。見開きではどどんと川島永嗣選手の後ろ姿。

いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」

パラグアイの特集ページでは、04年にパラグアイ・グアラニーでプレーしていた愛媛・福田健二選手のショートインタビューも掲載されてます。現在の代表には、当時のチームメイトや対戦経験のある選手もいるようで、彼らについても語っています。

 先週金曜日の夕方のスーパーニュースでは、草津の廣山望選手がインタビューを受けてたんですよ。全国ニュースでいきなり廣山選手が登場したのでビックリしましたよ。パラグアイが守備の固い国であること、日本のキーマンとして長谷部選手をあげていました。相変わらず、インテリジェンスあふれるコメントぶりでした。

 廣山選手は、01年にパラグアイのセロ・ポルテーニョでプレーして大活躍。リーグ優勝を果たし、コパ・リベルタドーレスカップにも出場。南米のクラブでプレーした日本人選手は数おれど、リベルタドーレスに出場した日本人は、廣山選手が初めてで、さらにゴールも記録。あのカズだってリベルタドーレスには出場してませんからね。

 この活躍にトルシエ監督も代表に召集したのですが、当時の日本代表・右アウトサイドのポジションは、波戸選手や明神選手のような守備のできるタイプが重用されていた時期。そのため、アタッカータイプの廣山選手はなかなか起用されにくい状況でもありました。まぁ、そのへんを含めた事情はこの本に詳しいです。大きいブックオフを探せば、まだ売ってると思います。

此処ではない、何処かへ―広山望の挑戦/田崎 健太
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 せっかくなので、前も掲載した廣山選手のサイン入りセロ・ポルテーニョのユニフォーム写真をもう一度。えっとー自慢ですわ。

 
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」

 そして現在パラグアイでプレーしている日本人選手も少なからずいます。
その一人が、昨年までヴェルディに所属していた新村純平選手。ヘネラル・カバジェロ所属。2部リーグみたいですが、頑張っているようです。

 ヴェルディ時代、いつも居残りして自分の課題に取り組んでいた彼の姿は印象的でした。
練習後は、よく土肥選手に「俺、どう見えましたか?」とアドバイスを求め、「アドバイス?新村、金払えよー」と面倒くさがられながらも大先輩の助言を真摯に聞き、次の日のトレーニングに取り組み続けていました。土屋選手からも「おまえは、昔の俺によく似ているよ」と可愛がられていました。

 彼自身は、09年シーズンに海外へ出て挑戦したい気持ちもあったみたいですが、ヴェルディ側があまりいい顔をしなかったので、このときは断念したという話も聞いたことがあります。いろいろありながらも、海外でサッカーを頑張っているみたいでうれしいです。

 あー。

新村選手がテレビインタビューで「パラグアイのサッカーっていうのは・・・」とドヤ顔でコメントしてくれてたら、ウケるんだけどな。「まだ3カ月ぐらいしかプレーしてないやないかい!」ってつっこみたい。

 というか、逆にパラグアイの地元TVから「日本のサッカーとは?」というインタビューを受けてコメントしていそう(笑)。

 そして今日の夜は、オランダ×スロバキア、ブラジル×チリ。エルゴラのプレビューではチリの名将・ビエルサがこんなにどでかく掲載されています。

いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」

 この戦術マニアのおっさんは、信じられないぐらい細部にまで神経を張りめぐらせて戦略を練っているくせに、実際のピッチで表現されているものが、笑っちゃうくらい無謀かつ大胆なものになっているというのがたまらないんですよ。

 なおビエルサが言うには、「自分はこれまで2万5千試合のビデオを分析したが、サッカーの歴史上、戦術というのは28種類しかなく、そのうち19種類は守備的なもので、残りは攻撃的なものだ」とのこと。2万5千試合を分析って、どんだけ戦術マニアなんだよ(笑)。

 このビエルサが、次期日本代表監督との噂もありますからね。もし実現したら、鼻血出るぐらいうれしいですわ。

 僕は大会前の優勝予想にブラジルを挙げたんですけど、攻撃し倒すチリが勝つならば文句はありません。もちろん、チリにとって守備の固いブラジルとの相性は、すこぶる悪いはず。さて、どうなるか。

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