伊藤宏樹とパオロ・マルディーニ。


 こんばんは。
 12月に入り別れの時期がやってきましたね。
川崎フロンターレも今季の契約満了選手を発表しています。昨日は、伊藤宏樹選手が今季限りで現役を引退することを発表しました。
 2001年から川崎フロンターレ一筋でプレー。
J2リーグで戦い、等々力の観客もまだ3000人ぐらいしかいなかった時代を肌で知っている最古参のプレイヤーです。「あのときの目標は、J2優勝と等々力を満員にすることだったからね」と、当時を懐かしんでおりました。いわゆる「どん底」を体験しながら、J2優勝、J1昇格、ACL出場、J1優勝争いなど、クラブが急激に成長し続けた時期も経験しています。
 ただしタイトル獲得はいまだありません。カップ戦とリーグ戦、あわせると準優勝が5回・・・金メダルは一度もありません。銀メダル5枚なら金メダル1枚という、おもちゃのカンヅメのエンゼル的な扱いをして欲しいぐらいですね、えぇ。
 プレイヤーとしては、常に冷戦沈着で、クレバーかつクリーンな守備をするディフェンダーでした。親友でもある憲剛選手は「日本で一番綺麗にボールを取るディフェンダーだといまだに思っている」と言っていました。
パオロ・マルディーニ好きを公言しているように、ファウルをせずにボールを奪う技術に長けている優雅なディフェンダーでしたね。なお昨日、石崎監督(プロ1年目の監督)に報告の電話したときは、「そういう守備の基礎を教えたのは全部ワシだと言っておけ」と言われたそうですが・笑。
 
 将来的には地元のJ2クラブである愛媛FCでプレーするというプランも昔は持っていたようで、「フロンターレみたいに愛媛を盛り上げようかな、とも思っていました」と明かしてくれました。ただ彼は、フロンターレの選手としてスパイクを脱ぐ決断をしました。そこらへんの美学も、ACミラン一筋を貫いたパオロ・マルディーニの影響も少なからずあったと話してくれました。
あまり本音を言わず、どちらかというとはぐらかすタイプでしたが・笑、それでもあの空気は取材していて楽しかったですね。
・・とまぁ、かき出すと切りがないので、このへんでやめておきます。まだ天皇杯もありますからね。
「天皇杯の優勝カップをケンゴから奪い取って掲げるイメージはできている」とのことでした。
天皇杯の決勝は1月1日です。1+1=2になります。最後に天皇杯を掲げる背番号2番の姿が見たいですね。
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