Jリーグ昔話。

今日もフロンターレの練習取材へ。
 名古屋戦に向けた取材を、モロモロと行ってきました。
囲み取材では、相馬監督が現役時代にピクシー対戦したころのお話も雑談として、少し話してくれました。現役時代の相馬さんは左サイドバック、そしてピクシーは攻撃的ミッドフィルダーですからね。ガチガチのマッチマップはなくても、対峙する機会は多かったようです。
 一言でいえば、「うまい!」とのことでした。あまりのうまさに、「コイツ、きっついなー」って思ったこともあったそうです(笑)。歴代の中でも、間違いなく最初のほうに名前が挙がる人物だと。そういえば、昔、服部年宏選手に聞いたときも、「調子のいいときのピクシーは、手がつけられなかった」と言ってましたね。
 相馬さんは鹿島アントラーズ、服部選手はジュビロ磐田で、それぞれ黄金期を築いてますが、その選手がそこまで証言しているんだから、本当に半端なかったんでしょうな。見ているだけでも次元の違いは感じましたが、やってる選手となると、また違う世界が見えてるんでしょうな・・・うん。
 当時のこういう昔話、けっこう好きだったりします。... 記事を読む

フロンターレ算数ドリル。

 こんにちは。
週末のJ再開幕に向けて、連日麻生グラウンドに足を運ぶ日々が続いております。今日もこれから練習取材に行く予定です。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 写真は、川崎市の小学校で使用されている、今年の「フロンターレ算数ドリル」です・・・ドリルって響き、すごく懐かしいですよね。
 実はこの「フロンターレ算数ドリル」が、岩手県陸前高田市に提供されることになりました。 岩手県陸前高田市の先生から申し出を受けたことがきっかけとなって実現したらしく、市内の公立小学校全9校に約800部寄付することが決まりました。しかも配布される約800部すべて、表紙になっている中村憲剛選手の直筆サイン入りになるそうです!
 中村選手自ら申し出たことで、毎日自宅でせっせとサインを書いているとのこと。昨日の時点で、すでに300部ぐらい書き終えたと言ってました。全部にサインを書くのはかなり大変な作業だと思うのですが、「全然ですよ」と中村選手。さすがですね。このドリルは、フロンターレのスタッフ数名と「ふろん太」が社有車で現地へ直接運搬し、陸前高田市立小友小学校の小学校6年生に手渡しする予定だそうです(他の8校分は教育委員会に配布を依頼)。
・・・・この記事、もともとはブロゴラに書こうと思ったネタなのですが、ドリルを持ったケンゴ選手の写真がポンボケしてしまい、掲載を自粛(苦笑)。ボツにするのは惜しいので、このブログに書いてみました。
それでは。... 記事を読む

チャリティーオークションあれこれ。

 カズさんが「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」の試合で着用していた噂のスパイク。
いまチェックしてみたら、すでに300万円越えしていました。
http://sa.item.rakuten.co.jp/football-plaza/a/jpfa0224/
まだ日にちがあるのに、すごいですね。
ちなみに僕はというと、レアグッズとかそんな持ってないんですけど、ドーハのときの代表レプリカシャツは持ってます。まぁ復刻版だけど。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 ちょっと見えにくいけど、ラモスさんの直筆サインが入っているんですよ。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 「いしかわ、懐かしいもの持ってるなー。サイン?よし、サービスして背番号も書いてやるヨ!」と、サービスで10番も書いてくれました。引退したりすると、なかなか背番号って書いてもらえないですからね。俺が着用済みで価値はダダ下がりなので、チャリティオークションには出品できませんけどね(笑)。
せっかくなので、選手会による「東北地方太平洋沖地震チャリティーオークション」のページを紹介しておきます。
http://item.rakuten.co.jp/football-plaza/c/0000000349/
携帯版だとこちらです。
http://m.rakuten.co.jp/football-plaza/p/68332/
川崎フロンターレが提供しているラインアップはこちら。
川崎フロンターレ/全29選手サインレプリカユニホーム
http://sa.item.rakuten.co.jp/football-plaza/a/jpfa0246/
川崎フロンターレ、全29選手直筆サイン入りボール
http://sa.item.rakuten.co.jp/football-plaza/a/jpfa0245/
チャリティーマッチで着用した中村憲剛選手のスパイク
http://sa.item.rakuten.co.jp/football-plaza/a/jpfa0215/

