週刊サッカーマガジン最終号とサカマガイズム。


 先週買った雑誌と本。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 サカマガ編集長・北條さんの巻頭コラムをまとめた単行本「サカマガイズム」を読む。4年分のコラムなので、ボリュームたっぷり。
4年前の話題なんかは、さすがに今振り返ると、懐かしく読めますね。ちょうど4年前だと、南アフリカワールドカップを翌年に迎えた時期におこなったオランダ遠征での「世界には完敗」、「前半は通じた」、「前半の戦い方を継続できれば」などなどの議論なんかは、今月のオランダ遠征を控えているだけに興味深かったりします。
北條さんの視点と論理展開は好きなので読んでいて飽きないのですけど、4年分ですから、さすがに読み切るまでは時間がかかりそうです。堪能します。
 そして週刊サッカーマガジンが、先週で「週刊」雑誌としては最終号を迎えました。
 サッカーメディアの老舗中の老舗ですから、サッカーファンだけではなく、サッカー関係者、サッカーメディア関係者にも愛着の強い媒体でしたから、本当に寂しい限りです。僕も何度か寄稿させていただきましたが、自分のクレジットでサカマガに原稿が掲載されたときはうれしかったですし、その号はいまだに記念に取っているほどです。
速報性ではネットメディアや週三回発行のエルゴラがあり、じっくりと読ませる読み物ならば、Numberやサムライ・サッカーキングや隔月のサッカー批評などもあるため、確かに週刊発行のペースだと雑誌としての立ち位置が難しくなっていたことは容易に想像できますが・・・それにしても寂しいですね。
 この最終号にインタビューで登場する稲本選手はさすがですね。自身の代表時代について、詳しく語っています。現在からの振り返りなので、興味深いです。
 現場で会うサカマガの関係者から事情を直接聞いたところ、月刊化は夏ぐらいには決まっていた話とのことでした。今後は編集部も作り手も変わり、全然違うスタイルの雑誌になるらしく、「月刊でリニューアルします」というレベルではないみたいです。編集長も宮本恒靖さんですし、確かに予告を見ると全然違う雑誌に生まれ変わりそうな印象ですね。どうなるんでしょうか。
 先週はあの「ドーハの悲劇」が起きた20年後でもありましたからね。そのタイミングでサカマガの最終号が出る・・・・なんとも言えない巡り合わせです。
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