ジュビロ磐田戦レビュー:「アップのときのボール回し。あれがカギになるんですよ」。大島僚太がアップ中の感覚を、なにより大切にしている理由。







 どうも、いしかわごうです。

 先週末は、川崎フロンターレ取材でヤマハスタジアムへ。
新幹線で掛川駅まで行って、東海道線に乗り換えて磐田まで行ったんですけど、いやぁー、暑かったですね。掛川駅ホームで電車を待つ間ですら、ムンムンとした熱気で「やばい・・・」と思ったぐらいでした。

 ヤマハスタジアム取材は、わりと久しぶりな気がします。
このスタジアムは動線が複雑なんですけど、記者控え室のエリアも変わっていて、昔はメインスタンド側に記者控え室があったんですけど、いつの間にかアウェイゴール裏のエリア付近に移動されていて、それに気づかず、しばし探し歩いてしまいました。

 ただ記者席はピッチにすごく近くて、最高に近い観戦環境です。
選手のアップをこれだけ近い位置で見ることができる機会もなかなかありません。リオ五輪前最後の試合ということもあり、大島僚太の姿を、じっくりと追ってみました。

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「アップのときのボール回し。あれがカギになるんですよ」

 以前、大島僚太選手がそんなことを明かしてくれたことがあります。フロンターレの試合前のボールを使ったアップを見るとわかるとおもいますが、6対4でやっている鳥かごは、他のチームに比べると、かなり狭いエリアで行われています。しかもパスのスピードがかなり速いですから。

「6対4、普段の練習だと7対4でやっていて、4人がボールを追いかけてくる。実際の試合で4人以上がプレッシャーをかけてくる状況って、まずないですよね?4人来るということは4箇所、コースが消されるわけで。それでもうまくやれているときは、試合でも落ち着いてできるんです」

 なるほど。
ゴール前ならともかく、試合中に4箇所からプレッシャーを受けたり、4つのコースを消される場面というのは、普通の局面ではほぼありません。試合前にその感覚を研ぎ澄ませておくことで、試合中は余裕を持ってプレーしやすくなる、というわけです。大島僚太選手は相手のプレッシャーをかいくぐるのが、特にうまい選手だと思いますが、あのボール回しはそういう準備でもあるというわけです。

 そして、いつものようにスタメン組がロッカーに戻っても、残って鬼木コーチ相手にパス交換をしています。こちらは「今日はどんな感じか、自分としてはボールを触っておきたいんですよ」と、ギリギリまで自分のボールフィーリングを確かめておきたいからだそうです。

 しばらくチームを離れるので、試合前のアップの姿を間近でじっくりと見てしまったのですが、本当にギリギリまで研ぎ澄ましてプレーしているのだとあらためて感じましたね。そして試合でも「1アシスト」を記録。たいしたもんです。

 さて。
1-1の引き分けに終わった試合のレビューについては、ごうnoeで公開しています。巷では「名波監督のフロンターレ対策が機能した」という論評が多い印象ですが、「果たして本当にそうだったのか?」という観点で掘り下げてみました。

ラインアップはこちらです。

1.12回のオフサイドからわかる、ふたつの「もったいない」。

2.ハイラインを保つ磐田3バックが抱えていた、明確な「穴」とは?

3.好調だった車屋紳太郎の攻撃参加が、なりを潜めた理由。

4.「最後の工夫で足りなかったものは?」。橋本晃司が語った意外な答えとは?

5.若さは、難しさでもある。「ミスした後に立て直しができなかったのは、自分の問題です」(三好康児)。

 以上、5つのポイントで約6000文字です。今回は、わりと選手個人にフォーカスしています。

「最後の工夫で足りなかったものは?」。橋本晃司が語った意外な答えとは? / ワンポイントレビュー:リーグ2nd第4節・ジュビロ磐田戦:1-1

よろしくどうぞ。

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これで大島僚太選手と原川力選手は、国内合宿を経てブラジルへ旅立ちます。

試合後のミックスゾーンで、ボランチを組んでいたエドゥアルド・ネットに「これで大島僚太はチームを離れるとけど、コンビを組んでいて、どんな存在でしたか?」と聞いてみました。

彼は「リョウタが重要な選手であることには変わりないよ」と惜しみつつも、「ただ監督がリョウタに代わる新しい選手を入れると思うので、またその選手と一緒にやっていきたいね」とポジティブに捉えていました。

多摩川クラシコはどうなるのか・・・・楽しみですね。

ここでしか読めない大島僚太の小ネタも収録されていますよ。





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