同じく小宮山尊信選手のスパイク
http://sa.item.rakuten.co.jp/football-plaza/a/jpfa0207/
そうそう。
先週の等々力で見かけたのは、やっぱり塀内先生本人だったみたいです。自身のHPでそのときの一部始終を書いておりました。
http://www.ponytail.co.jp/weekly/2011_04.html
確かにイナさんが「ぼくら『シュート』世代ですから!」って言っていたのは、こちらにも聞こえました(笑)。いや、シュートの作者じゃないし、っていうね。... 記事を読む

サイドプレイヤーの本質。

 ここに一冊の本があります。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
買ったのは4年ぐらい前だろうか。責任編集は、現在川崎フロンターレの監督である相馬さん。タイトルは「サイドプレイヤーの本質」。雑誌「サッカークリニック」で連載していたものをまとめたもので、サイドプレイヤーに必要なスキルと戦術を徹底解説したもので、その内容はかなり硬派かつ正統派の内容。
システム論やチーム戦術を解説したものではなく、個人戦術にフォーカスを当てた内容で、チャレンジ&カバー、マークの受け渡し、守備のバランスの取り方、ラインコントロール、ビルドアップなどなど・・・図を使いながら懇切丁寧に説明されている。僕はこれを何度繰り返して読んだかわからないぐらい読み込んでいた。ひさびさに開いてみたら、蛍光ペンやボールペンで書き込みがたくさんしてあった。それぐらい教科書として学ばせてもらった本ですわ。
 相馬さんのサッカーに対する考え方も随所ににじみ出ていたので、今度はそこを意識してこの中断期間に読んでみようかなと、本棚から取りだしてみたんですよ。そんでちょっと色あせてしまった表紙を眺めていたら、内田篤人が鹿島のユニフォーム姿で、長友佑都FC東京のユニフォーム姿で登場しわけですよ。
 今日の深夜、ヨーロッパ・チャンピオンズリーグという舞台で内田選手と長友選手は同じピッチに立つかもしれないんですよね。なぜだかわからんけど、なんだかジーンとしてきてしまった。相馬さんにとって、内田選手は鹿島アントラーズのの後輩にあたるし、長友選手は日本代表の左サイドバックの系譜を継ぐ存在でもある。CLで実現するかもしれないこの対決を、相馬さんはどんな見るのかな、なんて思ったり。
 今週からフロンターレは大阪でキャンプをしているので、こっちに帰ってきてから機会があれば、ぜひ聞いてみようと。... 記事を読む

