昨日の麻生取材〜レナト・ショックあれこれ。庄子GM「最初は向こうが満額を提示してこなかった。ウチも残したい選手なので、『満額じゃないと移籍はありえない』と伝えたところ、向こうは払うと言ってきた。それで話がトントンと進んだ」






 どうも、いしかわごうです。

 例の「レナト・ショック」に関して、昨日の麻生取材を自分なりに少し振り返っておきます。

アウェイでのサガン鳥栖戦前日でした。ただ練習開始時間(10時)に麻生に着いても、グラウンドにはまだ選手の姿がありません。別に珍しいことではないので、「試合前日にやる全体ミーティングが少し長引いているんだろうな」ぐらいに考えてました。
 
 でも、なんというか、クラブハウスの雰囲気がいつも違ったんですよね。クラブスタッフが困惑している感じで、どこかバタバタとしている。「なにか起きた?」と思ってクラブスタッフに聞いてみたら、「そのうち、わかりますよ」と一言。すると、しばらくしてから、レナトだけが私服のまま出て行きました。他の選手たちは練習着でグラウンドにポツポツと出て行っているにもかかわらず、です。

 ちょうど移籍ウィンドウが開いている時期でしたし、僕はこれで状況を察しました。不安9割、期待1割で「・・・・もしかして、ドルトムントからオファーがきたのか?」とか能天気なことを思いましたが、そんなこともなく、中国のクラブへの移籍とのこと。広州でも広州恒大ではなく、広州富力というチームとのこと。今年はACLに出場し、ガンバ大阪と同じグループだったクラブです。

 練習はレナト抜きです。
スタメン組には船山貴之が入っていました。個人練習のパートでは、いつも壁を立ててフリーキックの練習に励んでいるのがレナトでした。多摩川クラシコで決めたフリーキックは、まさに麻生で励んでいた練習の弾道そのまま。でもこの日はレナトがいないので、あそこのエリアに誰もいません・・・なんだかレナト不在を感じる印象的な光景でした。

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 練習後には、鳥栖戦に向けた選手のコメント取材。試合のポイントを聞きつつ、今回のレナトの件も聞きましたが、どの選手もさすがに少なくない動揺があった印象です。そりゃ、そうでしょう。選手達も聞かされたのは、今日の練習前。いつものように鳥栖戦に向けたミーティングのつもりで集まったところ、まず庄子GMから話があって、そこでレナトから突然お別れの挨拶、という急転直下ぶりなのですから。選手達も寝耳に水、だったようです。

 アウェイ遠征に向けた選手バスが出発した後、庄子GMの囲み取材が行われることになりました。とはいえ、アウェイ遠征移動の試合前日ということで、記者はほんのわずか。言い換えれば、スポーツ紙の記者陣も情報を掴んでなかったほど急な話だったということでしょう。囲めるほどの人数はいない中で、庄子GMから今回の件に関する説明が始まりました(※一応断っておくと、ブロゴラやスポーツ報知で出ている情報と比べて目新しい情報はないです。そこはあしからず)。

「レナトに関して、中国の広州富力というクラブから正式なオファーがあって、そこに向けて正式な手続きをするということになりました。急な話ですが、中国リーグのウィンドウが明後日(16日)で閉まる。オファーの話が来たのが、昨日(13日)のお昼。ブラジルの代理人経由でウチのところに話がきました。そこで昨日の午後、練習後にレナトと話した。本人もわかっている話なので、そこで意思確認をしました。今日の練習の前に、もう一度レナトと話をしたが、あっち(中国)でプレーをしたいと。そういうことで手続きを開始しました。

 クラブとしては貴重な戦力であると考えているし、シーズン通してプレーしてもらいたいことを伝えていたが、ブラジルの親戚を含めて考えると、条件面・・・かなり良いと思われるが、あっちでやってみたいと話していて、今日再確認してもそこは変わらなかった。流れとしてはそういうところです。レナト自身も一昨日、オファーを聞いたばかりなので、ちょっとバタバタしている。手続きを進めているが、それも間に合うかどうかもわからない。ただ明後日に向けて間に合うように、クラブとしても準備を進めている。レナトもクラブも、急な話なので、サポーターやこれまで応援してくれた人に何も挨拶せずに、という状況。何かそういう機会があれば設けたいが・・・ちょっと急なので」

 質疑応答も行われました。

—–手続きが間に合わないという可能性は?
「それはわからない。クラブ間の契約関係は、今日と明日にやらなくてはいけない。あるとしたら、入国の関係。明日(15日)、本人が中国に入ると話していた」

—-移籍金に関しては?
「今年はまだシーズンの途中なので、当然、その違約金の設定はしている。最初は、向こうが満額を提示してこなかった。ウチも残したい選手なので、満額じゃないと移籍はありえないと伝えたところ、向こうは払うと言ってきた。それで話がトントンと進んだ」

—–満額を提示されると、移籍は断れない?
「要は、移籍を防ぐ為にそういう金額を設定している。本人が行きたいといえば、そこで話をしないといけない」

—–クラブ側に断る権利もあるのでは?
「そこは本人の考えもある。クラブとしては違約金の設定をしていて、そこを満額で出してくれるのであれば、そこからは本人と話し合いをして進めていくことになる。今回は本人が行きたいと言っている。引き止めて引き止まるならそうしたいが(苦笑)、そういう話でもない」

—-レナトに関して、これまで水面下で移籍の話はあった?
「今回に関して言えば、初めて。もしかしたら、他に中東のクラブからはあったのかもしれないが、具体化はしてこなかった。クラブとしては痛い。ただ今はベンチに入っている選手に奮起して欲しいと思っている」

———来季にかけて、新しい選手は獲得するのか?
「そこはそういう方向で動いています。想定してなかったわけではないので、現有戦力を見つつ、どのポジションでというのは踏まえながら、具体的に詰めていこうと思ってます」

・・・だいたいこんな感じでしょうか(雑談的な話題もあったので、質問は抜粋して紹介してます)。にしても、ビックリしました。もちろん今回の件について思うことは多々ありますが、いかんせん話が急過ぎるので、とりあえずは推移を見守るしかないといったところです。クラブとしては、正式に移籍手続きが済んでから、何らかのアナウンスをする予定だそうです。

 ドラゴンボール好きのレナト。フロンターレでのプレーがもっともっと見たかったですね。
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