プロフェッショナル 仕事の流儀 岡田武史


いまさらながら、今週の「プロフェッショナル 仕事の流儀」
今年から中国リーグの杭州を率いている岡田武史監督でした。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
日本人プレイヤーの海外挑戦は当たり前になってきましたが、名のある日本人指導者の海外クラブ挑戦となると、まだまだ例が少ないです。日本人を指導するのとは、まったく違う難しさがあるのだと思います。その挑戦の日々に密着。チームには、10年までフロンターレにいたFW・レナチーニョがいますね。あと去年までフロンターレのGKコーチだったイッカさんも映っていました。
 日本代表監督を2回、Jリーグの監督も2回。札幌ではJ1昇格とJ1残留、横浜Fマリノス時代にはリーグ2連覇。「結果を出し続ける」ということに関していえば、やはり岡田武史が日本人指導者でナンバーワンだと僕は思ってます。ただやはり、自身の中で満足はしていないんですね。理想とするサッカーをして勝ちたいという思いが強いのでしょう。なにより、異国の地に飛び込んでチャレンジする選択が岡田監督らしいな、と思ったものです。
 岡田監督が今の指導で重要視しているのは「教えるではなく、気づかせる」こと。
例えば日本代表監督時代、ミーティングで選手に見せていた編集映像を例に出してこう話しています。
ここはドリブルすべきだった。ここはパスすべきだった。そういう”すべき”ビデオを見せていただけだった。これは答えを与えているだけ。ところが、「シンプルにパスをしろ」と言っているけど「いいドルブルだね」って言うと、選手は「あれ?ドリブルでもいいのか」と「ああこれでいいんだ」とここは何々すべきって与えるのと気づくのでは大きな違いなんですよ
 ただこの「気づかせること」が難しいんでしょうね。
シーズン前に日本で行った対外試合では、チームが機能せずに負けてしまい、選手が自信を失っていたことから、我慢し切れずに解決策を示していました。具体的には、相手のプレッシャーを受けたときに、それをどうかいくぐってビルドアップしてボールを運んでいくのか、の指導場面だったわけですが、「あんまりこういうのを好きじゃないけど・・・今日やっちゃいましたね」と悔やんでました。チームが生き物である以上、こういう理想と現実を行ったり来たりする作業なんでしょうね。
 開幕後も、思うように結果がついてこず厳しいみたいですが、どんなチームを作り上げていくのか。注目したいですね。
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