長谷部誠「心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣」読了。

 おはようございます。
 長谷部誠選手の「心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣」を読了。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 手に取るまでは、イチロ-とか野村監督の出しているような「格言集+解説」みたいな構成で、自分の哲学を紹介する本なのかと思ったら、違っていた。長谷部本人が、日ごろどんな過ごし方で試合に臨む準備をしているのかなどを、かなり具体的に紹介している読み物だった。テイストとしては、中村俊輔選手の『察知力』に近い気がしました。
・・・なんてことをツイッターでつぶやいたら、この本の編集者本人から「担当が一緒だからかも・・・(笑)」とのリプライをいただいてしまいました。
そうだったのか・・・鋭すぎるな、おれ。
だてに「サッカー書評ライター」と呼ばれてないぜ・・・呼ばれたことないけど。
 書店で手にとってみて面白そうだと思ったので買ってみたのですが、自分のスタイルだけではなく、所属クラブや代表でのエピソードもかなり多く語っていたりして、予想以上に面白かったというのが率直な感想ですね。
 南アフリカ大会直前、主将に任命されたものの、いったんは岡田監督の部屋に行って辞退を直訴したときのやりとり、アジアカップで試合前日の監督&主将会見で、会見場までの車内でザックとの会話などは、主将ならではのエピソードですね。かなり興味深く読めました。
最近の出来事だけではなく、07年のJ1最終節、横浜FCに負けて優勝を逃した試合前日の自身の出来事なんかも触れています。
 読者家だけあって、知識の吸収に意欲的な姿勢もすごく伝わってくる本で、サッカーでは「監督ノート」というのを付けているのも面白いですね。日ごろから監督を観察して、チームマネジメントについて記録しているそうだ。サッカー選手としてまだまだ脂がのってくるであろうこの時期から、すでに将来のキャリアのマネジメントを開始してるっていうね・・恐るべし。
 監督やチームメイト、記者対応など、対人コミュニケーション関する話題も触れていますが、女性付き合いに関する言及は少なめです(笑)。
なお、この本の印税は、ユニセフを通じて「東日本大震災」支援のために寄付されるんですよね。重版には早速それが記載されていました。
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 今日のエルゴラでは、3月30日の川崎フロンターレの練習取材レポートを執筆しております。明日、横浜FCとの練習試合を控えているのですが、昨年横浜FCに所属していた久木野選手にも話をうかがっていますので、ぜひ。
なお関東での発売時期は終わってますが、ロングインタビューが掲載されたエルゴラの告知を、中村憲剛選手が自身のHPでしてくれていました。
・・・ケンゴ選手のブログに直リンクしているので、こっちのページに気付くのが遅れてしまった。ありがとうございます。ケンゴ選手本人には、30日の練習後にエルゴラを渡しておきましたよ。
 今日から4月ですね。
3月は日本人がこの先、一生忘れられない出来事が起きた月でした。
 4月からの新しい日々が、素晴らしい日々になりますように
心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣/長谷部誠

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サッカーの神様と三浦知良。

おはようございます。
もう・・・語りたいことが多く過ぎて、一体何から書き始めればいのやら。
昨日は、まずエルゴラに掲載される中村憲剛選手インタビューのあとがきコラムを朝に入稿。インタビュー自体は震災前に聞かせてもらった話でしたし、あれ以降、あまりにも取り巻く状況が変わってしまいましたからね。そのへんの説明を少し補足した文章を書いておきました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
見開きでのロングインタビューで掲載してもらってます。今季にかける思い、自身の変化を語ってくれてます。個人的には柴崎晃誠に関する話なんかは、すごく興味深かったなー。よろしければ、ぜひどうぞ。
そしてお昼には吉祥寺で映画「クラシコ」を観てきました。
http://www.clasico-movie.com/
サッカーファンなら観た人も多いかもしれませんが、「地域リーグ」の「北信越リーグ」を扱ったドキュメンタリー映画です。特に松本山雅FCとAC長野パルセイロの「信州ダービー」にフォーカスして、その周辺にあるさまざまな人々の熱を記録してます。
プロサッカークラブのある街には、プロレベルのサッカー馬鹿がいるものですが、サッカーに摂り付かれちゃういとカテゴリーなんて関係なく、たとえそれが地域リーグでも熱い人はとことん熱い。その象徴として出てくるのが、松本山雅のサポーターである居酒屋「まるちゃん」のおっさん。ほんと、サッカー馬鹿は偉大ですわ(笑)。
 09年のお話なので、松本山雅の選手たちが、練習後に地元の食堂でお昼ご飯を食べるシーンでは、元甲府の木村勝太選手や寄居憲選手の姿もありました。そういう場面もちょっとうれしかったりします。
・・・まっ、詳しくは、後日どこかに書きますわ(笑)。
そして夜は、日本代表 vs Jリーグ選抜の復興支援試合を観戦。大学時代の友人達からの誘いで、横浜のスポーツバーで観戦してきました。
 多くの人が観たと思うので、何も説明はいらないでしょ。
キング・カズこと、三浦知良にとにかくしびれた。
なんてカッコイイ男なんだろう。
みんなのハートに突き刺さったゴールだった。あんなのが心に刺さったら、もう一生抜けないじゃないか。
またゴールまでの流れがね・・・裏に抜け出してゴールまで結びつけた形なんて、あの瞬間だけ、カズにとてつもないチカラがやどったみたいでした。
 「もしかしたら、サッカーの神様が、何かのメッセージをカズを通じて日本人に伝えたかったのかもしれないな」なんて少しロマンテイックに考えてみたけれど、そんなチカラを出せたのも、毎日の積み重ねがあってこそ。そこを忘れてはいけないんですよね。
 実際、かつてカズはインタビューでこう語ったことがあるそうです。
「最近、持ってる、という言葉が流行っているようだけど、それがサッカーだと考えてほしくない。毎日毎日の積み重ねだけが、たった一つのチャンスを結果につなぐことができるんだ。それがサッカーだと信じてる」
44年間、休むことなく鍛えあげてきた、肉体。
その身体の真ん中を貫いている、信念。
そして、いまだ尽きないサッカーへのリスペクト。
そのすべてをまとって、彼はピッチに立っている。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
(サッカー慈善試合 ピッチ上、心は一つ…カズがゴール)... 記事を読む

疑問解決!

 今日は朝からフロンターレの練習取材に行ってきました。
天気はすっごいよかったんだけど、風がつよーい!あまりの強風ぶりに、もうビックリしたわ。
日本代表とのチャリティーマッチに臨む「Jリーグ TEAM AS ONE」に選ばれた中村憲剛選手と小宮山選手は、明日大阪に向けて出発とのこと。ということで、練習後にいろいろお話を聞かせてもらいました。記者も少なかったですし、チャリティーマッチということもあって、通常の公式戦の取材よりくだけた話が多かったですけどね。
「Jリーグ TEAM AS ONE」の顔ぶれについての話をうかがっているときにふと思ったのが、「中村選手って小野伸二選手と日本代表で一緒にプレーしたことってあったのかな?」という疑問です。
 中村選手は、06年ドイツ大会後のオシム監督時代から代表入りしていますが、小野選手にオシム&岡田時代に日本代表の中盤でプレーしていたイメージがまるでなかったんですよ。これは完全にすれ違いだったりするのかなと思い、中村選手本人に聞いてみると、「代表でやってますよ。ウルグアイ戦で!」と、即答でした・・・はやっ。
 調べたら、08年のキリンカップですか。そうだったのかー。疑問解決。ちなみにカズさんとはオールスターでプレーしているんですよね。一緒にプレーしたことないのは、FWの若手達(宇佐美選手とか原口選手とかハーフナーとかですかね?)だけだそうです。
ちなみに小宮山選手はというと、カズさんと一緒にプレーするのは初めてなのだとか。気合いがはいっていましたからね。いやー、試合当日が楽しみです。
観戦チケットが即ソールドアウトなのはみなさんも御存じだと思いますが、聞くところによると、報道陣の取材申請もすごい大変みたいです。こういう試合なので、サッカー以外の一般メディアからの申請も殺到しているらしく、プレス申請が通らなかったフリーの記者もチラホラ・・・それだけ注目されているということですよね。
・・・・僕はテレビ観戦で堪能します(泣)。
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ルービックキューブにくいつく男たち。

 今日は朝から麻生に。
ときおり小雨もぱらつきましたが、さほど影響なく見学できました。
 練習後、記者控室の机をふとみると、懐かしの「ルービックキューブ」が・・・そうです、あの色をそろえる立方体パズルのおもちゃです。オフィシャルライターのAさんに聞くと、高卒ルーキー・大島選手がかなり得意なので、その腕前をマッチディプログラムで紹介する企画とのこと。
 ふぇー。
しかしなかなかロッカーから出てこない大島選手。そうこうしていると、自販機に立ち寄った寺田周平コーチが「おーっ!」とルービックキューブを手にとって、そのまま席に座ってカチャカチャと挑戦し始めました(笑)。「ここまではできるんだけどなー」とつぶやきながら、色をそろえること5分ぐらい格闘・・・・その間、相馬監督と今野コーチも通りがかったのですが、2人ともめっちゃルービックキューブにくついて、ちょっとしたルービックトークしてましたね(笑)。あははは。人ってこういうときに、育った世代が出ますよね。なごんだ一コマでした。
 なお寺田コーチと大島選手がルービックキューブに挑戦しているこの姿は、しっかりとモバフロに動画でUPされてます。さすがフロンターレです。
 そういえば、キン肉マンで「ルービックキューブマン」って出てきたなー。超人オリンピックで見せた知恵の輪マンとの戦いは、キン肉マン史上に残る死闘です(笑)。懐かしい。... 記事を読む